8月23日放送のチコちゃんに叱られる!
陽だまりの縁側コーナーに
埼玉県 鎌田早苗さん 5さい(主婦)からの質問で
「がらんとしているの「がらん」ってなに?」
という質問がありました。
なるほどという答えが気になったので調べてみました。
チコちゃんに叱られる!がらんとしているの「がらん」ってなに?
がらんとしているの「がらん」ってなに?
答えは、お寺のお堂
詳しく教えてくださるのは
7回目の登場!
曹洞宗 宝林寺 住職
千葉 公滋 先生(ちば こうじ)
- ご存じない方も多いかもしれませんが がらん というのはお寺のお堂のことだそうです
- 何もない空間のことを がらん と言うのはお堂を示す 伽藍(がらん)に由来していると考えられているそうです。
- その 伽藍 は 僧伽藍摩(そうぎゃらんま)という仏教の言葉を略したものだそうです。
- サンスクリット語 サンガーラーマ(Saṃgha-ārāma)に漢字を当てはめたものだそうです。
- サンガーラーマ(Saṃgha-ārāma)→ 僧伽藍摩
- Saṃgha:お坊さんたちの集まりという意味。
- ārāma:休息する静かな場所という意味。
- お坊さんが集まり修行する静かな場所という意味の言葉だそうです。
- 仏教が起こった頃 お坊さんたちは野外で修行するのが基本だったそうです。
- お坊さんたちが集まり修行する場所は野原や林の中だったそうです。
- ですから サンガーラーマとは野外をイメージする言葉だそうです。
- 昔々 お釈迦様が仏教を広めていたころお坊さんたちは野宿をしながら外で暮らしていたそうです。
- そこに スダッタという大金持ちの男が現れたそうです。
- スダッタは貧しいものや親のない子供に進んで食事を分け与えるような心根の優しい男だったそうです。
- スダッタはお釈迦様が修行するための静かな場所サンガーラーマを探していると聞き 国中を探し回ったところ ジェーダという王子 が持つ林を見つけたそうです。
- スダッタは さっそく ジェーダ王子 に林を下さいとお願いに上がったそうです。
- ジェーダ王子 は林を全部黄金で敷き詰めたらといったそうです。
- スダッタが諦めると思いきやなんと全財産を投げうって全て黄金に替えて林に敷き詰めたそうです。
- その額50億金(今のお金でいくらなのか不明だそうです)
- 驚いた ジェーダ王子 は感心し林を スダッタ にくれたそうです。
- スダッタにここまでさせるお釈迦様とはどういう人なのか気になった ジェーダ王子 は お釈迦様 に会いに行ったそうです。
- その神々しさにすっかり心打たれ 野外ではなく建物の中でも修行ができるようお堂を造ったそうです。
- 林を上げるばかりか 修行のための立派なお堂を作ってしまったそうです。
- これで 雨の日も安心となり 外で修行していた お釈迦様 お坊さんたちもお堂の中でも修行するようになったそうです。
- そして サンガーラーマの意味は 野外で修行する静かな場所 → 修行する建物 = お堂(伽藍)に変わっていったそうです。
- しかし お堂(がらん)→ 物や人がいない空間として使われるようになったのでしょうか?
- 仏教は本来 外で修行するものだったそうです。
- 日本でも梅雨の間など雨露をしのいだりするとき以外はお坊さんたちは外で修行していたり旅に出ていたそうです。
- 伽藍(お堂)にはほとんど人はいなかった。
- 人気のない伽藍は、広々としてとても寂しい場所だそうです。
- お堂を意味する伽藍、これが「がらん」としている がらんどう というように使われ始めたと考えられているそうです。
チコちゃんに叱られる!がらんとしているの「がらん」ってなに? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!がらんとしているの「がらん」ってなに?
について情報発信させていただきました。