デング熱

デング熱!フィリピン滞在中予防方法!蚊に効く有効成分は何?

2019年からフィリピンではデング熱が大流行してして過去最悪のペースで既に600人以上の方が亡くなられたというニュースがありましたね。

今回はフィリピン渡航時にお役立ちする デング熱の予防方法やデング熱の発生源の蚊に有効な予防成分をご紹介させていただきます。

デング熱!フィリピン滞在中予防方法!

デング熱って何?

知子ちゃん
知子ちゃん

ねぇねぇ先生、デング熱って何?

かおり先生
かおり先生

デング熱は、デングウイルスという病原体が原因の感染症です。

知子ちゃん
知子ちゃん

へぇ~、とても怖いねぇ!

かおり先生
かおり先生

そうですね、デング熱は蚊に刺されてウィルスが、人から人に移り高熱が出ることでも知られています。

症状は、発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛、はしかの症状に似た皮膚に発疹が出たりすることもあります。

デング熱って治るの?

知子ちゃん
知子ちゃん

どうやって直すの?

かおり先生
かおり先生

治療方法は対症療法と言って患者さんの症状にあわせて処置をする治療法がおもな治療法です。

デング熱にも軽度、中等度、重度、急性といろいろあるので、患者さんの症状に合わせた治療していく方法をしていきます。

でも、中には生命をおびやかすデング出血熱にかかって、出血などを引き起こす出血性ショックになることもあります。

デング熱とフィリピンの関係は?

知子ちゃん
知子ちゃん

ねぇねぇ先生、日本にはないのに、なんでフィリピンはデング熱があるの?

かおり先生
かおり先生

デング熱は熱帯地域で発生する熱帯病の一つです。

フィリピンだけじゃなくて、今でも世界110か国以上で毎年、約5000万人から1億人が感染しています。

そのうち70%はアジアで発生しておりインドでは全世界の34%を占めるほどの世界一の感染者がいると言われています。

熱帯地域のフィリピンもデング熱の危険があります。

デング熱に効くワクチンはないの?

知子ちゃん
知子ちゃん

ねぇねぇ先生、インフルエンザにはワクチンがあるのにデング熱に効くワクチンはないの?

かおり先生
かおり先生

デング熱のワクチンはありますが、デング熱には4種の血清型が存在しています。

比較的軽症なものから重症型のデング出血熱とです。

ワクチンを接種することで、他の3種類のデング熱に感染した場合、死亡する症例が報告されています。

また、ワクチン接種を受けた子供が副作用で死亡した疑いがあったり、フィリピン政府として2017年末に使用を中止してます。

知子ちゃん
知子ちゃん

ふ~ん、そうなんだ!先生、今フィリピンのデング熱はどうなってるの。

かおり先生
かおり先生

2019年の1月から7月は14万6062人と前年同期の2倍の感染者と622人の死亡が確認されています。

6月に雨期に入ってから一段と感染者が増えていて7月14日~20日の一週間だけで1万502人が新たに感染しています。

雨期が終わる10月ごろまで週1万人前後の感染者が出るとフィリピン保健省が予想しています。

フィリピンではデング熱が3~4年の周期で大流行してきた経緯があります。

2019年は感染死亡者が1092人出た2016年を上回る過去最悪になる可能性があると予想されています。

そのため治療薬の開発が急がれていますが、現在でも治療薬がないので、蚊を駆除したり、ワクチンの研究、ウイルスに効く薬物治療が世界の研究機関で進められています。

本当に、とても恐ろしい病気です。

でも比較的、簡単にデング熱を予防できます。

それについては次の項でご紹介します。

デング熱の予防方法は?

残念ながら現在 デング熱の治療薬はできていません。

そこで 一番有効な予防方法として挙げられるのは蚊に刺されないことです。

蚊に刺されないようにするには 蚊取り線香を焚いたり防虫用のスプレーを体にかけたり キッドタイプは露出している肌に塗ったり色々ありますが 外を出歩いているときに一番有効なのは防虫スプレーを服の上から振りまくことです。

肌を露出しているところにスプレーしてもTシャツなどの上から蚊に刺されることもあるので 基本は長そで長ズボンがおすすめです。

でもでもせっかくの海外でおしゃれはしたいですよね。

そんな時は 服の上から防虫スプレーを振りまく方法が一番効果的です。

デング熱!蚊に効く有効成分は何?

蚊に効く、蚊を寄せ付けない有効成分

デング熱は原因となるヤブ蚊の中でも特に、ネッタイシマカ ヒトスジシマカなどの蚊によって媒介されます。

日本でもたくさんの種類の防虫スプレーが売られていますが 中にはヤブ蚊に効果の少ないものもあるようです。

そこで 今回は特に効果のある有効成分についてご紹介させていただきます。

厚生労働省が推奨している虫よけ成分は3つ!

  • ディート(DEET)
  • ユーカリ油(レモンユーカリ油)
  • ピカリジン(日本未発売)

この3つは、米国疾病対策センターの科学的検証で有効性が証明されて皮膚や衣服に使用することを米国環境保護庁の認可をされた成分です。

有効成分の濃度が高いほど、蚊の吸血に対する効果が長時間持続するそうです。

ただし ユーカリ油のような植物精油は効き目が弱いと考える専門家もいるそうです。

日本で入手できるのはディートの成分が有効とされているそうです。

虫よけスプレーを購入したら 必ず添付されている説明書の注意書きに従って使うことが大切だそうです。

また、小児に虫よけ剤を使う場合は、危険がないように大人が小児につけるようにするそうです。

虫よけスプレー選びのポイント!

キーワードは「ディート12%

虫よけ剤の有効成分といわれるのは ディート です。

ディートの化学名は、ジエチルトルアミドといいます。

昆虫がもっともいやがる成分で最も効果的で、効力が長持ちするそうです。

厚生労働省が現在、認可している虫よけ剤のディートの最高濃度は12%だそうです。

市販の虫よけ剤にはディートの濃度が12%未満の商品もありますがディートの濃度の違いは、効き目の長さのみで 安全性はどれも変わらないそうです。

ディート濃度12%の商品は医薬品になるそうです。

効果が高く安全な虫よけ剤を選ぶなら 商品がディート12%であるかをチェックする必要があるそうです。

追加記事1

厚生労働省が効果が高く安全な虫よけ剤成分 ディート医薬品は12%防除用医薬部外品は10%以下となっていましたが フマキラー株式会社から発売された虫よけスプレーは ディート医薬品で30%まで高めた商品が発売されたそうです。

ということで 厚生労働省が効果が高く安全な虫よけ剤成分 ディート医薬品は30%に変更になったそうです。

ちなみに【商品の特長】として 虫よけ成分 ディート 30%配合 虫よけ効果5 ~ 8 時間持続するそうです。

ディートが なぜ虫よけ成分として効果があるかというと 人間から発せられる二酸化炭素(CO2)を虫が感知するのを鈍くする働きがあるからだそうです。

人間皮膚呼吸で発する二酸化炭素(CO2)を感知して寄ってくるハエノミイエダニマダニアブナンキンムシツツガムシに効果があるそうです。

二酸化炭素(CO2)に反応しないゴキブリハチアリなどのには効果がないそうです。

追加記事2

ディートのは妊婦さんでも使用ができる成分ですが、それでも副作用が心配と感じる方 幼児にも使用できる虫除け成分として話題のイカリジンという物質があるそうです。

日本でも2016年から認可された ディート が使用できない6ヵ月以下の乳幼児にも使用できる成分だそうです。

大人だけでなく 子どもに使用できるので家族で使うばあいは イカリジン配合の虫除け剤がおすすめです。

また 乳幼児にも優しいということで衣類などの繊維にも優しいので衣服から吹きかけることもできるそうです。

虫除け剤直接肌につけるのが不安な方は衣類から吹きかける間接的ですが虫よけの効果発揮するそうです。

虫除け効果ディートほぼ同等効力がありますが対応できるブヨアブマダニ4種類だけになるそうです。

対応できる種類ディートよりりますが 日常生活で刺されることを予防したいイカリジンでもよいそうです。

なおその際には 商品パッケージの裏側にある有効成分に表記があるかどうか確認するか薬剤師に確認したほうがよいそうです。

虫よけ剤には医薬品としての虫よけ剤もあるそうです。

それは、池田模範堂の虫よけ剤ムシペールαだそうです。

1986年頃から日本全国各地で日本で感染症としてツツガムシを媒介とした感染症のつつが虫病の患者数が増加の一途をたどり 予防対策が社会的な重要課題になったそうです。

そのツツガムシの虫よけ剤としてディート12%濃度を含有したムシペールαが厚生労働省から感染症の予防効果があるとして、日本で初めて医薬品に承認されたそうです。

その後に発売されたムシペールPS医薬品として承認されているそうです。

なお現在日本で流通している虫よけ剤の多くは医薬品ではなく医薬部外品(防御用医薬部外品)だそうです。

よけ剤における、医薬品医薬部外品の違いは?

医薬品

  • 定  義
    使用目的が病気の診断 治療 予防に使用されるもの。
  • 有効成分
    ディート
  • 濃  度
    12%
  • 効果効能
    蚊 ブヨ サシバエ アブ ナンキンムシ ノミ イエダニ マダニ ツツガムシの虫よけ
  • 販売店
    主に薬局や薬店・ドラッグストアで購入可能
  • 改正薬事法により第二・三類医薬品の販売は登録販売者を設置すればコンビニやスーパーなどの小売店でも販売できるようになったそうです。
    さらに 一定の条件の下 インターネットや電話などでも販売できるようになったそうです。
    虫よけ剤は第二類医薬品にあたるそうです。

医薬品医薬部外品(防除用医薬部外品)

  • 定  義
    積極的に治療に用いられるものではなく人体に対する作用が緩和なもの。
  • 有効成分
    ディート
  • 濃  度
    主に5%~10%
  • 効果効能
    主に蚊 ブユ(ブヨ) サシバエ ノミ イエダニの虫よけが中心
  • 販売店
    主に薬局や薬店・ドラッグストアに加えコンビ二、スーパーなどでも購入可能。

デング熱!フィリピン滞在中予防方法!蚊に効く有効成分は何? まとめ

今回は、デング熱!フィリピン滞在中予防方法!蚊に効く有効成分は何?
について情報発信させていただきました。