12月14日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ年末を年の瀬というの?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ年末を年の瀬というの?
なぜ年末を年の瀬というの?
答えは、年末は借金清算のときで無事乗り越えるのが難しいから
詳しく教えてくださるのは
東京・墨田区 江戸東京博物館 学芸員
眞下 祥 先生(ました しょう)
- 年の瀬という言葉が使われ出したのは江戸時代初期の元禄年間(1688年-1704年)の記録が残っているそうです。
- 年の瀬の「瀬」という言葉の意味は川の瀬の意味だそうです。
- 川の流れが速くて急で渡るのが難しい所を指す言葉だそうです。
- これから転じて年の瀬は一年の内で一番越えることが難しい時期とう意味で年末の事を指すようになったそうです。
- 江戸時代の人たちにとって年末は越えることが難しい時期だったそうです。
- 大晦日が一年間の借金の総決算の日だったそうです。
- 江戸時代 町人や武士たちはツケで買い物をするのが一般的だったそうです。
- 商品を買うときに その場でお金を支払わず 盆や大晦日という大きな節目にまとめて支払うシステムだそうです。
- 大晦日は一年の締めくくりで この日までに溜まっているツケを支払う必要があるそうです。
- 中には支払うお金が足りないという事情を抱える人もいたそうです。
- ツケを払えない者に 取り立てる者。
- 大晦日は借金清算を巡る攻防が繰り広げられる決戦の日だったそうです。
- 当時の暗黙のルールは?
- 「大晦日を過ぎたら借金を取り立てに来ない」というものだったそうです。
- つまり 大晦日の一日を逃げ切れることができればお金の心配がなくなるということだそうです。
- という事で ずっと寝込んでいるフリをする仮病作戦やトイレにこもったり 落語では一日中葬式を出すといった奇策に打って出た人もいたそうです。
- なかには 出刃包丁を片手に武力行使に出る輩まで登場したそうです。
- しかし 取り立てる方も必死だったそうです。
- 5、6人の材木屋の男衆で大きな丸太を使って家ごとぶっ壊してしまえという荒業を起こすこともあったそうです。
- 逃げる方も 家を壊されてはたまらないので「家 壊されちまうじゃねーか!持ってけこの野郎」と借金を支払う人もいたそうです。
- 大晦日は 各地で このような攻防戦が繰り広げられていたそうです。
- ちなみに大晦日を越すと借金が無くなるのではなく次のお盆までは支払い期限が とりあえず延期されるという意味だそうです。
- みなさん!くれぐれもご利用は計画的にということだそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜ年末を年の瀬というの? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ年末を年の瀬というの?
について情報発信させていただきました。