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チコちゃんに叱られる!スペシウム光線はなぜこの形? 5月31日

5月31日放送のチコちゃんに叱られる!で
スペシウム光線はなぜこの形?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!スペシウム光線はなぜこの形?

スペシウム光線はなぜこの形?

答えは、動かないようにするため
(光線の合成が大変になるので手が動かないようにするため)

詳しく教えてくださるのは
ウルトラマンの放送開始から監督を務めてこられた御年86歳
後に1983年~TBS「金曜日の妻たちへ」などの大ヒットドラマを手掛けた大監督
初代ウルトラマン 監督
飯島 敏宏 監督(いいじま としひろ)
飯島敏宏

  • ウルトラマンは1966年にテレビ放送が始まった特撮ヒーローの草分け。
  • ウルトラマンの必殺技といえばスペシウム光線。
  • 今こそすべての日本国民に問います。

 

  • ウルトラマンのスペシウム光線はなぜこの形?
  • ひと言でいえば安定する、右腕の縦だけではぐらつく左腕を水平にして右腕に添えることで安定するからだそうです。
  • では、なぜ動いてはいけなかったのでしょうか?
  • CGもない 使っていなかった頃、動かれると大変だそうです。
  • CGで何でもできる今とはまったく違う作り方をしていたウルトラマン。
  • それがどのくらい凄いことなのか?
  • チコちゃんに叱られる CG担当 中野 大亮さんに聞いてみました。
  • 「今見ても 色あせないような 完成度の高い作品に 仕上がっているのは 自分たちが見ても すごいなと思います。パソコンもCGのソフトとかも一切ない中で 手作り感があるというか アナログな映像の作り方をしてたので いろんな制約があったと思うんですけど。ミニチュアを奥に建物を小さいのを置いて遠近感を出して そういう表現をするとか あと例えば映像の再生スピード… 」
  • ようするにコンピューターもない時代に特撮映像をすべて手作りしていたので かなり大変だったといっています。
  • ウルトラマンを制作した円谷プロダクションは、東京オリンピックが開催される直前の1963年 特撮の神様と呼ばれた 円谷英二さんが創設したそうです。
  • 映画でしか見られなかった特撮映像をテレビでもと生まれたのがウルトラマンの前進となった「ウルトラQ」新聞記者たちが数々の超常現象に遭遇!怪獣が大暴れする作品。
  • 現在 BS4K「ウルトラQ」4Kリマスター版 毎週水曜日PM4:30から放送中。
  • 怪獣と戦うヒーローとして1966年に新たに誕生したのがウルトラマンだったそうです。
  • その際、最も難航したのがウルトラマンの必殺技。
  • 飯島 監督いわく
  • 「いろいろかんがえましたよ 回して出してとか 手探りで そこ(現場)で考え出したことをいろいろやりましたね」
  • パンチやキックよりもカッコよく、これまでにない必殺技を作りたい。
  • そこで、飯島 監督が考え出したのが「スペシウム光線」だったそうです。
  • しかし、どんな光線にするべきか?試行錯誤の日々だったそうです。
  • 飯島 監督 談
  • 「怪獣の大きさが40m ウルトラマンの光線が そんな細い線じゃね」
  • 「幅の広い形でバーッとカッといきたいワケでしょ」
  • 光線が細すぎると 怪獣を倒すには地味。
  • もっと迫力ある光線を出したい そこで考えられた光線の幅が広いスペシウム光線っだたそうです。
  • しかし すべて手作りをしていた当時の制作スタッフには大問題だったようです。
  • 飯島 監督が考えたスペシウム光線を実際に描いたのは 光線などの絵を描く技術者だった光学作画 飯塚定雄さんだそうです。
  • 初代ウルトラマン 光学作画 飯塚定雄さん御年84歳
  • 光線は 一枚一枚描いたそうです。
  • 一枚一枚描くとはどういうことでしょう?
  • 50年ぶりにスペシウム光線を描いていただきました。
  • まずはスペシウム光線のポーズをしたウルトラマンの下絵に薄い紙を重ねて縁取りをします。
  • 今度は縁取り紙にまた 薄い紙を重ねて
  • サインペンで光線を1本1本描いていくそうです。
  • 今回 飯塚の感想は?
  • 「今頃 こんなウルトラマン描くなんて 夢にも思わんかったよ 俺は」
  • 一枚描き終わったら また新しい紙を重ねました。
  • 前の光線の位置と被らないように 光線の長さや位置を微妙に変えるそうです。
  • スペシウム光線を作るには 1秒間の映像に対して24枚も描く必要があったそうです。
  • 「5秒あれば それだけで120枚」
  • 「何秒も描いてくれっていったら」
  • 「冗談じゃねえよ 描けねえよ」
  • 毎週毎週 放送に間に合わせるために 飯塚さんは連日 会社に泊まり込んで光線ばかり描いていたそうです。
  • 飯島 監督が線画台の所に のぞきに行くと飯塚さんがずっと光線を描いていたそうです。
  • それを見ると 本当に大変だなと思ったそうです。
  • 飯塚さんは「大変だよ だから俺はもう 現場のスタッフになりたいと思った」そうです。
  • なぜなら現場のスタッフは「できた?できた?と言ってさ 偉そうなこといえるじゃない」
  • 描き終わったスペシウム光線の絵をパラパラ漫画のように下絵に重ねてみると
  • なんとスペシウム光線が動いて見えるそうです。
  • 手書きのスペシウム光線を一コマ一コマ画面に乗せていき 光っているような加工をしてやっと完成するそうです。
  • もし ウルトラマンの手が動いてしまったら…
  • 手の位置に併せてスペシウム光線を描きなおさなければいけないそうです。
  • これはとても大変なので 手が動かないようにするために伝説のポーズが生まれたそうです。
  • 最後にレジェンドのお二人から若者へのメッセージをうかがいました。
  • 飯塚さん「変な話 お金が欲しくてやってるんじゃない。やらなきゃなんないっていう責任感と そういいながら自分でやってると こういう効果がいいなって考えるワケ 何をしたら一番いいかって 自分で考える」
  • 飯島 監督「ウルトラマン撮っている時も そうですけど 自分に自信がなくて不安で不安でしょうがない時は いつも大丈夫 大丈夫 大丈夫って言うんです それをかっこよくいうとGo straight on(まっすぐ行きなさい)とにかく進むんですよ。」

チコちゃんに叱られる!スペシウム光線はなぜこの形? まとめ

今回は、チコちゃんに叱られる!スペシウム光線はなぜこの形?
について情報発信させていただきました。