12月14日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ音楽室には肖像画があるの?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ音楽室には肖像画があるの?
なぜ音楽室には肖像画があるの?
答えは、楽器のおまけだったから
詳しく教えてくださるのは
学校にある肖像画を
元全音楽譜出版社 営業担当
佐藤 一 先生(さとう はじめ)
- 昭和30年ごろに楽器のおまけとして音楽家の肖像画が描かれたカレンダーを配布したのがきっかけだそうです。
- 肖像画を楽器のおまけにしようと考えたのは当時 全音楽譜出版社社長の島田貞二さんだそうです。
- 全音楽譜出版社は当時 クラシック音楽の楽譜を販売する会社でしたが 新事業として学校への楽器の販売を考えていたそうです。
- そこで なにか良い宣伝方法はないか?考えていたそうです。
- そこで思いついたのがカレンダーだったそうです。
- もともと全音楽譜出版社は出版社でもあったのでカレンダーの製作の経験とノウハウはあったのでカレンダーをおまけにつけることにしたそうです。
- ただ カレンダーをおまけにしても人気がでないので ユニークな物を考えていたそうです。
- 当時 営業担当をしていた佐藤さんは社長とおまけの打ち合わせをしているときに社長からベートーヴェンの顔を知っているか聞かれたそうです。
- 佐藤さんは社長に「見たことがないのでしりません」と答えたそうです。
- 当時は作曲家の名前を聞いたことはあっても 作曲家の顔を見たことがある人はほとんどいなかったそうです。
- そこで思いついたのはクラシック音楽の作曲家の肖像画をカレンダーに作っておまけにすることにしたそうです。
- 島田社長は旧知の中の洋画家 大貫松三さんにベートーヴェンの肖像画を描いて欲しいと依頼したそうです。
- しかし 大貫松三さんはベートーヴェンの顔を知らなかったそうです。
- 島田社長もベートーヴェンの顔は知らなかったそうです。
- 大貫松三さんは 西洋で描かれたベートーヴェンの肖像画を苦労して何点か入手したそうです。
- その中から 現在ベートーヴェンといえば これという肖像画を選んだそうです。
- その肖像画はヨーゼフ・カール・シュティラーが描いたベートーヴェンの肖像画をモデルにしたそうです。
- それがこちら
- 大貫松三さんは モデルにした肖像画から楽譜などを無くした肖像画を描いたそうです
- 最初はベートーヴェンの肖像画のカレンダーをおまけにしたそうです。
- これが 大好評だったので 翌年のカレンダーはバッハ その翌年はヘンデルと毎年肖像画を変えてカレンダーをおまけにしたそうです。
- 肖像画のカレンダーは 学校の先生たちには大好評で大変喜びしたそうです。
- 学校の先生たちは カレンダーの部分を切り取り 肖像画の部分を音楽室に飾っていたそうです。
- これが 音楽室に肖像画が貼られるようになったきっかけだそうです。
- そして 昭和42年文部省が中学校音楽教材基準に決めたため 全国の音楽室に広まったそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜ音楽室には肖像画があるの? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ音楽室には肖像画があるの?
について情報発信させていただきました。