6月7日放送のチコちゃんに叱られる!で
靴ヒモがほどけるのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!靴ヒモがほどけるのはなぜ?
靴ヒモがほどけるのはなぜ?
答えは、ほどけるように結んでいるから
詳しく教えてくださるのは
結びかたの種類や歴史を研究する
東京・世田谷区 結び文化研究所 所長
小暮 幹雄 先生(こぐれ みきお)
- ヒモの結び方は約4000種類以上あるそうです
- 靴ヒモに一番適した結び方が、ちょうちょ結び だそうです。
- ちょうちょ結び(ちょう結び)の特徴は?
- 簡単に結べる。
- 結んでいるときにほどけにくい。
- すぐにほどくことができる。
- そんなちょう結びできつく結んでいるのになぜ靴ヒモはほどけてしまうのでしょうか?
- きつく結んでいるのに靴ヒモがほどけてしまうのは足の着地による衝撃とヒモにかかる遠心力で必ずほどけるそうです。
- 歩行中の靴ヒモには着地のときに強い衝撃が加わり結び目が徐々に緩んでいくそうです。
- さらに足の動きにより靴ヒモは振り子のように大きく振られ遠心力がかかるそうです。
- つまり、手でほどくのと同じように外側にヒモを引っ張る力が加わることでヒモがほどけていくそうです。
- では、靴ヒモがほどけにくくするにはどうしたらよいのでしょうか?
- 靴ヒモがほどける事には人一倍敏感そうなマラソン選手に聞いてみました。
教えてくださったのはこの方
2度のオリンピック出場を果たし 現在は日本陸上競技連盟理事を務めている
日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー
瀬古利彦さん(せこ としひこ)
- 靴のヒモがほどけるっていうのは大変なことなんですか?
- ヒモがほどけたとか 許せないよ そんなマラソン選手
- やはり、靴ヒモに対し強い情熱をもっているご様子!
- そんな、瀬古さんのヒモの結び方は・・・
- 瀬古さんの結び方
- ちょう結びをする
- ちょう結びの2つの輪っか同士をこま結びにする
- ちなみに元マラソン選手の増田明美さんも瀬古さんと同じ結び方だそうです。
- 瀬古さんに聞いてみた。
- 普段もその結び方で靴履いてるんですか?
- 瀬古さんは普段はやらないそうです。
- では、手軽でもっとほどけにくい結び方はないのでしょうか?
- 小暮 先生に聞いてみました。
- 「実はちょうちょ結びよりもほどけにくくて、しかも脱ぐときに簡単にほどける結び方があるんですよ。」
- 「それがイアン・セキュア・ノットという結び方です。」
- イアン・セキュア・ノットの結び方は?
イアン・ノットじゃなくてなくイアン・セキュア・ノットだったので訂正します pic.twitter.com/GtfYYWXla0
— M@S (@m_atmark_s) 2018年11月8日
- ちょう結びと比べヒモ同士の接触面が増え強度が増すそうです。
- イアン・セキュア・ノットをほどくときは左右のヒモの端を左右に引けば簡単にほどけるそうです。
- イアン・セキュア・ノットは最強の結び方だそうです。
- 実際に試してみた!
- 左足はちょう結び、右足はイアン・セキュア・ノットで東京タワーからどれだけ歩いたところでほどけるか?検証してみました。
- 歩くこと4Km品川駅まで来ました。
- 左右の足とも靴ヒモはほどけていませんでした。
- 東京タワーから10Kmの東京・大田区大森
- 左右の足とも靴ヒモに変化はありませんでした。
- この時、ディレクターにある疑問が芽生えたそうです。
- このまま実験を続けても結果が出ないのではないか?
- そこでネットで検索してある方法を見つけました!
- それは歩行ロボットに靴ヒモを装着して検証すれば自分はこの実験から解放される!
- ディレクターがやってきたのは
名古屋工業大学 電気・機械工学専攻 教授
佐野明人 先生(さの あきひと)
- 歩行ロボットに装着した靴ヒモは?
- 15Km歩行させても変化なしでした。
- 30Km歩行させても変化なしでした。
- 左右どちらもほどける気配が無いようです。
- 50Km歩行させても変化なしでした。
- 80Km、130Km、170Km、250Km・・・
- 現在は350Km名古屋あたりだそうです。
- 結論が出ないので検証中だそうです。
- このまま続けて実験をしているそうです。
更新情報1
靴ヒモニュース ●KUTSUHIMO NEWS● 6月14日放送
- 第一話 天下分け目のヒモ結び
- 右足 最強の靴の結び方 イアン・セキュア・ノット VS 左足 普通の ちょう結び
- どのくらい ほどけにくいのか検証
- 前回東京タワーを出発し東海道を進み続ける事、前回は350Km地点 名古屋に到着
- そして今歩いているのは、開始から400Km地点 岐阜県 関ケ原
- 靴ヒモはというと いまだ変化なし・・・
- つづく
更新情報2
靴ヒモニュース ●KUTSUHIMO NEWS● 7月12日放送
- 第二話 はんなりと揺れる足にはちょう結び
- 右足 最強の靴の結び方 イアン・セキュア・ノット VS 左足 普通の ちょう結び
- どのくらい ほどけにくいのか検証
- 前回東京タワーを出発し東海道を進み続ける事、前回は400Km地点 関ケ原に到達
- そして今歩いているのは、開始から480Km地点 千年の都 京都 祇園を横目に五条大橋を渡り、嵐山を目指して一路歩行中
- 靴ヒモを見てみると イアン・セキュア・ノット まったく変化なし…しかし、ちょう結びは、ちょっとほどけそうな気が!?
- つづく
更新情報3
靴ヒモニュース ●KUTSUHIMO NEWS● 8月23日放送
- 第三話 靴ヒモ揺られてどんぶらこ
- 右足 最強の靴の結び方 イアン・セキュア・ノット VS 左足 普通の ちょう結び
- どのくらい ほどけにくいのか検証
- 現在、歩き始めて670Km岡山県に到達
- ヒモを見てみると 最強の靴の結び方 イアン・セキュア・ノット も ちょう結びもまだほどけていません。
- とここで、実験が行われている名古屋から呼び出しの電話が…
- スタッフは急ぎ、名古屋工業大学 佐野先生の元へ。
- 佐野先生いわく「いや~ちょっと ほどけそうもないんですね」
- 「もう そろそろ…いっそ走らせてみます?」
- スタッフ「走らせる?どうゆうことですか?」
- 先生「新しく開発している走行ロボットがあるので」
- 先生「今の歩行ロボットの4倍のスピードが出る感じですね」
- ここまで670Km歩いてきた靴ヒモを走行ロボットに装着
- 果たして靴ヒモにはほどけるのか?
- あ~~~!ほどけた
- 実験を続けること2か月
- 歩いた距離は670Km
- 本当に調べる必要があるのか?
- それでも歩き続けた
- 全てはこの瞬間のために!
- 670Km歩き、さらに走り出して213m
- ついにちょう結びがほどけました。
- スタッフ「あれだけほどけなかったのになんでこんな急にほどけたんですか?」
- 先生「歩行ロボットよりも走る速度が4倍位はやいので大きな力が加わったり。」
- 先生「足首がより人の構造に近く柔軟でヒモがより激しく振られるからですね。」
- しかし、イアン・セキュア・ノットはまだほどけていません。
- スタッフ「先生、この調子でイアン・セキュア・ノットもほどけるまでやってもらっていいですか?」
- 先生「今ですね、学生が手動で操作しているので疲れでスポードが落ちてしまいます。」
- 先生「そこで、ロボットを自動化しようと思っているのでうまくいったらイアン・セキュア・ノットも再度実験できるかなと思っています。手動でなくモーターでできるように現在改良中です。」
- いつの日か、最強のイアン・セキュア・ノットがほどける日を夢見て
- 第一部 完結
チコちゃんに叱られる!靴ヒモがほどけるのはなぜ? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!靴ヒモがほどけるのはなぜ?
について情報発信させていただきました。