3月5日放送のチコちゃんに叱られる!で
野球のストライクってなに?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!野球のストライクってなに?
野球のストライクってなに?
答えは、審判の不満の声
詳しく教えてくださるのは
野球の歴史といえば過去に何度もお世話になっている
名城大学 外国語学部 准教授
鈴村 裕輔 先生(すずむら ゆうすけ)
- そもそもストライクは「打つ」という意味なのですが…
- 野球の審判がいうストライクは「打て!」という意味だったんです。
- 現在の野球のルール基礎は1845年にアメリカで生まれました。
- このときのルールでは ピッチャーはソフトボールのように下手投げでした。
- しかもバッターがリクエストしたコースに打ちやすい球を投げてくれるため…
- 打つのは当たり前のスポーツだったのです。
- 打つのが大前提でしたので 打たずに見送った球について現在のように審判がストライクやボールといった判定をする必要はありませんでした。
- そのため審判はキャッチャーの後ろではなくキャッチャーから少し離れた打席にたったバッターの向かいに立っていたといいます。
- 野球の人気が広まって野球チームが増えてくると選手の意識が変わっています。
- その結果 審判は「ストライク!」つまり「打て!」と叫ばざるおえない状況になったのです。
- ここでNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場
- グラウンドの中心で打て!と叫ぶ~ストライク誕生物語~
- のはじまり~ はじまり~
- 審判「さあ 今日もバンバン打ちまくってエキサイティングな試合にしてささっと終わらせましょう!」
- 当時は先に21点を取ったほうが勝ちというルールだったため…
- 得点が入らないとなかなか試合は終わりませんでした。
- そのためスムーズに試合を進めることも審判の大事な役割りだったのです。
- ところが…この日どうしてもヒットを打ちたいと思った最初の男が現れました。
- 実は この男 奥様に「ヒットが打てなければ晩御飯抜き」と言われていたのです。
- そこで この男はピッチャーに対して自分がヒットを打てる場所に球を投げるように要求しました。
- しかしピッチャーが この男の言うとおりに何ど球を投げても この男はボールを見送りました。
- この頃のルールでは 空振りを3回するとアウトになりましたが…
- いい球をいくら見送ってもアウトにはなりませんでした。
- だから どうしても打ちたかった この男…
- ピンポイントで得意な球が来るまで見送り続けたのです。
- 審判「これじゃいつまで経っても試合が終わらないんじゃないか いい野球というのはねぇ ピッチャーがいい球投げる そしてバッターがいい球来たらドンドン打つ!スポーツ なのにいい球来たのにぜんぜん打たない Why baseball people おかしいだろう! いい球来たら打て! 英語でいうとStrike! 以~上~!」
- いつまで経っても打とうとしないバッターに対する審判の不満が!
- 審判「Strike!(打て!) Strike!(打て!) Strike!(打て!) お前いい加減にして打てよ!」
- 審判「ストラ~~~イク!」
- これが「ストライク」誕生の瞬間です。
- 実際にはこういったシーンだったかはどうかは定かではありません。
- しかし いつまでも打たないバッターに対して「いい球なんだから打て!」「Good ball Strike!」と言った審判の不満の声がきっかけとなったのです。
- こうして1858年から いい球が来たのに打たない打者に対して「グッドボール ストライク」「いい球だ 打て!」と忠告することがルールとして決められました。
- それから少し時が過ぎ 「ボール」の誕生の瞬間が訪れます。
- ここでNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場
- グラウンドの中心でズルい!と叫ぶ~ボール誕生物語~
- のはじまり~ はじまり~
- 審判が あのボールを打たない この男に対して
- 審判「おまえさぁ! 今日いい球来たらドンドン打てよ!」
- この男「俺はねぇ! 血のにじむ努力をしてきたわけ バットが届くボールだったら必ず打つわ! 必ず打てる!」
- しかし この時のピッチャーは 勝つために打たせたくないと思った最初のピッチャーだったのです。
- この男は「この辺にボールを投げて」と要求。
- しかしピッチャーはぜんぜん違う場所にビールを投げました。
- 審判「打てよ!」
- この男「今のは無理だよ! 今のはちょっと変なボール いや~ちょっとおかしいかな」
- 打たせたくないピッチャー「勝つためには 打たれなかったらええのや!」
- そう このピッチャー バッターのリクエストを無視した 打ちにくい球ばかりを投げ続けたのです。
- 審判「打てーー!」
- この男「あいつが変な方ばっかり投げるからうてねえよ!」
- 審判「これじゃ いつまで経っても試合がおわらないんじゃないか Why baseball people おかしいだろう! お前が投げる球は バッターが打てないズルい球だ! 英語でいうとUnfair ball!(アンフェア・ボール!) 以~上~! 」
- いつまでも打ちやすい球を投げないピッチャーに対する審判の不満が…
- 審判「お~い! お前はさっきからズルい球しか投げないじゃないか! お前の球はアンフェアボールだ!」
- これが「ボール」が生まれたきっかけです。
- 打者が打ちにくい球に対して「アンフェアボール」と忠告するようになり 後に略されて「ボール」というようになったのです。
- この男「もう! いい球来るまで オレ絶対に打たないからねぇ!」
- 打たせたくないピッチャー「オレだって そうやすやすと打たれてたまるかぁー!」
- こんな選手が増えると…
- 審判「アンフェアボール」「ストライク 打てよー! おまえ!」…….の繰り返しでした。
- 日没までに決着のつかない試合が増えていったのです。
- こんな泥仕合にならないように後にアンフェアボールを9球なげたら出塁できるというルールが生まれ これが現在のフォアボールになります。
- また3球いい球を見送ったり空振りしたりするとアウトに三振というルールが生まれていったのです。
- こうして野球は 打つのがあたりまえのスポーツからピッチャーとバッターの駆け引きを楽しむスポーツへと変わっていったのです。
- そして 妻にヒットを打てと脅されていた この男にも ついに打つ瞬間が!
- この男「ピッチャー! カモーン!」
- 打たれたくピッチャー「打てるものなら打ってみろー!」
- この男が打ったー!
- でも1塁に到着する前に「アウト!」
- 鈴木先生によれば ストライクが出来たのは1858年 ボールが出来たのは1863年だそうです。
- ちなみに「アウト」は なぜ「アウト」というのか?なんですけれども…
- もともと「ストライク」や「ボール」よりも先に有ったルールで 審判が選手に「これ以上プレーできないのでフィールドから出て行きなさい」という意味で「アウト」というようになったということです。
チコちゃんに叱られる!野球のストライクってなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!野球のストライクってなに?
について情報発信させていただきました。