12月24日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜクリスマにスチキンを食べる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜクリスマにスチキンを食べる?
なぜクリスマにスチキンを食べる?
答えは、はしゃぎすぎたから
詳しく教えてくださるのは
以前なぜクリスマスプレゼントを靴下に入れる?で解説頂いたクリスマスの歴史のエキスパートです
なぜクリスマスプレゼントを靴下に入れる?(2019年11月29日放送)
専修大学 文学部 教授
道家 英穂 先生(どおけ ひでお)
- 「クリスマスにチキンを食べるようになったのは人々がはしゃぎ過ぎたせいなんです」と道家先生
- そもそもクリスマスは キリストの生誕をお祝いする祝日とされていますが…
- もともとは違う祭りだったそうです
- 古代ローマ時代 12月になると農業の神様に翌年の豊作を願う「農神祭(のうしんさい)」が行われており これがやがてクリスマスになったと言われているそうです
- 12月17日から7日間 奴隷にも自由が与えられて身分の違いを忘れて楽しもう そんなお祭りだったそうです
- さらに4世紀になるとキリスト教の指導者たちが布教のために12月25日をキリストの生誕をお祝いする日と定めたそうです
- しかし 今のように娯楽や行事がほとんど無い時代
- お祝いは思わぬ方向に…
- クリスマスチキンは 宴好きの大人たちの失敗と反省の末 誕生したそうです
- そこでスタッフの会議で 15分の激論の末
- クリスマスに最もふさわしい声ということで選ばれたつぶやきシローさんのナレーションで『クリスマスチキン誕生物語』がスタート
- むか~し昔 真冬のヨーロッパでクリスマスの前身の祭りがおこなわれてたんだよね
- 人々はお祭りで普段のうっぷんを晴らすように どんちゃん騒ぎしてたんだよね
- どうして呑むとハメを外しちゃうんだろうね?
- あれ何回学習しても治んないよねぇ
- そして年々度を超してハメを外し過ぎるようになったんだって
- 若者たちが「酒をよこせぇ~」って住居に侵入したり 酔っ払いが教会を襲撃したり 賭け事をしたり…
- 裁判沙汰になっちゃうくらい そりゃあもうメチャクチャなクリスマスだったんだってぇ
- さらに あることが問題になったんだよね
- みんな はしゃぎ過ぎてクリスマス料理食~べすぎちゃったんだよねぇ
- 1213年イギリス・ジョン王の宮廷では…
- ワイン6,500L・豚400頭・ニシン1万5千匹・ウナギは1万匹食べてたんだって
- ワインはお風呂満タンで35杯分
- 豚はトンカツ2万枚分だねぇ~
- 当然さぁ 食べきれるわけもなく大量のフードロスも起きたんだって
- 食べ過ぎで思い出したんだけど…
- お昼に食べ過ぎて ウハッもう今日はもう何もいらないって思ったんだけど夜しっかりたべるよねぇ
- 忘れちゃうんだよね 人って
- 大量の料理と食べ残しが問題になって14世紀にはイギリスの王様・エドワード3世が…
- クリスマス料理の縮小を法律で定めたんだね
- その後 16世紀になるとイギリスではどんちゃん騒ぎを嫌うプロテスタントの影響が大きくなったそうです
- そこで立ち上がったのがイギリス国教会で当時一番偉かった大主教のトマス・クランマーだそうです
- トマスは 「牛とか鶏は牛乳や卵が取れるからクリスマスに大量に殺してしまうのはもったいない 今後一切クリスマスは他の料理をやめて食肉用だけの七面鳥か鶴か白鳥のどれかを食べてください」って言ったんだって
- でも 鶴や白鳥は筋肉が多すぎて硬くて消化不良になったんだってぇ
- スマートだもんね 脚とかねぇ
- みがなさそぉ
- その点 七面鳥は肉厚で柔らかくて人気があったんだよねぇ
- しかも七面鳥って結構大きくて1羽で家族み~ながお腹いっぱいになれたんだって
- それで七面鳥を食べるようになってクリスマスの食べ過ぎ はしゃぎ過ぎ問題が解決したんだねぇ
- クリスマスで思い出したんだけど…
- 赤いブーツのお菓子あるじゃない
- あれ食べ終わったあと あの靴ん中に足をいれてみるよね
- 入んないだけどね
- でも子供のころは・・・
- 「合間に分かりにくい例えもあったりしますけど おおよそはこうやって七面鳥がクリスマスに根付いていったんです」と道家先生
- しかし ここで大きな疑問が…
- 日本は七面鳥じゃなくてチキンですよね?
- 「そうなんです」と道家先生
- 日本でも戦後になってアメリカから七面鳥を食べる習慣が伝わったのですが…
- そもそも日本には七面鳥があまりおらず 肉がパサパサしていて日本人の口に合わないということで根付かなかったそうです
- そこで七面鳥の代わりに食べられたのが 当時 日本でもたくさん飼育されていた鶏
- チキンです
- さらに1970年代には あの白い髭 白いスーツのおじさんがトレードマークのケンタッキー・フライド・チキンがクリスマスにフライドチキンを食べようというキャンペーンを行い大ヒット
- 日本ではクリスマスといえばチキンが浸透したそうです
- ちなみに世界的に見るとクリスマスに七面鳥やチキンを食べるというのは定番ではなく
- 世界のクリスマスディナーはバラエティーに富んでいるそうです
- 例えばオーストラリアや南アフリカでは 夏にクリスマスを迎えるのでBBQが定番料理なんだそうです
- ということで 意外と知らない世界のクリスマス定番料理を調べてみました
- 集まっていただいたのは…
- フランス出身のキャロラインさん
- チェコ出身のヤクブさん
- 最後は フィンランドのヨハンナさん
- みなさんクリスマスに何を食べるのでしょうか?
- まずは美食の国 フランスでは?
- ラパン(ウサギ)のグリル
- フランスでよくクリスマスや祭り行事でよく食べているそうです
- 肉がとても柔らかくておいしいそうです
- シャンペーンを飲みながら食べるそうです
- なんか豪華で素晴らしいですね
- 続いてチェコでは?
- チェコのクリスマスの伝統料理は 鯉のフライだそうです
- チェコ人はクリスマスに鯉を食べるそうです
- チェコには海がないので魚がなかなか獲れないので
- 代わりに池が多いからだそうです
- 鯉を生きたまま家に持って帰ってバスタブの中に入れて泳がせておいて…
- お父さんがクリスマス当日に捌く(さばく)そうです
- サンタクロースの家があると言われる北欧フィンランドでは?
- フィンランドのクリスマス料理は ミルクライスだそうです
- お米を牛乳で炊いたものっていうすごいシンプルなもので シナモンをかけて食べる前に砂糖をかけてあまくするそうです
- 世界的に見るとクリスマスにチキンを食べるのは 日本・ブラジル・ジンバブエなどで…
- あまり多くはないそうです
- みなさん!Merry Christmas♪
- VTRで豪華な食事を禁止する代わりに七面鳥を食べることになったとありましたけれども その後 クリスマスのお祝い自体が禁止された時期もあったそうです
- そしてクリスマスが街中大騒ぎをして暴飲暴食をする日ではなく静かに家族でお祝いする日へと変化する中で七面鳥も定着していったということだそうです
チコちゃんに叱られる!なぜクリスマにスチキンを食べる? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜクリスマにスチキンを食べる?
について情報発信させていただきました。