11月29日放送のチコちゃんに叱られる!で
クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?
クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?
答えは、金貨が干してある靴下に入ったから
詳しく教えてくださるのは
西欧文学の研究をしておりクリスマスや
サンタクロースの歴史についても詳しいお方
神奈川・川崎市 専修大学 文学部 教授
道家 英穂 先生(どおけ ひでお)
- サンタクロースのモデルになったのは”聖・ニコラウス”というひとだそうです。
- 今から1700年前・4世紀の小アジアでキリスト教の司教をしていたそうです。
- サンタクロースの名前の由来もオランダ語のシントゥ・ニコラースが変化して…
- シントゥ・ニコラース
↓
シント・ニコラース
↓
サンテニコラース
↓
サンタクローズ
↓
サンタクロースになったそうです。 - 聖・ニコラウスと靴下のプレゼントにはどんな関係があるのでしょうか?
- そこには、ちょっと感動的な物語があるそうです。
聖ニコラウス物語
昔々、小アジアの古代都市・ミュラ(現在のトルコ・デレム)にキリスト教の司教がいました。
その司教は二コラウスという人でした。
ニコラウスは人々にキリスト教の教えをとき、惜しみない愛を注いだ優しい人でした。
ニコラウスが住んでいた家の近くには、貧しい生活を送っていた家族がいました。
その父親は、3人の娘たちに嫁入り道具を用意してあげることもできなかったのでした。
あるとき、父親は貧しさのあまり、娘たちを売りに出そうと考えていました。
このことを知った、心優しきニコラウスは、当然ほおっておくことができなかったのでした。
娘たちが幸せになるお手伝いをしました。
真夜中に、その家を訪れたニコラウスは、窓から娘たちのために金貨を投げ入れたました。
すると、投げ入れた金貨は乾かしていた洗濯物の靴下の中にスポッと入いりました。
翌朝、靴下の中から金貨を見つけた家族はとっても喜びました。
結局、その金貨のおかげで長女は無事に嫁入りすることができました。
そして、ニコラウスは二女のときも三女のときも金貨を投げ入れました。
こうして、3人の娘はお嫁に行けました。
- この伝説をもとにサンタクロースが靴下にプレゼントを入れる文化が定着していったそうです。
- 日本の文献に初めてサンタクロースが登場するのは1900(明治33)年だそうです。
- それは教会に通う子供たちに書かれた本だそうです。
- その名も「北國の老爺 三太九郎」(ほくこくのおやぢ さんたくろう)
- その挿絵がこちら⤵
- お供の連れているのはトナカイではなく、ロバ。
- プレゼントが入っているのは白い袋ではなくカゴでした。
- そして明治末期以降、サンタクロースの情報も広まっていき
現代とほぼ同じようなサンタクロースになっていったそうです。 - プレゼントを靴下に入れる姿も描かれるようになったそうです。
- そして日本中にクリスマスの文化を一気に広めたのが…
- 1966(昭和41年)から放送された、アメリカのテレビドラマ「奥さまは魔女」
- 当時、アメリカのホームドラマをお手本に日本でもプレゼントとツリーを囲んで家族でクリスマスを祝うようになったそうです。
- クリスマスケーキもこの時期に大量に作られるようになり、現代につながるクリスマスの形ができたそうです。
- このころに日本全国でも靴下にクリスマスプレゼントを入れる習慣ができてきたそうです。
- 今回の話には諸説あって、窓ではなく煙突から金貨を落としたという内容もあるのですが、どちらが正しいのか今だよくわかっていないそうです。
- ちなみに聖ニコラウスが3回目に金貨を投げ入れている様子を、お父さんが発見してニコラウスがやっていることがわかったそうです。
チコちゃんに叱られる!クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?
について情報発信させていただきました。