5月29日放送のチコちゃんに叱られる!で
打ち合わせはなぜ「打つ」?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!打ち合わせはなぜ「打つ」?
打ち合わせはなぜ「打つ」?
答えは、雅楽の楽器を”打って””合わせて”いるから
詳しく教えてくださるのは
神社の宮司で民間では最も古い雅楽会の会長
小野照崎神社 小野雅楽会 会長
小野 貴嗣 先生(おの たかし)
- 実は打ち合わせという言葉は日本古来の音楽である雅楽が由来との事。
- 宮中行事などで披露される雅楽とは、今から1200年以上前の平安時代、日本から古くからあった音楽と中国・朝鮮半島などから伝わって来たアジア諸国の音楽を融合して出来たもの。
- 貴族を中心に愛されて、儀式や祝いの席で演奏されていた雅楽は日本最古といわれる音楽文化の一つで、2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録。
- 今では神社で行われる神前の結婚式や初詣などで聴く機会がありますよね。
- そしてこの雅楽で使われる楽器は大きく分けて3種類。
- 管楽器 – 笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)などで主なメロディーを担当
- 打楽器 – 鉦鼓(しょうこ)、太鼓(たいこ)、羯鼓(かっこ)などで演奏のスピードを調整
- 絃楽器 – 箏(そう)、琵琶(びわ)などで全体のリズムをとる
- 雅楽のリズムは独特で一見して掴みどころがありませんが、全体の演奏リズムなどは羯鼓が管理を担っていて、これはオーケストラで言う所の指揮者のような役割。
- そしてこの羯鼓が「打ち合わせ」における重要な役割を果たしているとか。
- とここでリモートによる番組の制作スタッフ打ち合わせに雅楽の打ち合わせを組み合わせるという謎のイベントスタート。
- リモートに並ぶ雅楽の演奏者を見てあっけにとられる制作スタッフをよそに、ドンドンとリズムが奏でられ、
- 演奏に合わせて舞も披露される事態に。
- 実際に雅楽の打ち合わせでは全体で集まる前に、打楽器だけで演奏の速さを合わせる打ち合わせを行うのが普通なんだとか。
- この時に基準となるのが羯鼓のリズム。
- このようにして文字通り楽器を「打って」演奏速度を「合わせる」ので、打ち合わせなんですね。
- これが転じて現在では何かを成功する為に前もって集まって相談する事を打ち合わせと表現するように。
チコちゃんに叱られる!打ち合わせはなぜ「打つ」? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!打ち合わせはなぜ「打つ」?
について情報発信させていただきました。