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チコちゃんに叱られる!レモンティーの色はなぜ薄い? 11月20日

11月20日放送のチコちゃんに叱られる!で
レモンティーの色はなぜ薄い?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!レモンティーの色はなぜ薄い?

レモンティーの色はなぜ薄い?

答えは、トロポロンが無色になるから

詳しく教えてくださるのは
物質の化学変化を長年研究している
千葉・東宝大学 習志野キャンパス 理学部 教授
今井 泉 先生(いまい いずみ)
今井泉

  • レモンティーの色が薄くなるのは紅茶に含まれている色素の構造が変わったからなんです。
  • 色素の構造が変わる いったいどういうことなのでしょうか?
  • それは紅茶に含まれるポリフェノールという物質が鍵を握っています。
  • みなさんも聞いたことがあると思いますが…
  • ポリフェノールとは ワインやお茶に含まれている苦みや色素の成分。
  • 実は この中にレモンティーの色が薄くなる原因となる成分があるというのです。
  • その中の テアフラビンという色素があって…
  • その色素の中の一部の構造にトロポロンという構造があります。
  • 先生によると トロポロンは普段 赤茶色で 紅茶の色の一部になっているそうです。
  • このトロポロンはレモンに含まれるクエン酸などに触れると無色になるといいます。
  • もう少し詳しく説明していただきました。
  • クエン酸にトロポロンが触れると構造が変わっていきます。
  • そういうことによってトロポロンが無色になる。
  • レモンティーの場合 クエン酸によってトロポロンの1箇所が変化するだけで…
  • 赤茶色のトロポロンが無色になり 紅茶に含まれる赤色の成分が少なくなるため色が薄くなるのです。
  • このように酸やアルカリが加わることによって色素の構造が変わるってことは結構あるんです。
  • 先生によると 様々な色に変化する不思議なハーブティーがあるのです。
  • そこで実験
  • それはマロウブルーというハーブティー。
  • このマロウブルーに酸性 アルカリ性 中性の物を混ぜると 様々な色の変化が見られるといいます。
  • まずは紅茶の色を薄くした酸性の「レモン汁」からマロウブルーはどんな色に変化するのでしょうか?
  • 鮮やかなピンク色に変化しました。
  • 続いてアルカリ性の「にがり」ではマロウブルーはどんな色に変化するのでしょうか?
  • きれいな青色に変化しました。
  • では「にがり」とはアルカリ性の強さが違う「卵白」を入れるとマロウブルーはどんな色に変化するのでしょうか?
  • 緑色に変化しました。
  • 先ほどはテアフラビンという色素の構造変化だったんですけれども…
  • 今回はアントシアニンという色素の構造が変化します。
  • このマロウブルーに含まれるアントシアニンは中性だと紫のままですが…
  • 酸性だとピンク系に アルカリ性だと緑やブルー系に。
  • 濃度によって さまざまに変化します。
  • 液体も面白いんですけども食べ物でもできるそうです。
  • 今回は中華麵で実験します。
  • 先ほどのマロウブルーと同じアントシアニンの色素を持つ紫キャベツの煮汁で中華麺をゆでます。
  • すると中華麺は黄色から緑色に変化しました。
  • そこにレモン汁をかけ 更によくかき混ぜてみると キレイなピンク色の麺に変化しました。
  • 紫キャベツのアントシアニンと中華麺のつなぎに使われるアルカリ性のかんすいが…
  • 反応して緑色に変化 更にそこにレモンのクエンが反応してピンク色に変化したのです。

チコちゃんに叱られる!レモンティーの色はなぜ薄い? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!レモンティーの色はなぜ薄い?
について情報発信させていただきました。