5月13日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ人は旅に出る?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ人は旅に出る?
なぜ人は旅に出る?
答えは、旅に出ることは人間の性だから
詳しく教えてくださるのは
人類の移動に関する研究の第一人者
東京大学 総合研究博物館 教授
海部 陽介 先生(かいふ ようすけ)
- 人が旅に出るのは人間の性だからという一面があるからだそうです
- そしてこの旅に出るということはホモ・サピエンス特有の行動だそうです
- 先生によると渡り鳥など動物が食料や暖かさを求めて動くのはあくまでも移動でしかなく
- 目的も行き先も自由に選んで移動するのが旅
- そして これは人間だけの行動だそうです
- 私たち人間の祖先は何万年も前の旧石器時代から新しい世界を開拓する旅を繰り返してきたそうです
- 旅によって新しい土地を見つけたとき今住んでるとこより環境が良ければ移住する
- そういったことを繰り返してきたと思われるそうです
- その結果ホモ・サピエンスは爆発的に世界へと広まっていったそうです
- では なぜホモ・サピエンスだけが旅をするのでしょうか?
- ホモ・サピエンスがこれほどまで生息域を広げることができたのは…
- 自由な移動や旅を実現させるための3つの能力が備わっていたと考えられるそうです
- その1つ目の能力が「知恵」だそうです
- ホモ・サピエンスは様々な困難に対して知恵を使って必要な技術や道具を発明したそうです
- 特に大きかったのは優れた移動手段の発明だそうです
- ホモ・サピエンス以前の人類が生息していた範囲はアフリカ大陸の最南端アガラス岬から北側は北緯50度辺りで止まっているそうです
- ここで待ち受けていたのは寒さという困難だったそうです
- そこで機能的な服を作って暖かさを確保し犬ぞりなど雪道を進むための道具を歴史の中で発明していったそうです
- そして東側の東南アジアの先ではさらに大きな困難が行く手を阻んだそうです
- これは海という壁が立ちはだかっていたからだそうです
- しかしホモ・サピエンスは舟を発明しその壁を乗り越えたそうです
- 必用な技術や道具の発明をする知恵があったからこそ私たちの祖先は困難の先に進むための術を手に入れることができたそうです
- この道具を生み出す知恵が現代のホモ・サピエンスにもちゃんと引き継がれている場所があるそうです
- 東京・新小岩の駅前のロータリーでベンチに腰掛けてプチ宴会で缶チューハイを飲んでいた紳士に聞いた「あなたにとって人類の知恵とは?」
- 「テレビのリモコンとか あれ出たころはやっぱり便利だなと思った」との回答
- 東京・赤羽で小型犬をだっこしながら散歩していたマダムに聞いた「あなたにとって人類の知恵とは?」
- 「お洋服がいっぱいあるよね この子の 着物あったりとか コートあったりとか」との回答
- 東京・赤羽で町をいくマダムに「あなたにとって人類の知恵とは?」と聞いてみると
- 「通帳入れる財布 自分でミシンで縫ってつくりました」
- しかし優れた道具を作り出したからといって目的地にたどりつけるとは限りらず
- 旅を成功させるには計画性も必要になるそうです
- そこで発揮されたであろう2つ目の能力が情報ネットワークだそうです
- 旅を実現させた能力その②情報ネットワーク
- ホモ・サピエンスは仲間同士で情報を共有するのが得意だそうです
- お互いが知らないことを教え合って旅の困難を乗り越える方法を共に考えたそうです
- 1人でやろうとしてもできなかったことを仲間との深いコミュニケーションにより知恵と知恵を組み合わせることで可能にする
- つまり新たな知恵を生み出すことができたそうです
- 仲間で知恵の価値を高めていく そんな情報ネットワークを持っていたことがホモ・サピエンスの強みであったと考えられるそうです
- この情報ネットワークが現代のホモ・サピエンスにもちゃんと引き継がれている場所があるそうです
- 東京・錦糸町で町をいくマダムに聞いてみました「あなたの情報ネットワークで知ったことは?」
- 「娘が結婚して旦那さんが色々なポイントを集めてるっていうのを聞いて 私も少し考えるようになりました」
- 東京・赤羽で町をいくマダムに聞いてみました「あなたの情報ネットワークで知ったことは?」
- 「誰々が足が痛くて入院したとかね うちの孫も23歳になるけど嫁に行かないから彼氏もいないからね」
- 「この間オレオレ詐欺があって実際 ATMで電話しながら杖をついてる おばあちゃんがいてATMで操作しているから”おばあちゃん大丈夫”って言ったら”経済産業省の人としゃべってるから”っていうから それ詐欺じゃんって 全国のおじいちゃんおばあちゃん オレオレ詐欺には本当に気を付けてください」
- 安全な旅をするために試行錯誤を繰り返したホモ・サピエンスなんですが…
- では そもそもなぜそこまでして旅に出ようとしたのでしょうか?
- 旅を実現させた3つの能力の最後の1つ それが好奇心だそうです
- 旅を実現させた能力その③好奇心
- 他の動物には好奇心はないんでしょうか?
- 他の動物にも好奇心はあるそうです
- しかし人間の好奇心はとても強く時に大きな挑戦もするそうです
- ホモ・サピエンスはおよそ3万8千年前 海を越えて日本列島にやってきたそうです
- 先生は国立科学博物館の授業として当時の航海を再現したそうです
- 実際に海を渡ってみたことでホモ・サピエンスが困難に直面していたことを実感できたそうです
- 食料を探したり危険から逃げるだけなら水平線の向こうを目指す必要はないはずだそうです
- それでも祖先たちが この航海をしたのには特別な動機があったはずだそうです
- それは まだ見たことがないモノへの強い好奇心以外に考えられないと思われるそうです
- 命の危険があるにもかかわらずホモ・サピエンスが旅に出た その原動力は好奇心以外の何物でもなかったのだと先生はいいます
- この好奇心が現代のホモ・サピエンスにもちゃんと引き継がれている場所があるそうです
- 東京・赤羽で町をいくマダムに聞いてみました「あなたにとって人類の好奇心とは?」
- 「この年でダンスをちょっとね 踊ってます」
- 東京・赤羽で町をいく紳士に聞いてみました「あなたにとって人類の好奇心とは?」
- 「今一番行きたいのは高野山 足腰丈夫なうちじゃないと ああいうとこ行けないから」
- 東京・赤羽でカラオケボックスで歌うマダムに聞いてみました「あなたにとって人類の好奇心とは?」
- 「コーラスをやってて教える先生がプロの方だったので声の出し方とかすごく教えてもらって歌ってよければ歌ってみたいなと思います」
- 番組スタッフもこのマダムの歌を聞いてみたいと好奇心が湧いてしまったので
- タイトル:遠くへ行きたい(ジェリー藤尾)
- 歌っていただくのは東京・北区にお住いの佐藤さん
- 「知らない街を♪ 歩いてみたい♪ どこか遠くへ♪ 行きたい♪」
- ホモ・サピエンスは強い好奇心を胸に知恵と情報ネットワークを駆使して旅に挑み続けてきたそうです
- そして 今なお エベレストの頂や深海 遥かなる宇宙など未知の世界へと旅を続けているそうです
- 私たちの心の中にも どこかに行きたい 旅に出たいという衝動があるそうです
- それを私たちが祖先から受け継いできたホモ・サピエンスの性のようなものではないかと先生はいいます
チコちゃんに叱られる!なぜ人は旅に出る? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ人は旅に出る?
について情報発信させていただきました。