チコちゃん

チコちゃんに叱られる!太るとわかっていてもごはんを食べたくなる?11月15日

11月15日放送のチコちゃんに叱られる!で
食べ過ぎると太ると知りながらついごはんが食べたくなっちゃうのはなぜ?
という質問がありました。

なるほどという答えが気になったので調べてみました。

チコちゃんに叱られる!太るとわかっていてもごはんを食べたくなる?

食べ過ぎると太ると知りながらついごはんが食べたくなっちゃうのはなぜ?

答えは、人類が火と出会ったから

詳しく教えてくださるのは
慶應義塾大学 医学部 教授で
日本高血圧学会 理事長
伊藤 裕 先生(いとう ひろし)

  • そもそも私たちがごはんをつい食べ過ぎてしまうというのはごはんを食べることによって甘みを感じるからなんです。
  • 米は成分(精白米)のほとんど70~80%がでんぷんです。
  • 温かいごはんになったあとのデンプンは口の中で唾液に含まれる消化酵素の働きでほのかに甘い糖に分解されます。
  • 確かに温かいごはんをよく噛むと甘く感じますよね。
  • 糖は人間のエネルギーを作る基本の物質、つまり原動力です。
  • そのため人間はなるべくたくさんの糖をとれるようにするために脳は糖に関する味覚、つまり甘みにもっとも快感を感じるようになったのです。
  • 舌で感じた甘みの刺激によって脳ではβーエンドルフィンという神経伝達物質が出ます。
  • これが幸福感や陶酔感を引き起こし、幸せ~と感じさせるというのです。
  • しかし、βーエンドルフィンはいったん好きになったものを病みつきにさせる作用があります。
  • さらにβーエンドルフィンが出るとドーパミンという物質も分泌されます。
  • そしてドーパミンが食欲を増進させてしまうのです。
  • 甘みの刺激によって出たβーエンドルフィンで、おいしい~、幸せ~と感じると、脳内で新たな神経伝達物質ドーパミンが分泌されます。
  • ドーパミンの特徴は意欲を起こすこと。
  • つまり食欲が増してしまうんです。
  • 人間は甘みに病みつきになり、それをどんどん食べ過ぎてしまうようになっているので。
  • ごはんをつい食べ過ぎてしまうという行動の原点は人類が甘いものを知ってしまった、その時に始まったといえると思います。
  • ここからは、伊藤先生も出演される NHK総合。
  • NHK総合 NHKスペシャル シリーズ「食の起源(Origin of FOOD)」~人類進化が教える”理想の食”~ 11月24日(日曜日)午後9時~放送内容を交えて説明してくれるそうです。
  • 始まりは700万年前
  • 人の祖先はもともと木の上で果実などを食べて暮らしていました。
  • やがて地球全体が寒い時代に…
  • 果実が減り祖先は食べ物を求めて地上に降り立ちました。
  • こうして人類が誕生したのです。
  • でも、おぼつかない二足歩行。
  • やっと美味しそうな果実を見つけても
    すばしっこい動物に取られてしまいました。
  • 他に何か食べられそうなものは…
  • 木の実です。
  • 殻が硬くて他の動物は食べませんが、頑張って割ってみたら
    中から出てきたのはデンプンの塊です。
  • かじってみると…味はイマイチ。
  • でも、か弱い存在だった祖先は、それを食べなけfれば
    生き伸びられなかったと考えられるのです。
  • 時は流れ200万年前の旧石器時代。
  • ここで食の大革命が起こります。
  • 人類は二足歩行をすることで、手で道具が使えるようになりました。
  • そして、火がつかえるようになったんです。
  • そのことで食べ物を焼く、つまり調理をするようになりました。
  • 火が使えるようになった人類。
  • それまで硬くて苦いけど、生きるために食べていた木の実。
  • それを焼いて食べてみると…甘い!おいしい!
  • 以前番組でも紹介した、デンプンは加熱すると隙間のある状態になりそこに唾液の消化酵素が入りやすくなります。
  • デンプンは口の中で糖に分解され甘みとして舌で感じることができるようになったのです。
  • こうして調理によって得られた糖の甘みに対して脳は快感を感じる仕組みが私たちにも引き継がれて…
  • ついついごはんを食べ過ぎてしまうということにつながっているんだと伊藤先生は思っています。
  • 人類が初めて知った食の喜び。
  • 喜びを知ってしまったら元に戻れないのが性(さが)。

チコちゃんに叱られる!太るとわかっていてもごはんを食べたくなる? まとめ

今回は、チコちゃんに叱られる!
食べ過ぎると太ると知りながらついごはんが食べたくなっちゃうのはなぜ?

について情報発信させていただきました。