11月15日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜインフルエンザは冬に流行する?
という質問がありました。
なるほどという答えが気になったので調べてみました。
チコちゃんに叱られる!なぜインフルエンザは冬に流行する?
なぜインフルエンザは冬に流行する?
答えは、太陽の光が少なくなるから
詳しく教えてくださるのは
東京・新宿区 国立感染症研究所
インフルエンザウィルス研究センター長
長谷川 秀樹 先生(はせがわ ひでき)
- 冬になると空気が乾燥するためにインフルエンザウィルスに感染しやすくなるというのは大きな理由の1つなんですが…
- 実は近年、別の説も唱えられているんです。
- それは、太陽の光が少なくなるとインフルエンザウィルスに感染しやすくなるというものなんです。
- インフルエンザを引き起こすウィルスは他の生物に寄生して生きています。
- この寄生される生物を宿主(しゅくしゅ)といいます。
①まずウィルスは宿主の体内に入り込みます。
②次に細胞の中に侵入し自分のコピーを増やします。(1個のウィルスが1日で100万個に!)
③増えたコピーは次の宿主に寄生します。 - こうしてウィルスは増殖と寄生を繰り返しながら生きているのです。
- このようなウィルスと宿主の関係には、ある決まりがあるといいます。
- ウィルスはそれぞれ、どの動物や植物に感染するのかを決まっていて。
- ウィルスの種類によって寄生する生物が異なるのです。
- インフルエンザウィルスは特に水辺で暮らす水鳥に寄生しやすいウィルス。
- 水鳥に寄生したウィルスは突然変異などを繰り返し他の生物にも寄生できるようになります。
- こうして、様々な動物を経由しながら時間をかけて人間に感染するウィルスに変化するというのです。
- 毎年冬に私たち人間を苦しめるインフルエンザウィルス。
- その一生とはどのようなものなのでしょうか?
- 鳥のインフルエンザウィルスは…
①感染している水鳥のフンと一緒に水中に排出されます。
②その水を他の水鳥が飲むと感染します。
③水鳥の中には渡り鳥がいるので鳥のインフルエンザウィルスは
そこで世界中に拡散します。 - インフルエンザウィルスは形が変化しやすく…
- 1年で1,000代の世代交代が起こる。
- 形を変え、次から次へ…
- 水鳥からニワトリへ、ニワトリから豚へ、ブタから人間へ。
- こうしてインフルエンザウィルスは人間にたどり着きます。
- インフルエンザウィルスは増殖するときにコピーエラーや交雑など変異を起こいしゃすくて元のウィルスとは形の違うものが誕生します。
- すると、水鳥に感染しているウィルスが形を変えてニワトリや豚に感染してさらに人間に感染するウィルスに変化していきます。
- そして人のウィルスは冬になるとたちまち猛威を振るうんです。
- 冬は空気が乾燥するため咳やくしゃみの粒子が空中にとどまりやすく飛沫感染を起こしやすい。
- また、寒さのため室内で過ごすことが多く人から人に感染しやすい。
- これらの理由からインフルエンザは冬に流行するといわれてきました。
- しかし、さらに近年の研究の結果では、冬になると短くなる日照時間の変化も大きな影響を及ぼしているということが分かってきたのです。
- 日光を浴びると体の中ではビタミンDが作られます。
- ビタミンDは細菌やウィルスの増殖を抑える抗菌ペプチドを作らせて免疫力を向上させます。
- 冬になって日照時間が短くなるとビタミンDが減少し免疫力が落ちる可能性があることが
わかってきました。 - これらの要素が合わさってインフルエンザは冬に流行すると考えられているのです。
- インフルエンザワクチンを接種した人がよくインフルエンザになっちゃう人がいるけど
あれはどういうことですかね? - インフルエンザウィルスは突然変異を繰り返して毎年ちがう形になりますので、同じ年の中でもいろんな形のウィルスがあるので、次から次にかかってしまうこともあるということなんです。
チコちゃんに叱られる!なぜインフルエンザは冬に流行する? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜインフルエンザは冬に流行する?
について情報発信させていただきました。