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チコちゃんに叱られる!スーツの襟の穴はなんのため? 1月17日

1月17日放送のチコちゃんに叱られる!で
スーツの襟の穴はなんのため?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!スーツの襟の穴はなんのため?

スーツの襟の穴はなんのため?

答えは、花を挿すため

詳しく教えてくださるのは
服飾のデザインや歴史について研究をしている
東京・世田谷区 昭和女子大学 客員教授
中野 香織 先生(なかの かおり)

  • スーツの襟の穴は花を挿すためにあいています。
  • 街でスーツを着ている人を見ても花を挿している人なんていないんじゃないですか…
  • 中野先生はスーツの歴史をたどれば答えがわかるとおっしゃいます。
  • スーツはもともと軍服に由来する服だそうです。
  • もともとは軍服?
  • 中野先生によるとスーツの起源は1700年代のヨーロッパで着られていた軍服。
  • スーツとは似ても似つかないのですが…
  • スーツの襟を立てると…
  • 軍服の第1ボタンがちょうど スーツの襟穴にきますね。
  • 確かにスーツの襟を立ててみるとスーツと軍服は同じ形をしています。
  • ボタンに注目してみるとスーツのボタンの位置と軍服のボタンの配置はピッタリ。
  • 問題のスーツの襟の穴は、軍服の第1ボタンのところに当たります。
  • つまり もともとはちゃんと必要なボタンの穴だったわけです。
  • しかし 1700年代後半に軍服を元にした新しい服が生まれ…
  • この第1ボタンの運命も大きく変わります。
  • 軍服のテクニックを応用してフロックコートと呼ばれるものが作られたそうです。
  • 貴族は宮廷でフロックコートというもの着たそうです。
  • フロックコートは軍服の詰襟部分を寝かせ 現在のスーツの上襟と返り襟の原型ができあがりました。
  • その結果 第1ボタンは必要がなくなっていくのですが…
  • ボタンの穴は残っています。
  • そして 次なる変化は…
  • 19世紀にフロックコートがさらに進化したパターンのモーニングコート 燕尾服(えんびふく)というものができるそうです。
  • モーニングコートとは昼間に着る正装で格式の高い式典で着用されるものです。
  • 一方 燕尾服とは夜用の正装で社交界用の服のことです。
  • 2つとも特徴は後ろが長いことです。
  • お尻を隠すのが当時の貴族文化のマナーとされていました。
  • フロックコートから進化した この段階で現在のスーツと同じ襟がほぼ出来上がるのです。
  • さらにお尻部分が邪魔だったのでカットし…
  • 現在のスーツに近いラウンジスーツに変化。
  • このように軍服はフロックコート モーニングコートと燕尾服 ラウンジスーツに変化し。
  • 襟が完全に寝てしまい 第1ボタンがまったく必要のない物になりました。
  • しかしイギリスのスーツの仕立て屋さんたちが もともとは軍服であったことを忘れないようにと襟に穴を残したそうです。
  • そして この穴が花を挿すためのものになったと 中野先生はおっしゃいます。
  • 結果として花を挿すのにとっても便利であったので 結果として花が挿されているということになるそうです。
  • 1700年代後半フロックコート時代の絵画を見ても襟の穴に花が挿さっているそうです。
  • 1700年代というのは貴族が新種の花、新しい植物を知ってるということで自慢をするニュアンスで襟の穴に花を挿したというトレンドがあったそうです。
  • さらに1800年以降 ビクトリア女王が結婚式でアルバート公の襟の穴に花を挿したことで庶民にも広がったそうです。
  • 今でもヨーロッパでは王室の式典などでスーツの襟の穴に花を挿すことが行われているそうです。

チコちゃんに叱られる!スーツの襟の穴はなんのため? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!スーツの襟の穴はなんのため?
について情報発信させていただきました。