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チコちゃんに叱られる!なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり?7月17日

7月17日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり?

なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり?

答えは、九谷焼屋さんが作ったから

詳しく教えてくださるのは
かっぱ橋道具街で111年の歴史を持つ
東京・台東区 かっぱ橋 陶磁器専門店 小松屋 4代目社長
本 健太郎 先生(もと けんたろう)

本健太郎
  • ラーメン丼にグルグルした模様が入ったのは…
  • 九谷焼を参考にして作ったんです。
  • 九谷焼とは 石川県の九谷村を発祥とする磁器のこと。
  • 鮮やかな色彩と 細かく美しい絵付けが特徴です。
  • 九谷焼の歴史は江戸時代初期から始まり…
  • 明治期のある出来事がキッカケで世界中で大人気に。
  • それが…
  • 1873(明治6)年に開催された ウィーン万博です。
  • ウィーン万博は 開国直後の日本が初めて公式参加した万博。
  • 日本の上質な物産を世界にアピールしようと 九谷焼を出品したところ…
  • 色鮮やかな絵付けが大ヒット!
  • 海外からの注文が殺到したのです。
  • 小松屋の初代 本さんの祖父である本 清太郎が九谷焼は海外だけではなく…
  • 本さん「絶対に東京で売れると思って 東京に出てきたということを聞いております。」
  • 本 清太郎(もと せいたろう)
  • 本清太郎
  • 九谷焼を販売するため上京した 本 清太郎。
  • 彼がラーメンの丼を作ることになったキッカケとは?
  • 1909(明治42)年 東京 かっぱ橋 九谷焼が売れずに妻・さを と悩んでいた清太郎。
  • 九谷焼というのは生活の器というよりも 装飾品として扱われていました。
  • 当時の庶民が買うには高価すぎるということで需要も少なく販売に苦戦していたんではないかと思われるそうです。
  • ある日 九谷焼が売れずにふさぎ込んでいた清太郎に妻の さを が気晴らしに浅草でも行こうと誘いました。
  • かっぱ橋からほど近い浅草の町は当時から一大観光スポット。
  • 多くの劇場や飲食店が立ち並び日頃から人々で賑わっていました。
  • ほどなくお腹がすいてきたので さを が中華そば」を食べようといいました。
  • 清太郎は「中華そば?」と…
  • 当時はまだ日本では馴染みがなかった「中華そば」のちのラーメンですが…
  • 1910(明治43)年に開業した浅草の中国料理店・来々軒(らいらいけん)が中華そばの販売を始めたところ これが大変美味しいと浅草では評判になっていました。
  • 中華そばの流行を確信した清太郎は九谷焼を諦め どんぶりを売ることを決意したのです。
  • やがて 中華そば 今でいうラーメンは大人気となり浅草以外の町でもラーメンを扱うお店が増えていきました。
  • すると それらのお店からラーメン丼の注文が殺到。
  • いつしか 清太郎の店はラーメン丼の店として有名になっていました。
  • そんなある日一人の客から「それ もっと中華そばに合う中国っぽい丼にならないかね」と問い合わせがありました。
  • 清太郎は「中国っぽい?どういうことや?」と悩みました。
  • そんなとき九谷焼の皿が目に入りました。
  • 色絵柳木菟雷文繋捻輪花皿
  • 九谷焼をよく見ると…
  • グルグルした模様が目に止まりました。
  • 清太郎「これ考えてみたら もともと中国や!」
  • 色絵柳木菟雷文繋捻輪花皿雷紋
  • 清太郎が見ていたのは雷紋(らいもん)という九谷焼では馴染み深い模様。
  • これは中国の伝統的な模様で建築物や磁器などに古くから描かれていました。
  • 日本に持ち込まれた中国の磁器から九谷焼の職人たちは雷紋を取り入れ…
  • 以降 九谷焼でもお馴染みの柄となったのです。
  • ラーメン丼に雷紋をいれたら中国っぽくなるのではと考えた清太郎は…
  • 本さん「これは当店にある一番古い丼で大正時代の物ですが 清太郎が最初にデザインした ラーメン丼に近いデザインだと聞いています 清太郎は九谷焼でも馴染みの深かった雷紋とか模様を入れることで九谷焼の製品を残したかったんじゃないかというふうに思っております」
  • 雷紋を入れた丼をラーメン店に売り込んだところ…
  • 中国らしい雰囲気が出ると大好評。
  • その後 屋台ブームと共に雷紋入りのラーメン丼も 瞬く間に全国に広がり…
  • いつしかラーメンの丼といえばグルグル模様というイメージが定着したのです。
  • 番組D「こんなかんじでしょうか?」
  • 本さん「まあ だいたいそんな感じじゃないですかね」
  • ここからは ラーメン丼を売って40年の本さんが皆さんに是非知ってもらいたいラーメン丼を紹介します。
  • 一つ目の丼は…
  • 切立高台6.5丼(きりたちこだいろくごうどん)
  • 切立高台6.5丼
  • 特徴は この切り立った側面。
  • 一般的な丼よりもスープが少なくて済みます。
  • ラーメン屋さんにとってみればスープってのは非常に原価率が高いものですので…
  • ラーメンのスープをある程度 節約しながら 美味しいラーメンを安く売るには こういう形が喜ばれております。
  • 続いて…
  • 7寸玉丼(ななすんたまどん)
  • 7寸玉丼
  • 7寸玉丼 どんぶりの口が多きいので 具材の多いラーメンや背脂系のラーメンにオススメです。
  • たくさんの背脂をどんぶりいっぱいに乗せることによってスープが冷めにくくなります。
  • 最後のオススメ丼は…
  • 富士型丼
  • 富士型
  • 富士山のような形と底の面積が小さく フチの広い部分が特徴。
  • 濃い色のスープ 特に赤い色が映えることで人気です。
  • 担々麵ですとかフレンチ系のラーメンをやる店とか…
  • そういうところで この形が非常の好評になっております。

チコちゃんに叱られる!なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!なぜラーメンはグルグル模様のどんぶり?
について情報発信させていただきました。