1月7日放送のチコちゃんに叱られる!で
ぽち袋の「ぽち」ってなに?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!ぽち袋の「ぽち」ってなに?
ぽち袋の「ぽち」ってなに?
答えは、これっぽっちの「ぽち」
詳しく教えてくださるのは
近江戸文化に詳しい
立教大学兼任講師 江戸文化研究科
安原 眞琴 先生(やすはら まこと)
- お年玉の入っている「ほち袋」の「ぽち」は…
- 「これっぽっち」の「ぽち」だそうです
- 「ぽち」は「チップ」という意味で 江戸時代に遊郭などの花街で使われており
- 1759年に書かれた本の一説にも「ぽちはずめば」という表現が残っているそうです
- 花街では定められた金額だけを払うのは失礼だし野暮なことと考えられており
- さらにお金のこと直接口にするのも野暮だとされていたので「ぽち」という隠語が使われていたそうです
- 「これっぽっち」と言っても遊郭で遊ぶ人の多くは裕福な商人たち
- 結構な金額を「これっぽっちですが」と渡すことに美学があったかもしれませんねと安原先生
- この美学…
- つまり「これっぽっちですが」と結構な額を渡す商人の見栄が「ぽち」という言葉を広めていったと考えられているそうです
- そして次第に金持ち以外でも日常生活のちょっとしたお礼に「ぽち」という言葉が使われるようになったそうです
- さらに明治時代に海外のチップ文化が入って来ると…
- 飲食店でのチップや祝い事の祝儀を指す言葉として「ぽち」が一般的になり
- 祝儀袋を「ぽち袋」と呼ぶようになったそうです
- そして昭和30年頃になると お年玉を入れる袋を「ぽち袋」と呼ぶようになるそうです
- この番組で放送した2020年1月3日に放送した「お年玉の「玉」ってなに?」でもやりましたが…
- お金にのお年玉が広がったのは昭和30年代と比較的最近のことだそうです
- それまでは お米で作ったお餅のお年玉を家長からいただくことがお正月の習わしでしたが
- 時代とともに伝統的な価値基準が お米からより現実的なお金に変わっていったそうです
- そして農家の数が減少した高度経済成長期にお年玉もお米からお金に変わっていったそうです
- やがて「ぽち袋」がスーパーマーケットでも売り出され…
- お年玉を入れる袋として全国的に認識されるようになったそうです
- こうしてお正月には「ぽち袋」にお金を入れてお年玉を渡すようになっていったそうです
- さて令和4年の今 みなさんの「これっぽっちのお年玉」とはいくらなんでしょうか?
- 番組スタッフの家族や友人などさまざまな伝手をたどって北海道から沖縄まで全国595人の方々にお年玉について聞いてみたそうです
- まず お年玉の平均額は 4,970円
- もはや「これっぽっち」とは言えない金額ではないでしょうか
- 次に自分の子どもが高校1年生の場合いくらあげるか?という質問
- これには地域によって大きな差が…
- 関東の平均は10,410円 関西では7,548円という結果になったそうです
- 関東と関西で3,000円近くも差があったそうです
- その原因を探るため まず関東の方に聞いてみると
- 東京の方「自分の子供のほうに多く渡すようにしています 親戚があまり多くないのでかわいそうだなっていうのと」
- 関東では 親戚や友人の子よりも自分の子どもに多くあげると答えた方が比較的多いことが判明
- 一方 関西では…
- 京都の方「自分の子どもにはあげないです 子どもがもらったお年玉は結局親が全部預かるので 私があげても また私が預かるので同じことなんであげない」
- 兵庫の方「自分が子どものときにも もらってなかったので今後わが子にもあげません」
- 関西では自分の子どもには お年玉をあげないという方が多くいらっしゃいました
- この考え方の違いが金額に現れているようです
- つづいて もしかして「うちだけ?」というお年玉のあげかたについて聞いてみました
- 愛知の方「うちの家では2万 1万 5千円 千円 きょうだい分のお年玉袋が用意されていて じゃんけんで勝った人から お年玉袋を選んで運試しをしました」
- 他にも…
- 熊本の方「枕元にヒントを書いて お年玉の場所を探させるっていうゲームです」
- そして最後に今回の調査で最も高いお年玉の金額は…
- 兵庫の方「24歳の息子には100万円です 来年から就職になるので お年玉を渡すの最後なので ちょっと100万円 お年玉袋に入っていたらびっくりするかなと思って」
- あなたのおうちに生まれたかった!
チコちゃんに叱られる!ぽち袋の「ぽち」ってなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!ぽち袋の「ぽち」ってなに?
について情報発信させていただきました。