4月1放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜおかずににはパセリがついている?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜおかずににはパセリがついている?
なぜおかずににはパセリがついている?
答えは、濃い緑色だから
詳しく教えてくださるのは
日本洋食協会 会長
岩本 忠 先生(いわもと ただし)
- そもそもパセリは地球海沿岸などが原産地のセリ科の植物で
- その鮮やかな緑色と独特の香りは古代ギリシャやローマの時代から薬草や料理用ハーブとして利用されていたり
- そして日本に入って来たのは18世紀になってからで当時は「オランダゼリ」という名称で長崎・出島に持ち込まれたのが始まり
- ここから時代が経て明治に入ると西洋野菜の一種として日本各地で栽培もスタート
- この頃の西洋料理というのは「=上流階級の食事」という位置づけだったそうで
- 主に西洋料理に用いられるパセリは大衆が触れる機会も少なく日本では普及せずという状況
- ちなみに明治時代に書かれた西洋料理の本にはパルセリーという名称で刻む、細かく切る、細切りという調理法が主に紹介されていますが
- 現在日本で見る付け合わせのパセリは茎ごとポンと添えられている事が多いですよね?
- この提供スタイルは日本独特のものだそうで、海外だと刻んだものがハーブとして料理にふりかけられているケースがほとんど
- 実はこのパセリそのままスタイルを考案したのは銀座にある老舗洋食店・煉瓦亭の初代オーナー木田元次郎で、とんかつに添えた千切りキャベツの横にパセリを置くという形で提供していたとか
- カツと千切りキャベツだけだとちょっと色味が足らないという事で濃い緑色のパセリを添えてみるとバランスが良かったからというのがその理由
- 確かに細かく刻んでしまうと濃い緑色が散ってしまうので、そのまま一房というのは納得
- この頃日本に入って来ていた主な西洋野菜は
- トマト、レタス、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツ、アスパラガス、ニンジン、パセリ、サヤエンドウ
- といった所で、この中で濃い緑色をしていたのはパセリが唯一
- 調理の手間がかからず、生のまま食べられて、濃い緑色となるとパセリしかなかったわけですね
- それからパセリはオムレツやエビフライなどの他の洋食メニューにも添えられるようになっていきますが
- パセリと言えば「食べずに残すもの」でお馴染
- 栄養価が非常に高い野菜で、その独特の香りのもととなるピネンという成分には抗菌作用があって食中毒や口臭予防になったり
- 最後にパセリ生産者にパセリレシピを紹介してもらう事になりますが
- 『パセリ餃子』30個分
- パセリ100gをみじん切りにする
- 豚ひき肉250g、塩コショウ適量、にんにく・生姜・鶏がらスープ各5gと一緒にパセリをよく混ぜる
- 餃子の皮で包んでフライパンで焼いたら完成
- 『パセリステーキ』2人前
- パセリ200gの茎を少し残して手で細かくちぎってサッと下茹でする
- 豚バラ肉5枚を並べて塩コショウを適量振る
- 水を絞ったパセリを豚バラ肉に乗せて肉巻きにする
- しょう油・酒・みりん各20g、砂糖10gでタレを作ってフライパンで焦げ目がつくまで焼いたら完成
- パセリは栄養価が高すぎる為に摂り過ぎると内臓に負担がかかって体調不良を起こす可能性もあるので”1日200g”を限度にとの事。添えてある一房は約1gなので200房
チコちゃんに叱られる!なぜおかずににはパセリがついている? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜおかずににはパセリがついている?
について情報発信させていただきました。