5月6日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ食卓用のナイフは先が丸い?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ食卓用のナイフは先が丸い?
なぜ食卓用のナイフは先が丸い?
答えは、歯のすき間を掃除させないため
詳しく教えてくださるのは
フランスの文化や歴史に詳しい
日仏料理協会 会長
宇田川 政喜 先生(うだがわ まさのぶ)
- そもそもルネサンスの時代のフランスの食事風景は…
- 食卓にドーンと出てくる大きな肉の塊を手で掴んでナイフで切って食べていたそうです
- その際に使われていたナイフというのは戦闘用の先端が尖ったダガーナイフだそうです
- この時期には イタリアからフォークがフランスに伝わったそうです
- そしてフランスでも食卓用のナイフとフォークの文化が広まったそうです
- 16世紀頃のナイフをみると先端は尖っているそうです
- ナイフの先が丸くなったのに一役買ったのが…
- フランスの政治家でルイ13世の宰相を務めた権力者のリシュリューだそうです
- ここで フランス昔ばなしがはじまりました
- 時は17世紀のフランス
- 時の権力者だったリシュリューは 客を招いた食事の席で前々から気になっている事がありました
- 当時は歯を磨く習慣が無かった事もあり 貴族たちであっても食後に歯に挟まった食べカスを掃除するのに使っていたのは食事用ナイフだったそうです
- この光景が不快でたまらなかったリシュリュー
- 貴族の中でもかなりの上流階級出身だったリシュリュー
- ナイフで歯のすき間を掃除するなんてあり得ないと思っていたそうです
- そこでリシュリューは 同席した貴族たちにナイフで歯を掃除するの禁止!と強く訴えたそうです
- その場は 収まっていた貴族たちですが…
- それまでのクセもあって相変わらずナイフで歯をシーシーするのを止めようとはしませんでした
- これに怒りが爆発したリシュリューは 実力行使に打って出る事にしたそうです
- それが食事用ナイフの先端を丸くするという作戦でした
- リシュリューの家で提供されるナイフは全て先端が丸い”リシュリュー仕様”に統一したそうです
- この詳しい時期については1610年や1637年と複数の説があるそうです
- これがきっかけでフランス貴族たちの中に先端が丸いナイフが広まっていったそうです
- それが時代を経てからフランス革命後に一般庶民にも浸透していったそうです
- ちなみにナイフとフォークでご飯が食べづらいという悩みを宇田川先生に質問してみると
- 「ご飯を食べるのは箸がベスト」とあっさり答える宇田川先生
- ナイフの先端が丸くなったきっかけについては諸説あり ルイ13世の息子のルイ14世が食事の席での暗殺をおそれて丸くさせたという説もあるそうです
チコちゃんに叱られる!なぜ食卓用のナイフは先が丸い? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ食卓用のナイフは先が丸い?
について情報発信させていただきました。