3月21日放送のチコちゃんに叱られる!で
晴れと曇りの境目はなに?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!晴れと曇りの境目はなに?
晴れと曇りの境目はなに?
答えは、目で見て空が「2割 青い」で晴れ
詳しく教えてくださるのは
観測業務を長年勤めてきた
東京・大手町 気象庁 東京管区気象台
松下 正志 先生(まつした まさし)
- 気象台の観測をするかたが空を見上げまして雲の量を見て晴れとか曇りとかを判断します。
- なんと気象台のかたが実際に自分の目で見て決めている というのです。
- その判断の基準は雲の量
- 雲の量を0~10までの段階に分け 今の空模様がどれに当てはまるかを判断することで晴れなのか曇りなのかを決めるというのです。
- 雲の量が…
9割~10割 だと 曇り
2割~8割 だと 晴れ
0割~1割 だと 快晴 - そう 雲の量が2割から8割で晴れ
- 雲の量8割とは ずいぶん雲が多そうですが…
- 観測をする方が見る8割と一般の方が見る8割とは おそらく見た感じが違うと思います。
- 観測をする方は8割 雲があっても 晴れ というふうに観測してます。
- つまり 空が2割 青ければ晴れなのです。
- ということで雲の量が8割と9割が 晴れ と 曇り の境目というわけです。
- 私たちにはちょっとわかりにくいですが 気象台の観測職員の方は どのように判断しているのでしょうか?
- そこは 経験 とのことです。
- 観測職員の方が それぞれで判断するので明確なガイドラインはないとのこと。
- ガイドライン無しで正しく判断できるのでしょうか?
- 実際に目で見て観測している現場を取材させていただきました。
- 観測場所は 東京・大手町にある気象庁の屋上。
- ここから見える空が いわゆる東京の今の空です。
- 今回 特別に撮影許可をいただきましたが…
- 観測職員は勤務中のため話しかけることはできない とのこと。
- 屋上で待っているとサングラス姿で出てきた男性。
- スタッフに見向きもせず空を見始めました。
- そう 彼こそが この時間の 晴れ か 曇り かを判定する職員。
- 必ず1人だけで判定する決まりだそうです。
- サングラスをかけていると薄い雲まで よく見えるそうで…
- その見た目は さながらSPのようです。
- 全天を見て雲の量・形を見てます!
- この日の空は青空が少し見えますが 概ねどんよりとした雲に覆われています。
- 観測時間は およそ3分間。
- 観測が終わると 観測室に戻り 今の天気の報告をします。
- この時刻の判断は 雲の量10-。
- つまり 10弱の曇り
- 多少青空も見えていたので雲の量が10割よりちょっと少ない曇りという観測でした。
- 観測は 3時間おきに 1日 7回(午前6時・午前9時・正午・午後3時・午後6時・午後9時・午前3時)
- 全国59か所の観測所 そして全世界の気象台が同じ時刻を採用。
- 気になったのは夜でも観測している ということ。
- 本当に夜でも観測しているのか?
- 疑いながらも取材を申し込んだところ…取材NG!
- これは怪しい…
- 疑い深いスタッフは気象庁の屋上が見えるホテルの一室を借りて確かめてみることに。
- すると…午後8時50分ころに本当に出てきました。
- しかも 予定よりも早く屋上に。
- あとから聞いたところ夜の空に目を慣らすためだとか。
- さすがプロ!
- 次の観測時刻は 午前3時!
- 目をこすりながら ねむいんでしょうか 観測の方が出てきました。
- このように昼夜を問わず観測して得られた情報は世界中に共有され防災や今後の天気予報に生かされています。
- しかし なぜここまで人の目での観測にこだわるのでしょうか?
- 空を見上げないとわからないことがありますよね。
- 雲の量とか 上からは衛生で見えるんですけれども…
- 下から見る雲の量とかけっこう違いますから。
- 気象衛星からの雲のデータだけでは詳しい雲の濃淡や形まではわからないそうで。
- 人間の目での観測は欠かせないといいます。
- 観測で大変なことは?
- 雨の日も雪の日も雷が鳴っても観測しなければいけないので そういった点は苦労されているそうです。
- エッ!そんなアナログなやり方で大丈夫なのと心配になったみなさん!
- そもそも 晴れ や 曇り などは人類が勝手に決めたことですよ。
- だから 人間の目で見て判断することは正しいのです。
- ちなみにちなみに サングラスは個人の自前でございます。
チコちゃんに叱られる!晴れと曇りの境目はなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!晴れと曇りの境目はなに?
について情報発信させていただきました。