チコちゃん

チコちゃんに叱られる!なぜハンコを押す? 12月3日

12月3日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜハンコを押す?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!なぜハンコを押す?

なぜハンコを押す?

答えは、いつ何回押しても印鑑が同じだから

詳しく教えてくださるのは
ハンコの文化や役割を社会に伝える
全日本印章業協会 会長
福島 恵一 先生(ふくしま けいいち)
福島恵一

  • まずハンコと印鑑は同じものではないそうです
  • ハンコは押す物
  • 印鑑は紙に押した朱肉の跡のことだそうです
  • ハンコは 文字などが掘られたもので正式名称は 印章
  • 印鑑は ハンコを紙に押したときに残る跡のこと
  • 現在 ハンコは 契約書や会社の決済書類 町内会の回覧板などいろいろな場面で確認したことを証明する目的で使われています
  • それが なぜハンコでなければならないのかったというのは…
  • ハンコは いつ何度押しても印鑑が同じだからだそうです
  • 「いつ押しても同じっていうのは何か意味あるんですか?」と番組スタッフ
  • 「ハンコの歴史を見て頂ければわかります」と福島さん
  • ということでハンコの歴史に詳しい

大阪芸術大学 客員教授 文学博士
久米 雅雄(くめ まさお)先生
久米雅雄

  • 日本の最古のハンコというのは…
  • 西暦57年の国宝の「金印」だそうです
  • 「漢委奴国王」(かんのなのわにこくおう)
  • または
  • 「親魏倭王印」(かんのいとこくおう)
  • と呼ばれる この金印は当時の中国から贈られ権力を示すために日本の国王が所有していたと考えられているそうです
  • 日本独自のハンコというものが実際に使われるようになるのは…
  • 701年の飛鳥時代のころからだそうです
  • 701年 大宝律令という法律ができ天皇を中心とする国家が作られました
  • 政策を決定する書類に国家が認めた証としてハンコが押されたそうです
  • ところが 平安時代になると政治を仕切っていた人たちがだんだん貴族階級に変化しくということが生じていったそうです
  • 銅で作られた銅印というモノが それまで主流だったのですが…
  • これをいちいち作っていくのは大変手間がかかるので貴族階級はサインを使うようになったそうです
  • そして使われるようになったのが花押(かおう)と呼ばれる筆で書いた文字だそうです
  • 文書に自分が書いたという証拠を残すため貴族や武士 芸術家などが花押を書いていたそうです
  • しかし 花押は 同じ人でも書くたびに字の形が変わるので 完全に同じものを書くことは大変難しい事なので本物か偽物かの見分けもつきにくくなるそうです
  • 花押は本人が書いても形がバラバラになってしまうので…
  • 他の人がマネして書いても見分けがつきにくいそうです
  • 一方のハンコは いつ押しても形が同じなので過去に押したものと見比べれば本物か偽物かの見分けが付けられるということから再びハンコは復活したそうです
  • 戦国時代には 各地の武将たちもハンコを愛用していたそうです
  • 戦国時代はサインだったり簡単なものだとニセの書状が作られてしまうので謀反や策謀の中に巻き込まれてダマシ討ちのようなことも生したそうです
  • 何回押しても印鑑は同じなので そこに信頼をおいて人々は動いたそうです
  • その後 江戸時代には 商業活動が盛んになりハンコを一般の人も使い始め
  • 明治時代になると印鑑登録制度が導入され
  • お金を引き出す通帳にもハンコが使われるようになり本人確認のアイテムとして一般に普及していったそうです
  • そして昭和になると法律に…
  • 「押印があるときは、真正に成立したものと推定する」という言葉が盛り込まれ
  • ハンコが押してある書類は 裁判なのどで法的な証拠能力を持つようになったそうです
  • 「確認のために ここにハンコを押してください」って照合かけて一緒であれば その書類の持ち主というのは この人だったんだということが追えるという現実があるそうです
  • なので何度押しても変形することのない印鑑を使うということが重要だそうです
  • つまりハンコはいつ何回押しても同じ印鑑になることから本人であることを証明する信ぴょう性の高いアイテムとして使われているそうです
  • ちなみに世界で今でもハンコを使っているのは 日本と韓国 台湾のアジアの一部地域だけだそうです
  • 日本では 長い年月をかけて上流階級から庶民へとハンコが浸透したそうです
  • 一方 西洋では貴族がハンコを使っていましたが 戦争などで権力者が入れ替わることが続き なかなか庶民にまではハンコが浸透しなかったそうです
  • 日本は島国ということもあり権力者が長く変わらなかったこともハンコ文化が庶民にまで根付いた理由の1つと考えられているそうです
  • しかし 近年では 筆跡鑑定の技術が向上し日本もサインだけの書類が増えたそうです
  • そして2020年 政府はデジタル化を進める政策として行政上の一部書類に関して押印を廃止する方針を打ち出し 今 議論になっているそうです
  • 「デジタル化の推進ということに対しては もちろん世の中的にも必要なことだと思うんですけど 例えば紙に押印がされていないことで後から振り返ったときに書類に対して誰が確認をしたのか責任が誰にあるのか追えなくなってしまう まだまだハンコを作る職人は多くいます 是非見にいっていただきたい」と福島さんはいいます
  • ということでやってきたのは…
  • 東京・大田区にある創業およそ70年老舗ハンコメーカー有限会社 鴻文堂
  • 職人の藤澤正次さんにハンコが減っていくことをどう持っているのか聞いてみました
  • 「明治・大正から今の時代まで この小さいハンコでどれだけの一部上場の大手の企業にしろ いろんな会社関係の約束ごと契約ごと円満に続けられてきたっていうのは ハンコの力は相当大だと思いますよ」と藤澤さんはいいます
  • 人生の大事な局面で使われるものだからこそ一本一本丁寧に作っているといいます
  • ハンコを押すコツってあるんですか?
  • 1.まずは 両手の小指でハンコが押しやすいように手を固定する
  • 2.そして両方の指でハンコを持つ
  • 3.ハンコが真っすぐになっているか確認する
  • 4.最後にハンコを垂直にして押す
  • だそうです!

チコちゃんに叱られる!なぜハンコを押す? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!なぜハンコを押す?
について情報発信させていただきました。