3月12日放送のチコちゃんに叱られる!で
ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ
ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?
答えは、1日10km以上走らないと おかしくなってしまうから
詳しく教えてくださるのは
動物行動学を研究している
明治大学 農学部 准教授
中村 孝博 先生(なかむら たかひろ)
- ハムスターっていっても みなさんがイメージされているのは主にゴールデンハムスターで野生では絶滅危惧種とされています。
- 現在ペットで飼われているゴールデンハムスターは すべて1930年にシリアで発見された ある1匹のメスの子孫だといわれているんです。
- そんなハムスターがカラカラ走るのは基本的に夜だけなんです。
- 本当にハムスターは夜だけカラカラ走り続けるのか?
- ハムスターをケージ内に回し車と共に入れ12時間ごとに明るい状態と暗い状態にし昼と夜の環境を再現。
- 日中は基本的に寝ていることが多いハムスターでしたが夜になると回し車でカラカラ走り始め…
- 日をまたいだ午前0時も丑三つ時の午前2時も夜明け前の午前4時になっても走り続け。
- ついに朝が来るまでほとんど休むことなく走り続けたのです。
- そして朝8時 再び明かりをつけると 回し車から降り 走ることをやめてしまいました。
- 走った痕跡がわかるデータを見てみると…
- 昼間は走った痕跡がほとんどありません。
- しかし 夜はほぼ一晩中 回し車でカラカラ走り続けていたことがわかりました。
- では どうしてハムスターは夜になるとカラカラ走るのでしょうか?
- 野生のハムスターは 夜行性で敵の多い昼は 深い穴の中で 休息していることが多いのですが 体内時計で夜になったことがわかり敵に襲われないように迅速に自信の持つ縄張りを見回るんです。
- そして あの体の大きさにも関わらず一晩で10km~20kmもエサを求めて走り回るんです。
- これは人間に換算すると 一晩にフルマラソン4回分走ることに相当するんです。
- この行動こそが ハムスターが夜にカラカラ走るという行動なのです。
- つまりペットのハムスターも夜になると本能的に走ってしまうのは 走らないでいると体内時計のリズムが崩れ肥満や病気になりやすなるからと考えられているのです。
- なのでカラカラ回るおもちゃは人間が見て楽しむためではなく ハムスターのために作られたモノなんです。
- ハムスター用の回し車を作っている会社の方に聞いてみると。
- 「人間側から見ると玩具ですけど ハムスター側から見たら健康器具みたいな感じになるのかなぁと思ってます」
- 「走っている姿がすごく可愛らしいということで飼われている方も満足しているのかなと」
チコちゃんに叱られる!ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?
について情報発信させていただきました。