1月8日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜエビやカニはゆでると赤くなる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜエビやカニはゆでると赤くなる?
なぜエビやカニはゆでると赤くなる?
答えは、赤の素を食べているから
詳しく教えてくださるのは
海洋生物を研究している
高知大学 農林海洋科学部 教授
足立 亨介 先生(あだち こうすけ)
- エビやカニが赤くなる その理由は彼らが食べているエサにある。
- エサ?
- 彼らは主に藻を食べるんですけども その藻の中にはアスタキサンチンという赤色の色素になる成分の素になるものが含まれています。
- そのアスタキサンチンが関連すると言われています。
- アスタキサンチン?
- エビやカニが食べていると言われている藻が 紫外線からのダメージを防ぐため細胞内で生成するアスタキサンチン。
- 天然色素の一種で真っ赤な色をしています。
- 例えば 鮭が赤いのも このアスタキサンチンを含んだオキアミなどを食べているから。
- 更にフラミンゴの色は餌である藻に含まれる物質をアスタキサンチンに変換しているからなのです。
- しかし ここで疑問が鮭もフラミンゴもゆでなくてもすでに赤色。
- なぜエビやカニはゆでないと赤くならないのでしょうか?
- 本来 アスタキサンチンというのは 殻の中に含まれて殻の中では たんぱく質と結合した状態で存在するのです。
- アスタキサンチンとたんぱく質が結合した状態だとアスタキサンチン本来の赤ではなくエビ・カニのいろんな色を形成するようになるんです。
- スタッフは新年早々ピンチを感じていました。
- なかなか難しい話になってきたけど これ どうやってわかりやすく説明するか…
- エビもカニも甲殻類 藻やプランクトンを食べて生きている
- この時 エビもカニも暗い色だが熱を加えると赤くなる
- なぜエビもカニもゆでないと赤くならないのか?
- 秘密はエビ・カニの殻にあります。
- エビやカニが体内に取り込んだアスタキサンチンは 殻の中に含まれている たんぱく質と結合します。
- この たんぱく質との結合により赤ではなく茶色や灰色などのエビ・カニの色に変化していたのです。
- では ゆでると赤くなる その理由は?
- ゆでると 体に中では たんぱく質がばらばらに すると 体の表面に アスタキサンチンが急浮上。
- これが エビとカニをゆでると 真っ赤に変色する理由なんだ!
- そう 加熱することで たんぱく質とアスタキサンチンが分離しアスタキサンチンの赤色が表面に浮かび上がり赤くなっていたのです。
- ちなみにスノークラブはアスタキサンチンを含むエサを食べないので ゆでても赤くならないのです。
- ちなみに アスタキサンチンには体に害を及ぼす活性酵素を取り除くという抗酸化作用があるので
- 動脈硬化の予防や糖尿病の予防にも効果が期待できるためにサプリメントとして使われていたり(効果を保証するものではございません)
- 老化防止にも効果が期待できるために化粧品とかにも使われているんです(効果を保証するものではございません)
チコちゃんに叱られる!なぜエビやカニはゆでると赤くなる? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜエビやカニはゆでると赤くなる?
について情報発信させていただきました。