あさイチ

あさイチ!避難所生活!実際どんな感じなの?特別編! 3月11日

3月11日のNHKあさイチ!で、避難所生活!実際どんな感じなの?特別編!という内容の放送がありました。

8年前の3月11日、東日本大震災が発生して多くの方々が災害にあい、いまだ多くの方々が仮設住宅などの避難所生活をされています。

私たちが、避難所生活をすることになったときを番組内で紹介したので、今回は避難所生活体験の特別編をお伝えしていきます。

あさイチ!避難所生活・特別編

あさイチ!避難所生活! 実際どんな感じなの?体験・避難所生活!

あさイチ!避難所生活!実際に葛飾諸学校に宿泊体験させてもらいました。
  • スタートは PM 9:00です。
あさイチ!避難所生活!装備をわたされました。
  • 配給される装備は…
  • 1人分の備品:毛布1枚、アルミマット(緩衝材)1枚です。
あさイチ!避難所生活!自分のスペースを確保
  • 今回の被験者は 男性アナウンサーで身長184cmとおおがらな人です。
  • 1人あたりに あたえられる面積は 横:約1m×縦:2mです。
  • このスペースに 持参した荷物置くことになります。
  • ただし 自治体によって大きさはことなるようです。

今回体験した男性アナウンサーの感想は…

「ちょっとせまい気がします。緩衝材があってもお尻や背中が痛いです。」

あさイチ!避難所生活!食事
  • 配給される1日1人分の食料:アルファ米1袋 ビスケット1缶 です。
  • 食事を食べるには水がいりますが 実際の避難所では 発電機やカセットコンロがあり お湯が使える場合が多いそうです。
  • 今回の アルファ米はお湯がなくても水で調理ができるそうです。
  • お湯の場合は 15分で食べることができます。
  • アルファ米1袋(3食分):270グラム、368キロカロリー。
  • ただし 自治体によって内容や量がことなるようです。

今回体験した男性アナウンサーの感想は…

「炊き立てとはいきませんが お米に芯が無くてイケますね。

でも 1日3食分にしては足りないきがしました。」

あさイチ!避難所生活!トイレ
  • 今回は 1人で体験のため大丈夫ですが 実際の避難所は おおくの人がいるため トイレに行くのも大変です。
  • 今回は体育館のトイレを使用したので電気はつきますが 実際は仮設トイレのため 懐中電灯などで照らして使用することになります。

今回体験した男性アナウンサーの感想は…

「実際 多くの人がいる中 多くの人と仮設トイレ使うので 行くのをためらう人がいるんじゃないかな。」

就寝
  • 体験日の気温は10°で寒さで眠れないようです。
  • 持参したマフラーを首周りに巻いてと災害用保温シートをかぶって寝ることにしました。
  • 災害用保温シートは 避難所によっては配布されるところもあるそうです。
起床
  • 避難所の平均的な起床時間はPM 6:00です。

今回体験した男性アナウンサーの感想は…

「夜 トイレに行ったけど 怖かった。今回はトイレを我慢するために支給された水も飲まなかった。眠れたが 決して快適ではなかった。寝てわかったのは あくまでも必要最低限の環境ということ。」

あさイチ!避難所生活・特別編 世界の避難所

各国の避難所
  • アメリカ:ベッドがある。
  • イタリア:個室があって小規模のテントもあって暖房機部も備えている。コンテナ型の水道付きトイレもある
  • 世界各国の避難所は人が生活することに重点をおいたことを目的としている。
  • 日本は 人の生活は二の次で 生命を確保することだけしか考えられていない。
  • 避難者のストレスのことはあまり考慮していない。
  • 床で雑魚寝は日本だけ 世界的にみると日本の避難所は遅れている。
  • 日本は80年まえから 変わっていない。
  • なぜ日本の避難所は遅れているのか?

今回、教えてくださるのは
避難所・避難生活学会会長
榛沢和彦さん

榛沢さんのお話し

  • 日本では布団で寝る文化があるために なかなかベッドで寝るというシステムがすすまないんですね。
  • お家で布団で寝てるから『ベッドじゃヤダッ!』という人もたくさんいるんですね。
  • まあ そういったことが影響しているかもしれません。
  • そのために現在は 簡易型のベッドで 暖段はこベッド というものが使用されるようになってきたそうです。

今回 避難所体験した男性アナウンサーの話

  • とはいっても 多少なりとも床から高さがあった方が楽だと実感しましたよ。
暖段はこベッド
  • 暖段はこベッド は段ボールのベッドです。
  • 横 約32cm × 縦 約45cm × 高 約37cmの段ボール箱をが1個の大きさです。
  • この段ボール箱を4個入る段ボール箱に入れます。
  • 4個入った段ボール箱の大きさは横64cm×縦45cm×高37.5cmです。
  • 4個の段ボール箱が入った段ボール箱6個を並べて1個のベッドにします。
  • これに 段ボールのマット(天板)を敷いて完成です。
  • わかりやすく絵にすると こんな感じです。

組み立て方法は こちらです。

今回 避難所体験した男性アナウンサーの話

  • すごくいいです。床で寝るのとはまったく違います。

榛沢さんのお話し

  • 高さがあるところで寝ることが大切です。
  • 床から上げることによって10℃くらい温度が変わります。
  • 避難所では 寝ている横を人が歩きますよからホコリが立ちますが30cm上がることでホコリを吸う量が全然違ってきます。
  • そのことで気管支炎とかの予防もできますし 起き上がりやすいのでエコノミークラス症候群の予防もできます。
  • 実際に雑魚寝避難所だと足腰が悪くなってしまって寝たきりになってしまう方がたくさんいらっしゃるんです。
  • この『暖段はこベッド』もそうですが 海外の避難所に追いつくキーワードがあります。
  • そのキーワードはTKB。
  • TKBは T:トイレ・K:キッチン・B:ベッドで3つを避難所に完備しようと活動しています。
  • キッチンは台所という意味ですけども その場で作るという意味で食事の改善をいっています。
  • あと先ほど言ったトイレですが、トイレもきちっとしたコンテナ型です。
  • 仮設で道路工事で使うようなものでなくて きちっとしたものを用意しようとしています。
  • トイレやキッチンは海外の避難所と比べて遅れているわけではありませんが これも文化的背景で おにぎり お弁当はいい文化なんですけれども そのために冷たい食事というのが避難所であるので やはり温かい食事を その場で作るのが世界標準なので そういった意味で食事も遅れています。
  • 現在の避難所のトイレは簡易的でお子さんとかお年寄りには使いづらいので どうしても水などの水分を取ることを避けてしまうという声があるので そのためにも改善が必要です。
  • 水分を我慢すると エコノミークラス症候群になりやすく そのためにもトイレの改善は大切です。
  • 暖段はこベッドは箱の中が空洞なので収納スペースにもなるため有効活用できます。
  • 日本の避難所が これから海外の避難所に追いつくために必要なことは?
  • 海外はお金をかけて備蓄をしていくことです。
  • 備蓄というのはただ準備しているだけではありません。
  • それも分散備蓄と言って 同じ場所ではなくて たくさんの場所に置いていきます。
  • あとは それを持って行ったり 食事などを作ってくれるボランティアさんも必要です。
  • ボランティアと言っても職能者です。
  • 職業を持った方たちが避難所に入ってくる。
  • 海外の避難所には この2つがあることが日本の避難所との差の大きな理由ですね。

あさイチ!避難所生活!実際どんな感じなの?特別編!まとめ

今回は、あさイチ!避難所生活!実際どんな感じなの?特別編!”
について情報発信させていただきました。

今回は 避難所とうちゃくしてからも いろいろなことがあるとわかりましたね。

これを機会に いま一度 避難所での行動を見直したいですね。