10月11日放送のチコちゃんに叱られる!で
水はなぜ透明?
という質問がありました。
なるほどという答えが気になったので調べてみました。
チコちゃんに叱られる!水はなぜ透明?
水はなぜ透明?
答えは、水は透明ではなく、青い
詳しく教えてくださるのは
分子と光の関係を科学的に研究している
東京・慶応義塾大学 理工学部 教授
藪下 聡 先生(やぶした さとし)
- 水が透明でないということを理解するためにはまず色が見える仕組みについて理解する必要があるそうです。
- 光の色といわれて…
- 多くの人が光は白というイメージを持っていると思います。
- 実は、あの白い色は多くの色が混ざってできたものだそうです。
- 光の中には赤や緑、青といったさまざまな色の成分が混ざっており、それらが均一になったときに白く見えるそうです。
- 我々の身の回りにあるほとんどのものには この白い光から特定の色の成分を吸収する性質があるそうです。
- つまり、私たちが見ている色とは物体が浴びた太陽の光の中から、物体に吸収されなかった色なのだそうです。
- この現象をリンゴを例にしてみると…
- まず光源から出た白い光が、りんごに当たります。
- りんごは、この白い光から青や緑の成分を吸収する性質があるため残った光は赤の成分が強くなり私たちの目には、りんごは赤く見えているそうです。
- りんごの場合は、光の青や緑の成分を吸収しますがどの色の光をどの程度吸収する性質があるかは物によって違うそうです。
- これが緑の葉っぱの場合、赤や青の光を吸収するので残った緑の光が目に届き、葉っぱは緑色に見えいるそうです。
- この、色の引き算こそが、色が見える仕組みの正体だそうです。
- では水は何色の光を吸収しているのでしょうか?
- 水は、りんごなどと比べると目に見える光を吸収する性質が非常に弱いそうです。
- このため多くの人は水のことを透明だと感じるそうです。
- 光源から出た白い光は、水に当たっても、ほとんど色の成分が吸収されることはなく、ほぼ白いままの光が人間の目に届くそうです。
- 水には光を吸収する性質がほとんどないと言いましたがゼロではないそうです。
- 非常に弱いのですが、水には主に光の赤い成分を吸収する性質があるそうです。
- 実際の光を使って水によって赤い成分を吸収された白い光を再現してみると…
- 光は薄い青に見えるそうです。
- ですから水は透明ではなく、わずかに青いそうです。
- しかし目の前の水はどう見ても青くは見えないのですが…
- その秘密には液体である水の量が関係しているそうです。
- それがよくわかるこんな実験が…
- 奥行90cmの水槽いっぱいに絵の具で青色に着色した水を用意します。
- そして、この水槽からコップ一杯分の水をすくい水槽の横に並べてみると水槽の水に比べコップ1杯分の水の方が色が薄く見えるそうです。
- これはコップにくらべ15倍の距離、光が進んだことで赤色の成分がより多く吸収され青色がハッキリ見えたということだそうです。
- これと同じことが自然界でも起こっているそうです。
- コップ一杯では透明にしか見えない水ですが、自然界で水が大量に集まる場所…
- そう、海では水は青く見えますね。
- 確かに浅瀬では水は透明、そして沖に出るほど水の量は増えていき、その色は青くなっていくそうです。
チコちゃんに叱られる!水はなぜ透明? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!水はなぜ透明?
について情報発信させていただきました。