2月15日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ東京の地下鉄はゴチャゴチャしている?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ東京の地下鉄はゴチャゴチャしている?
なぜ東京の地下鉄はゴチャゴチャしている?
答えは、あなたの家の地下もあなたのものだから
詳しく教えてくださるのは
日本地下鉄協会
佐々木 雅多加 先生(ささき まさたか)
- 土地を買うと地上も地下も買った人の所有物だそうです。
- 土地の所有権は法令の制限内においてその土地の上下に及ぶそうです。(民法第207条)
- 銀座から虎ノ門へいく場合、直線でなく新橋経由だそうです。
- 建物の下を突っ切る形で地下鉄を通そうとすると路線上にある建物全ての所有者から許可を得るために料金を払う必要があるそうです。
- 建物が密集している東京に置いては非現実的なコストだそうです。
- そこで国や自治体が所有する道路の下に地下鉄を作ったそうです。
- これがほとんどの地下鉄が道路の下に作られている理由だそうです。
- 国や自治体が所有する道路の地下は公益目的なら無償で使用可能だそうです。
- 札幌・仙台・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡などの全国にある地下鉄も基本的に道路の下にあるそうです。
- 大阪や名古屋の都市圏の路線図は東京ほどゴチャゴチャしていないのは?
- 大阪や名古屋は道路が碁盤の目のように格子状に整理されているからだそうです。
- 道路が規則正しく並んでいるので、その下を通る地下鉄も規則正しいそうです。
- なぜ東京の道はゴチャゴチャしている?
- 徳川家康が江戸城を拠点にした際に地方と江戸を結ぶ道路を放射線状にしたそうです。
- さらに城の防衛、ならびに水運の目的で江戸城を囲むように水路を の の字にしたそうです。
- この水路を埋め立てて現在の道路が作られているので東京の道路は真っすぐではないそうです。
- 地下鉄網が整備されるにつれて困った点とは?
- 新しい路線が増える度に地下鉄の深さがどんどん深くなるという問題があるそうです。
- 東京の地価には13本もの路線がビッシリだそうです。
- 一番浅いところにあるのは銀座線だそうです。
- 一番深いところにあるのは都営大江戸線だそうです。
- その中でも最も深い位置に存在する地下鉄の駅が六本木駅だそうです。
- 六本木駅が現在のところ日本一深い地下鉄の駅だそうです。
- 226段の階段を下りて潜る深さは地下42.3mだそうです。
- これはビルの10階分に相当するそうです。
- 地上からホームまでの所要時間はおよそ5分30秒かかるそうです。
- これ以上に深い地下鉄を掘るのは大変ということで既にある地下鉄同士の隙間を縫うようにして通る路線もあるそうです。
- それが都内で一番新しい路線である副都心線(2008年開通)だそうです。
- 特に注目なのが新宿三丁目駅だそうです。
- 丸の内線と新宿線の間に副都心線を通すときに真っすぐ掘ると新宿店と干渉するそうです。
- そこで、新宿線にぶつからないギリギリで副都心線をアーチ状にしたそうです。
- 路線同士の感覚はわずか11cmだそうです。
- そのため、新宿三丁目駅のホームはアーチ状になっているそうです。
- 道路以外の地下も使えるように新しい法律が?
- このように道路の地下に限って地下鉄を作っていたのでは、これ以上の開発は難しいそうです。
- そのため道路以下の地下も使いやすくするための新しい法律が制定されたそうです。
- それは2001年に施工された 大深度法 だそうです。
- 公益目的であれば40mより深い地下を無償で使用できるという法律だそうです。
- 現在、この法律を有効活用して2027年開業予定のリニア中央新幹線の路線工事が進んでいるそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜ東京の地下鉄はゴチャゴチャしている? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ東京の地下鉄はゴチャゴチャしている?
について情報発信させていただきました。