7月1日放送のチコちゃんに叱られる!で
割り箸が最初から割れていないのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!割り箸が最初から割れていないのはなぜ?
割り箸が最初から割れていないのはなぜ?
答えは、そば屋さんが回転率を上げたかったから
詳しく教えてくださるのは
東京・台東区 日本箸文化協会 代表
小倉 朋子 先生(おぐら ともこ)
- まず日本で箸が使われるようになったのは7世紀の飛鳥時代だといわれていています
- しかし当時の箸は神様にお供え物をしたり外国から客人をもてなす時に使うもので庶民が使うことはありませんでした
- そして8世紀以降 箸を使った食事は庶民にも定着
- 当時は木を削った2本の箸が一般的でした
- では なぜくっ付ている割りばしが誕生したのでしょうか?
- この割りばしが誕生したのは およそ300年前の江戸時代中期だと言われているのですが…
- それには あるお店が大きく関係していると言われています
- 突然はじまったのは…
- NHKたぶんこうだったんじゃないか「先生」劇場”栄光の割り箸”
- 時は江戸時代中期
- 日本各地から職を求める人々で江戸の人口はが増加
- 大工や鳶職などの職人も増えていったといいます
- なんと小倉先生自ら大工役で出演で出演
- 当時の職人たちは小まめに間食をして力仕事をこなしていました
- こうした職人たちのお腹を満たしていたのが そば や お寿司 天ぷら の屋台だったのです
- 先ほどの大工(小倉先生)がやってきたのは そば屋の屋台
- そば屋の屋台の店主もなんと小倉先生!? 1人2役と全部小倉先生
- そば屋の店主の悩みは…
- 「客が来るのはありがてえが箸を洗う手間があって ぜんぜんおいつかねえやぁ」ということでした
- 当時 屋台で使われていた箸は洗って使い回すのが当たり前でした
- これでは回転率があがりません
- 当時の そば は庶民の食べ物でしたので値段も安かったんです
- ですから回転率を上げないと儲からなかったんです
- 大変ですねぇ!
- そして分かれている箸には もう一つ大きな問題点が…
- それは そば屋の店主が そばの入ったどんぶりに箸を乗せて客に出した瞬間に箸が転がって地面に落ちてしまいました
- 新しい箸を出し直してもお客から「これ落ちたやつをそのまんまじゃねえだろうな?」と疑われてしまいました
- 「転がらなくて しかもキレイだとわかるようにできないか」と店主は思いました
- このように2本バラバラの箸だと 転がりやすく しかも洗ったものなのか見た目ではわからないということが江戸のあちらこちらのお店で問題になっていたんだと思われます
- そこで誕生したのが平らでくっ付いた割りばしなんです
- 割りばしにしたことで転がらくて割れてないから使いまわしてなく新品だとお客にも一目でわかります
- 当時の割り箸は使わなくなった酒樽を利用して作られたので ムダがなくecoで…
- そして何より おもてなしの文化を大切にする日本人に好まれ全国的に広まっていったんだと思われます
- そば屋の店主は…
- 「この割りばしのおかげでお客さんにも喜んでもらえるし洗いものも減って回転率も上がって こうりゃ儲かるぞぉ~」と思いました
- 当時くっつていていた割りばしの事を「引き裂き箸」と呼んでいたんですが…
- 引き裂くという言葉が 縁の切れ目を連想させることから明治維新後に「割り箸」という言葉で定着していきました
- 撮影後 小倉先生に感想を聞いてみると…
- 小倉先生「ちょっと クセになっちゃうかもしれないですね」
- ととても喜んでいただいたようです!
- ※割りばしが最初から割れていない理由には諸説あります
- しかし 今回 詳しく教えてくださった小倉先生は解説・そば屋の店主・大工と大活躍でしたね!
- 専門家の小倉先生はマナーの先生でもあるという事で割り箸の正しい割り方を教えてくださいました
- まず 割りばしを横に持って 次に上下に開くように上部分を静かに引っ張って割ります
- 縦に持って目の前で割ると言うのは隣の方にヒジが当たったりすのでマナー違反につながります
- ちなみに小倉先生ですが 子どもの頃の夢は女優さんだったらしく…
- 「夢がかなったぁ!」と大変喜んでいらっしゃたそうです
チコちゃんに叱られる!割り箸が最初から割れていないのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!割り箸が最初から割れていないのはなぜ?
について情報発信させていただきました。