12月20日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜカメは長生き?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜカメは長生き?
なぜカメは長生き?
答えは、心拍数が少ないから
詳しく教えてくださるのは
カメの研究一筋35年 現在もカメと一緒にカメハウスで暮らしているそうです。
その数350匹!カメのことになると思わず笑顔になるそうです。
愛知・豊田市 愛知学泉大学 現代マネジメント学部 教授
矢部 隆 先生(やべ たかし)
- 公園の池などで見かけるミドリガメは寿命50年以上。
- 陸ガメの寿命は100年以上、ガラパゴスゾウガメはなんと170年以上生きたものもいるそうです。
- カメが長生きの理由は、端的に言うと心拍数がとっても少ないからだそうです。
- 心拍数とは、1分間に心臓がドキンと動く回数のこと。
- 心拍数が多い生き物ほど寿命が短いそうです。
- 心拍数が少ない生き物ほど長生きだそうです。
- 心拍数が少ないとなぜ長生きするのでしょうか?
- 心拍数が少ないということは代謝のスピードが抑えられるということで、過剰な活性酸素が発生しないので老化も緩やかだそうです。
- あらゆる生物は、呼吸によって取り込んだ酸素の一部を食べたものと化学反応させることでエネルギーを得ているそうです。
- このエネルギーを造る一連の流れのことを代謝というそうです。
- 代謝で使われず余った酸素は物を酸化させる力がより強い活性酸素に変わるそうです。
- 活性酸素にはガン細胞やウィルスなどを攻撃する免疫作用があるそうです。
- 活性酸素が多すぎると攻撃する必要のない良い細胞も壊してしまうため老化や病気の原因にもなるそうです。
- 心拍数が多いと呼吸の回数も増え、体に取り込む酸素の量が増えるそうです。
- そのため、発生する活性酸素の量も増えてしまい、老化したり病気になったりしやすく、結果的に寿命が短くなるそうです。
- 寿命と心拍数を確かめるため動物たちの心拍数を測ったそうです。
- 人間心拍数は60~70回/分
- 動物園の中で一番小さなハムスター(寿命は2~3年)の心拍数は428回/分
- つづいては寿命は8~10年のウサギの心拍数は246回/分
- つづいては寿命は15~18年のヤギの心拍数は86回/分
- 最後は寿命は20~40年の馬の心拍数は36回/分
- 寿命と心拍数の関係は御覧のとおり、寿命が長い動物ほど心拍数が少ないことがわかりました。
- ではカメはどうなのでしょうか?
- 今回は、矢部先生が家族としてこよなく愛するケヅメリクガメのケヅーくんで測定してみました。
- ケヅメリクガメは寿命が100歳を超えることもあるそうです。
- 寿命が50年以上のカメの心拍数は8回/分。
- 心拍数が極端に少ないことがわかりました。
- しかし、なぜこんなにも少ないのでしょう?
- それは、カメが甲羅に身を隠す動物だからだそうです。
- 甲羅に体を引っ込めて隠そうとするとき…
- 実はカメは肺の空気を全部出して引っ込めているそうです。
- カメは肺の空気を抜いてできたスペースに手足や首を折りたたんで収納しているそうです。
- この、ほぼ無呼吸の状態で、しばらく過ごすことができるそうです。
- 呼吸を止めることが結果的に長生きにつながったそうです。
- 呼吸をしない訳ですから心拍とかもゆっくり。
- 代謝がゆっくりであるから寿命もゆっくり、時間もゆっくりゆっくり過ぎていくそうです。
- なぜ馬は心拍数が36回/分で人間の心拍数よりも少ないのに人間の方が長生きなのでしょうか?
- 矢部先生によると哺乳類全般は心拍数は一生終えるまでの心拍数は約8億回とされているそうです。(※諸説あるそうです。)
- これを人間に当てはめると人間の寿命は25.4歳(人間は25.4歳で心拍数が8億回に達する)(※諸説あるそうです。)
- 実は縄文時代の人の寿命は約30歳だそうです。(※諸説あるそうです。)
- その後、食生活や医学の進歩などで寿命がのびていったそうです。(※諸説あるそうです。)
チコちゃんに叱られる!なぜカメは長生き? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜカメは長生き?
について情報発信させていただきました。