チコちゃん

チコちゃんに叱られる!おだいり様とおひな様って誰? 3月1日

3月1日放送のチコちゃんに叱られる!で
おだいり様とおひな様って誰?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!おだいり様とおひな様って誰?

おだいり様とおひな様って誰?

答えは おだいり様は上の男女二人 おひな様はひな人形全員のこと

詳しく教えてくださるのは
日本人形の研究一筋30年
東京・千代田 大妻女子大学 准教授
是澤 博昭 先生(これさわ ひろあき)

  • お内裏様とお雛様を男女一対の人形の意味ではないそうです。
  • お内裏様とは上段に座る一対の「おびな」と「めびな」の両方のことだそうです。
  • お雛様とは、ひな壇の人形全体を表す総称とのことだそうです。
  • それでは、上段に座るお内裏様とは誰なのでしょうか?
  • お内裏様とは、天皇の住まいで儀式や執務をおこなう宮殿である内裏に住む高貴な人のことだそうです。
  • そこからお内裏様という言葉が生まれたそうです。
  • 実際に内裏に住んでいた公家の髪型から衣装までを忠実に再現した有職びなだそうです。
  • 天皇皇后両陛下をイメージした内裏びななどあるそうです。
  • 一方、お雛様はお内裏様、三人官女、五人囃子などを全てひっくるめたものだそうです。
  • それでは雛人形の「雛」とは何なのでしょうか?
  • それは、女の子が遊ぶ小さな人形のことだそうです。
  • 雛祭りが確立されたのは江戸時代中ごろだそうです。
  • もともとは3月3日におこなわれていた人型の紙を水に流して心身の汚れ・病を取り除く「上巳の祓」(じょうしのはらえ)という習わしだそうです。
  • それと貴族の女の子の人形遊び、おままごとの一種であった「ひいな遊び」が組み合わさったものだそうです。
  • そして雛人形を飾って楽しむ雛祭りになったそうです。
  • では、なぜ「おびな」をお内裏様「めびな」をお雛様と勘違いする人いるのでしょうか?
  • 是澤先生によると、「うれしいひなまつり」の歌が勘違いの原因と推測されるそうです。
  • それは、二番の歌詞「お内裏様とお雛様 二人ならんですまし顔」という表現だそうです。
  • この歌詞をそのまま受け取り、それぞれの名称だと勘違いしてしまったそうです。
  • この歌詞を作ったのは、サトウハチローさん。
  • 童謡「ちいさい秋みつけた」や歌謡曲「リンゴの唄」なども作詞した国民的な作詞家だそうです。
  • それでは、サトウハチローさんが、まさか歌詞を間違えたのでしょうか?
  • 岩手・北上市 サトウハチロー記念館 館長でサトウハチローさんの息子の佐藤四郎さんにお話を聞いてみたそうです。
  • 佐藤四郎さん「おやじはね、多少間違い、勘違いがあったんじゃないかな。」だそうです。
  • 「うれしいひなまつり」が発売されたのは1936年だそうです。
  • ラジオ体操などで流れて一躍ヒット曲になったそうです。
  • その後、教科書にも掲載されて国民的唱歌になったそうです。
  • しかし、歌が広まったあとにサトウハチローさんは、それとなく歌詞の勘違いに気づいていたそうです。
  • 佐藤四郎さんが「うれしいひなまつり」のレコードをかけていると、サトウハチローさんに「おい!消せや!俺はあんまり聴きたくないんだ」と言われたそうです。
  • さらに、雛祭りのシーズンになると近所の子どもたちが「うれしいひなまつり」を口ずさんでいる光景に気まずい思いをしていたそうです。
  • 「うれしいひなまつり」の歌詞の裏には何があるのでしょうか?
  • 「うれしいひなまつり」には、サトウハチローさんの特別な想いが込められているそうです。
  • それは歌詞が「お嫁にいたした姉さまに よく似た官女の白い顔」の部分だそうです。
  • サトウハチローさんには、お姉さんと妹さんがいたそうです。
  • 二人とも嫁ぐ前に若くして亡くなるという悲しい出来事があったそうです。
  • 「うれしいひなまつり」は、二人の姉妹を偲んで作った鎮魂歌だそうです。
  • 関東と関西の雛人形はお内裏様の飾り方に違いがあるそうです。
  • 関西では、おびな(男性)が向かって右側、関東では向かって左側だそうです。
  • もともとは位が高い人が左側に座るという慣習があるため、おびなが向かって右側になる関西の飾り方が一般的だそうです。
  • しかし、関東のおびなが向かって左側になったきっかけは、昭和天皇の即位式が初めて新聞に掲載されて以降だそうです。
  • その時の天皇皇后陛下の位置を参考に、東京雛人形卸商組合が決めたそうです。

 

チコちゃんに叱られる!おだいり様とおひな様って誰? まとめ

今回は、チコちゃんに叱られる!おだいり様とおひな様って誰?
について情報発信させていただきました。