3月25放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ桜並木は川沿いにある?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ桜並木は川沿いにある?
なぜ桜並木は川沿いにある?
答えは、花見客に地面を踏み固めてほしいから
詳しく教えてくださるのは
7回目の登場!日本文化史のスペシャリスト
江戸川大学 名誉教授
斗鬼 正一 先生(とき まさかず)
- この疑問の裏には江戸時代に巻き起こった「ある問題」を解決する為に桜を川沿いに植えたという歴史があるそうで
- ここで始まるのが
- NHKたぶんこうだったんじゃないか時代劇「暴れん坊将軍チェリー あっぱれ!災い転じて乱れ咲き」
- 時は享保年間。当時の幕府は財政難にあえぎは質素倹約が奨励されたという時代
- 江戸時代屈指の華やかさを誇った元禄時代(1688~1704年)が終ると、まるでバブルが弾けたかのような不況の享保(1716~1736年)へ
- こういった状況を打破しようと時の将軍・徳川吉宗は新田開発に力を入れますが思ったような成果は上がらず、そこに追い打ちをかけたのが隅田川の氾濫による水害
- 当時の堤防は蛸胴(たこどう)突きという道具を使って盛り土を叩き固めて造られるのが主流でしたが
- 隅田川沿い20kmを工事するのは財政難の幕府にとってはまず不可能
- そこで徳川吉宗は中国の歴史書「史記」に倣う形で川沿いに桜を植える事を考案
- 美しい花に魅かれて集まった人のおかげで自然と道が出来るという意味の一節からインスピレーションを受け、吉宗は隅田川や玉川上水に桜を植えるように指示
- 吉宗が桜に目を付けた理由は二つあり
- 桜は根をたくさん張る樹木だから → 土砂の流出を防げるので堤防に最適
- 春に花を咲かせるから → 水害は雨の多くなる梅雨時期に増えるので梅雨前の春に踏み固める
- さらに吉宗は花見の時だけは無礼講を敷き、誰でも刀を差してOK、歩きたばこOK、女装OK、倹約令に反するご馳走もOKと規制緩和
- これによって倹約を強いられて我慢ばかりだった町人はここぞとばかりに川沿いに大集合
- この事からお花見はいつしか武士・町人が身分の差を超えて同じ場所に集ってハメを外せる国民的行事に
チコちゃんに叱られる!なぜ桜並木は川沿いにある? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ桜並木は川沿いにある?
について情報発信させていただきました。