4月15放送のチコちゃんに叱られる!で
日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?
日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?
答えは、伊香保温泉のお湯が茶色かったから
詳しく教えてくださるのは
群馬の歴史・文化を研究してる
高崎商科大学 特任教授
熊倉 浩靖 先生(くまくら ひろやす)
- そもそも温泉まんじゅうの定義は「温泉地で売られているまんじゅう」なので決められたレシピのようなものは存在しないというのがまず第一
- つまり「温泉まんじゅう=茶色」とルールで決まっているわけでは無いという事ですが
- この温泉まんじゅうの定番カラーが茶色くなったのは
- 群馬県伊香保温泉で売られてたまんじゅうが茶色だったからというのがそもそもの始まりと熊倉先生
- 今から110年ほど前に伊香保温泉にある和菓子屋さん「勝月堂」が売り出したまんじゅうがその元祖といわれていて
- 伊香保温泉の茶褐色の温泉色から茶色いまんじゅうにして売られたという歴史があるとか
- これが名物になった事から温泉地で売られるまんじゅうは茶色というカラーが徐々に定まっていったのではないかとの事
- そこで原田龍二さんを案内人役にして伊香保温泉で取材旅「チコっと小さな旅」スタート
- 茶色い温泉まんじゅうの元祖という勝月堂を訪ねてみると
- 初代店主の半田勝三が伊香保温泉名物「黄金の湯」の色を参考にして茶色いまんじゅうを考案というお話
- 実際の黄金の湯の色は茶色というよりかは黄土色っぽい少しイエローが強い感じ
- 勝月堂の創業当時の1910年は渋川-伊香保間を結ぶ路面電車の伊香保軌道線が開業したタイミングで伊香保に活気が出て来た時代
- そこで伊香保の新名物に何か良い物は無いか?と思案してたどり着いたのが茶色い温泉まんじゅうだったとか
- その当時の隣人に須田さんという方がいて、江の島の片瀬まんじゅう(白と茶色のペアのまんじゅう)をお土産に見せられて伊香保でも参考にしてみれば?というアドバイスでまんじゅう作りに取り掛かったそう
- 黄金の湯の色をまんじゅうに再現するのはかなり苦労があったそうで、最初は温泉を直接生地に練り込んで作ってみたり、試しに茶色いペンキを入れて色がどうなるのか実験してみたり
- そして行きついたのが黒糖を使う方法で今でもレシピは門外不出との事
- こうして売り出された温泉まんじゅうですが
- 昭和9年に行われた陸軍特別大演習で昭和天皇が群馬を訪問した際にこのまんじゅうが献上され大変喜ばれた事で一気に知名度アップ
- この事実がいつの間にやら
- 昭和天皇が伊香保の湯の花まんじゅうを召し上がった→温泉地の茶色いまんじゅうを召し上がった→温泉まんじゅう=茶色
- と広まっていって温泉まんじゅうの定番カラーが茶色にという経緯
チコちゃんに叱られる!日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?
について情報発信させていただきました。