4月15放送のチコちゃんに叱られる!で
ミントを食べるとスースーして冷たく感じるのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!ミントを食べるとスースーして冷たく感じるのはなぜ?
ミントを食べるとスースーして冷たく感じるのはなぜ?
答えは、人間の温度の感覚を勘違いさせる謎の物質が入っているから
詳しく教えてくださるのは
人間の体や脳の働きを研究している
生理学研究所 教授
富永 真琴 先生(とみなが まこと)
- そもそも私たち人間が”冷たさ”を感じるのはTRP M8(トリップエムエイト)の働きによるもの
- TRP M8は皮膚や舌にあるたんぱく質で「28℃以下」の温度を感知する一種の冷感センサーのようなもの
- 例えば氷を手の平に乗せるとTRP M8が反応して脳に信号が伝わる事で「冷たい」と感じているわけですが
- このTRP M8の存在理由については
- 体温の低下から命を守るため
- 暑い時期に冷たいと感じさせることで心地よさを得るため
- といった理由が考えられているとの事
- そしてミントの中にはこのTRP M8を勘違いさせるとある物質が入っており、それが
- メントール(メンソール)
- メントールとはミント独特のスースーする清涼感のもととなる成分
- 本来28℃以下の温度に反応するはずのTRP M8ですが、メントールにも反応してしまう性質があり脳が冷たいと感じてしまっていると富永先生
- なぜメントールとTRP M8にこんな独特な性質があるのか?についてはまだ解明されていない謎
- このままだとあっさり終わってしまうので
- 熱々のお湯(47℃)にメントール入浴剤を入れるとどれほど入っていられるのか?をあばれる君が体を張って実験してみる事に
- するとメントール入りのお風呂の方が3倍近くの時間入っていられるという結果に
- メントール入りだとお風呂に入った瞬間に「あれ?皮膚の表面は涼しく感じる。」とあばれる君本人もびっくり
- でも温度自体は高いので体は次第に真っ赤になっていって4分近く入った時点で本来の温度を感じるようになったようでギブアップ
- でもお風呂を出た途端にまた「涼しい!」とメントールの残り香のようなものを感じているようなリアクション
- よく考えると本来は耐えられないはずの熱い温度にメントールのせいで耐えられてしまったという意味ではメントールはかなり危険な物質ですよね
- この錯覚は唐辛子(カプサイシン)を食べて熱いと感じるのと同じようなものだそうで、ここで番組スタッフは
- 「唐辛子とミントを同時に食べたら熱いと冷たいのどちらを感じるのか?」
- という疑問に行きつきまたしても実験
- あばれる君には世界一辛い唐辛子キャロライナ・リーパーと清涼感MAXのメントールの結晶を同時に食べてもらって、どう感じるのかをレポートしてもらう事に
- 結果は辛いという事で実験終了
チコちゃんに叱られる!ミントを食べるとスースーして冷たく感じるのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!ミントを食べるとスースーして冷たく感じるのはなぜ?
について情報発信させていただきました。