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チコちゃんに叱られる!火星人はなぜタコ? 2月5日

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2月5日放送のチコちゃんに叱られる!で
火星人はなぜタコ?

という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!火星人はなぜタコ?

火星人はなぜタコ?

答えは、ウッカリしてウッカリしてドッキリしたから

詳しく教えてくださるのは
英米文学に詳しい
慶応義塾大学 文学部 教授
巽 孝之 先生(たつみ たかゆき)
巽孝之

  • 火星人がタコになったのはウッカリさんたちが全米をドッキリさせたからですね。
  • 発端はヨーロッパで火星が注目されたことなんです。
  • 一体どういうことなのでしょうか?
  • そこで始まったのは NHチコ教養講座 火星人はなぜタコなのか?
  • 進行 NHKアナウンサー中山果奈さん 解説 巽先生
  • ホワイトボードを使って いかにもNHKらしいテイストでの解説。
  • 今回は火星人は なぜタコなのかを学びます。
  • 昔から火星は人類にとって非常に親しみがわく惑星でした。
  • 1877年にイタリアの天文学者 スキアパレッリが望遠鏡で火星の表面に細い模様が沢山あるのを発見し その絵を描きました。
  • スキアパレッリは この火星で発見したスジのような模様をイタリア語で「溝」を意味するCanali(カナーリ)と呼び論文を発表します。
  • すべてのキッカケとなったのがイタリアの天文学者 ジョバンニ・スキアパレッリ。
  • この時点では まだ誰もウッカリしていません。
  • しかし このただの溝を意味するCanaliをウッカリ誤訳してしまった翻訳者が現れたのです。
  • 諸説ありますが スキアパレッリの論文をフランス語に翻訳したフラマリオンが まず最初のウッカリさん。
  • 火星の溝とイタリアのベネチアの運河が似ていると思い たんに溝をいみするCanaliの訳をCanal(カナル)と記しました。
  • Canal 人工的に作られる運河という意味にしてしまったんです。
  • つまりイタリア語の溝を意味するCanaliからフランス語の運河を意味するCanalに誤って伝わったと。
  • そうですね おそらく想像力があり過ぎたんですね。
  • フランスの天文学者で翻訳者でもあるカミーユ・フラマリオンは 単に溝を意味するCanaliを人の手によって人工的に作られる運河を意味するCanalと誤って訳してしまったのです。
  • つまり火星に人工的に作られた運河があるということは火星人がいるということになってしまったのです。
  • カナーリからカナル。
  • フラマリオンからするとカナーリ似てたと!
  • ・・・
  • とにかく誤訳された論文はアメリカ大陸へ渡ります。
  • その論文を読んだのが2人目のウッカリさん。
  • その2人目のウッカリさんが アメリカ人の天文学者パーシバル・ローウェルです。
  • 資産家でもあったアメリカの天文学者ローウェル。
  • 彼の豊か過ぎる創造力が火星人をタコへと近づけていったのです。
  • ローウェルはこう思いました「なんだって!火星に運河 火星人を研究しよう」
  • ウッカリさんでしょう!
  • 1894年 大富豪だったローウェルは 資材をなげうってアメリカ・アリゾナ州に火星の運河を観測するため天文台を作って観測をはじめました。
  • ローウェルはおよそ20年間に渡って火星を観測し その溝を運河と信じ込んでスケッチします。
  • 望遠鏡で撮影した火星の写真とローウェルのスケッチを比較すると望遠鏡の写真では不鮮明な溝が…
  • ローウェルのスケッチではハッキリとした運河として描かれています。
  • 彼の信じたい気持ちは どんどんエスカレートして行き ついには運河に名前まで付けてしまいます。
  • そして ローウェルは観測を続けるうちに こう考えるようになりました。
  • 「これほど複雑な運河を造れるとは!」
  • 「火星にはきっと 高度な知的生命体がいるに違いない」
  • とにかくローウェルは勝手なイメージを膨らませて火星人の存在を主張しました。
  • ローウェルは…
  • 地球から見えるほど巨大な運河を造れるのだから 火星人は脳が発達して頭が大きいハズだ」とか…
  • 「重力は地球の1/3ほどだから脚は細いハズだ」とか…
  • そんな想像でもしたのでしょうか。
  • こうも記しています。
  • 「able to rise above its bodily limitations to amelioration of the conditions through exercise of mind.(火星人は肉体の限界を超えるほどの頭脳を持つはずだ)」
  • 「would take on a character akin to the grotesque(そして人間とはちがい かなりグロテスクであろう)」
  • このようにウッカリがウッカリを呼び人々は火星人は頭が大きくグロテスクなモノと思い込んでいくのです。
  • そのローウェルが書いた火星の本を読んだのが イギリスのSF作家 H.G.ウェルズ。
  • 1898年 彼はローウェルの本をヒントに後に大ヒットとなるSF小説「宇宙戦争(The War of the Worlds)」を出版しました。
  • そのとき 火星人はこうですと思い込ませるようなイラストも描いていました。
  • 見るとタコに似ています。
  • これはもうタコですよね。
  • この小説は意外な方法で全米に広まります。
  • それがドッキリでした。
  • 1938年10月30日ハロウィンの前夜 アメリカで小説「宇宙戦争」がラジオ番組として放送されます。
  • 音楽が放送される中 突然緊急のニュース速報が飛び込みます。
  • 「音楽の途中ですが ここで臨時ニュースをお伝えします 午後8時50分 正体不明の巨大な光る物体がニュージャージー州の農場に落下しました 怪物が はい出てきました! どんどん出てきます! タコのような姿です! 人々が襲われて燃えている! こちらにやってくるぞ!」
  • 今 聞いてもリアルですね。
  • 聞いていた人々は 本当に火星人が攻めてきたと信じ込み大きなパニックになったんです。
  • ニュースを信じ込んだ人は全米でなんと100万人 まさに大事件でした。
  • 避難しようと家を飛び出した人々の車が大渋滞となったり…
  • 給水塔を火星人のロボットだと思って発砲した人もいたそうです。
  • 全米を揺るがすほどの大事件だったと。
  • ところで先生 日本にはどのように広まったんですか?
  • SF小説「宇宙戦争」は 日本にも輸入され昭和に入って少年雑誌に火星人が襲来するSF小説が多数連載されるんです。
  • 子どもたちはタコの姿をした火星人に心を奪われました。
  • その後 手塚治虫のマンガに描かれた火星人もタコの姿。
  • こうして 日本人にも火星人=タコ。
  • それでは またお会いしましょう!

チコちゃんに叱られる!火星人はなぜタコ? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!火星人はなぜタコ?
について情報発信させていただきました。