7月16日放送のチコちゃんに叱られる!で
埼玉県 さやちゃん(5さい)からの質問で
海水に塩が入っているのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!海水に塩が入っているのはなぜ?
海水に塩が入っているのはなぜ?
答えは、もともとは酸っぱかったから
詳しく教えてくださるのは
横浜国立大学 名誉教授 日本海水学会 会長
上ノ山 周 先生(かみのやま めぐる)
- 現在の海水は塩素とナトリウムが結び付いた塩化ナトリウム
- つまり塩が入っているからしょっぱいんです
- しかし大昔の海は今のようにしょっぱくなく 実は酸っぱかったんです
- そこには地球誕生からの歴史と深い関わりがありました
- 地球の歴史をひもといていきましょう
- NHコスペシャル シリーズ海 第1集 海の誕生
- ナビゲーターはジャングルポケットの斉藤さん
- 肩書は「NHKスペシャルから一番遠い男」
- 我々人類がいきている この地球にある海
- そんな海は いつどのように誕生したのか
- そして なぜ海水には塩が入っているのか
- 今回は そんな海の謎に迫っていきます
- 私たちが生きている地球はおよそ46億年前 小さな惑星が衝突を繰り返し誕生しました
- その後 地球に大きな天体が衝突
- その衝突のエネルギーが熱に変わり地球はドロドロに溶けてしまいます
- 地表はマグマに覆われ その温度はなんと1500℃以上あり海は存在しませんでした
- そして惑星の衝突からおよそ200万年が経つと地球の温度は下がり大気中の水蒸気は水となり地上に雨となって降り注ぎました
- 年間の雨量は10mを超える それは凄まじい大雨であったと考えられるます
- 東京都の年間降水量は1590mm
- そのおよそ6倍以上ある台風のような大雨が降り続きました
- その雨は なんと1000年近くも続き…
- 現在の海の元となる原始の海が生まれたのです
- しかし生まれたての海は現在の海とは違い魚類や哺乳類などの生物たちが住める環境ではありませんでした
- 地球がマグマで覆われていたころ大気中にはマグマから噴き出した多量のガスの中に塩素ガスが含まれていました
- この塩素ガスは水に溶けやすい性質を持っていて それが雨に溶け塩酸の雨となりました
- 塩酸というのは 皆さんもご存じでしょう!
- 金属をも溶かす強酸性の液体
- そう 最初の海は酸性の海だったんです
- 強酸性ですから酸っぱかったんです
- では すっぱい海が なぜしょっぱい海に変わったのでしょうか?
- 火山によってつくられた岩石には さまざまな元素が含まれていて…
- それらがすっぱい塩酸の雨で水の中に溶けだしたのが原因なんです
- 塩酸の雨に含まれていた塩素が岩石にあるナトリウムとくっつき塩化ナトリウムが作られました
- いわいる塩が生まれたということです
- この塩化ナトリウムは 今 海中の塩分のおよそ8割を占めています
- こうして 今からおよそ38億年前 酸っぱい海からしょっぱい海へと変化していったのです
- そう 海水のしょっぱさには私たちが知らない歴史の積み重ねがあったのです
- いわば 地球の努力 汗の結晶なのかもしれません
- 世のお父さん お母さんがた子供に「海はなんでしょっぱいの」と聞かれたら…
- こう教えてあげてください「最初は酸っぱかったんだよ」
- はぁ~い!
- 海水が年々しょっぱくならない理由なんですけれども
- 海水は年間425兆トン蒸発して
- これに対して雨は385兆トン降り
- 川の水は40兆トン海へ流れ込んで
- ちょうどプラスマイナスゼロ
- このようにうまく釣り合っているので一定の塩の濃度を保っているということです
チコちゃんに叱られる!海水に塩が入っているのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!海水に塩が入っているのはなぜ?
について情報発信させていただきました。