4月9日放送のチコちゃんに叱られる!で
イルカがジャンプするのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!イルカがジャンプするのはなぜ?
イルカがジャンプするのはなぜ?
答えは、体についたアカを落とすため
詳しく教えてくださるのは
イルカ研究一筋33年
東海大学 海洋学部 教授
村山 司 先生(むらやま つかさ)
- 実はこの垢を落とすという行為は決して綺麗好きだからというわけではなく、天敵であるシャチやサメから身を守るためだとか。
- 垢を落とす事で速く泳げるというのがその最大の理由で、イルカは通常時速15kmというスピードで泳いでいますが、敵から逃げる時や獲物を追いかける時の最高速度は時速40kmほどに加速。
- この速い泳ぎを実現しているのが弾力性のある皮膚。
- 金属やガラスのように表面がツルツルだと海水の流れが硬いボディにぶつかると表面に小さな渦ができ、この渦が抵抗となって泳ぐ速度はダウン。
一方でイルカの皮膚は弾力があって柔らかいので海水が当たる所が流れに合わせて凹み渦が出来ない構造に。すると抵抗が少ないので速く泳げるんですね。 - 競泳用水着でもこの原理を利用した高速水着が開発されていたりしますよね。
- そしてこの時に問題になるのが表面に付着したゴミ、要するに体の垢。
- 私人間は1日におよそ1回皮膚が入れ代わり、古くなった皮膚が垢となって剥がれ落ちていきます。
- それがイルカの場合は1日12回(2時間に1回のペースで)皮膚が生まれ変わるという差が。
- イルカは皮膚の元になる角化細胞がとても多く、その結果、人間の10倍近いスピードで皮膚が入れ代わるので自然と垢も大量に。
- これが体の表面にどんどん蓄積して行くと体の表面に小さな渦が発生するようになってしまい、泳ぐときのスピードが落ちてしまうんですね。
- 皮膚の凹みに垢が溜まるとイルカの皮膚の利点が生かせなくなってしまうと。
- これを防ぐためにイルカはジャンプをして水に落ちる際の衝撃や流れによって垢を綺麗に落としているとの事。
- あのイルカのジャンプは体のメンテナンスの一環だったというわけ。
- というわけで本当にジャンプによって垢が落ちているのかを検証する為にあばれる君が登場。
- 気温5.4℃でさらに強風も吹くという厳しいコンディションでも体を張った実験に挑むことに。
- まずはイルカの皮膚に本当に垢が溜まっているのかを確認する為にイルカのいるプールに入って直接手でこすって垢を採取。
- イルカの泳ぐスピードに翻弄されてなかなか上手くいきませんが『イルカにのった少年』がBGMで流れる中、何度もトライ。
- 結果、どうしてもイルカにタッチする事が出来ないので、餌の時間を利用してあっさりタッチ。
- 皮膚をこするとイルカの垢が手に付着。
- その後はイルカショー用のジャンプを8回繰り返してもらって、改めてイルカにタッチ。
- 念入りにこすってみても今度は垢の付着はゼロ。
- というわけでコチラが結論。
- イルカがジャンプするのは体についた垢(アカ)を落とすため
- でした。
- ジャンプするほど嬉しかった事は?という質問には「初めて入った蕎麦屋にチャーハンがあった。」とチコちゃん。
- 岡村さんはダイビングが趣味なのでダイバーさんからそんな話を聞いた事があって答えを知っていたとか。
- ちなみにイルカジャンプの理由には諸説あるとの事。
チコちゃんに叱られる!イルカがジャンプするのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!イルカがジャンプするのはなぜ?
について情報発信させていただきました。