チコちゃん

チコちゃんに叱られる!こんにちはってなに? 5月6日

5月6日放送のチコちゃんに叱られる!で
こんにちはってなに?
という質問がありました。

チコちゃんに叱られる!こんにちはってなに?

こんにちはってなに?

答えは、「こんにちは、とてもご機嫌がいいですね」の略

詳しく教えてくださるのは
日本語の歴史の研究している
国立国語研究所 教授

小木曽 智信 先生(おぎそ としのぶ)

  • こんにちはを漢字で書くと「今日は」となるそうです
  • これは江戸時代に省略されて出来た挨拶文とのことだそうです
  • 当時の挨拶文の例としては…
  • 「今日は 一しほ御きげんがようござある(こんにちは ひとしおご機嫌が良うござる)」
  • などと言われていて「今日は一段とご機嫌がいいですね」という意味だそうです
  • 江戸時代に書かれた狂言のセリフ集にもこの文言が登場したそうです
  • なぜわざわざこんなに長い挨拶を交わしていたのか?というと…
  • 挨拶する相手によって微妙に表現を変えていたので これといって決まった定型文のようなものが無かったからではと小木曽先生はいいます
  • それは、天気や気候などに絡めて様々だったようです
  • 例えば…
  • 「こんにちは けしからずお暑うございます(こんにちは とっても暑い日ですね)」
  • 「はい こんにちは どうかお天気になればようございますね(ええ こんいちは 過ごしやすい天気になればいいですね)」
  • それがいつしか「こんにちは」という短い言葉に集約されるようになった理由は…
  • 江戸時代という平和な時代が続いたことで商業が発達し 店と客との挨拶する場面が大幅に増えたことが原因ではないかと小木曽先生はいいます
  • 道行くお客さんに声をかけるさいに にいちいち長い挨拶をしていられないので 短縮して「こんにちは!」と呼びかけたのが発端ではないかということだそうです
  • 江戸時代後期に書かれた小説には店の主人と客とのやり取りの中で現代と同じように「こんにちは」と挨拶しているシーンが描かれているそうです
  • その後 これが明治時代になると国語の教科書に「今日は」と掲載されたことで…
  • これが標準的で正しい挨拶であると日本中に広まったそうです
  • ちなみに その他の挨拶も江戸時代に短くされたものが多いそうです
  • 例えば…
  • お早くお越しくださってありがとうございます → おはよう
  • 今晩はよくお越しくださいました → こんばんは
  • などだそうです

チコちゃんに叱られる!こんにちはってなに? まとめ

今回は チコちゃんに叱られる!こんにちはってなに?
について情報発信させていただきました。