1月3日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ人間だけが料理をする?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ人間だけが料理をする?
なぜ人間だけが料理をする?
答えは、顔が平だから
詳しく教えてくださるのは
明海大学 歯学部 教授
村本 和世 先生(むらもと かずよ)
- 人間が料理をするのは人間の顔が平らであることが関係していると考えられているそうです。
- あらゆる動物の中で人間だけが料理をするのは「人間の顔が平」だから?
- 確かに他の動物たちに比べて、私たち人間の顔は平たいですが…
- それが、どう料理することに関係するのでしょうか?
- およそ200万年前 人類は火と出会います。
- そして食べ物を焼いて食べるようになります。
- これが料理をすることになったきっかけと考えられているそうです。
- 人間は火と出会う前、硬くて苦い木の実を食べていました。
- この木の実に火を通すことで実のデンプンが変化し、唾液の消化酵素によって糖に分解できるようになったそうです。
- つまり人間は甘みと出会ったそうです。
- さらに、人間は食材を焼いたときに立ち昇る香りのとりこになったそうです。
- この香りにこそおいしさを感じる秘密が隠されているそうです。
- 人間は料理をすることで甘みを知り、さらに香りという新たな美味しさを知ることになったそうです。
ここから詳しく教えてくださるのは
人間が感じる美味しさについて40年以上にわたり研究している
ゴードン・シェファード博士
- 博士は口から入る食べ物の風味が嗅覚に到達することが、おいしさを感じる原動力であると考えたそうです。
- まず、博士は人間の鼻から口にかけての構造を模型で再現したそうです。
- 食事中に食べ物の香り成分がどのような動きをするのかを調べたそうです。
- その結果、まず、口の中で食べ物をかむと香り成分は喉の入り口付近に集まるそうです。
- 喉周辺の複雑な骨格が壁となり食べ物のふんだんな香りは舌へと流されず留まることが判ったそうです。
- そして、ここからが美味しさを生み出すメカニズムの正体だそうです。
- 食べているあいだに鼻から息をはきだすと、溜まっていた香り成分がその流れにのって鼻の内部へと向かうそうです。
- そして、大量の香り成分が嗅覚のセンサー嗅上皮(きゅうしょひ)に衝突。
- センサーは非常に敏感なため、香りの情報が強烈な刺激として脳へと伝わるそうです。
- その結果、私たちは食べ物を風味こそ美味しさだとかんじるようになたそうです。
- この風味を感じるメカニズムは頻現特有のものだそうです。
- 人間は食べ物を食べた後に感じる香り、すなわち風味を感じる嗅覚が他の動物に比べて突出しているそうです。
- その訳は、人間特有の顔の構造にあるそうです。
- まだ、恐竜がいた時代、私たちの祖先であった原子哺乳類は恐竜から身を隠せる夜、暗闇の中で嗅覚に頼って食料を探していたそうです
- しかし、ある時、地球に巨大隕石が衝突し、恐竜が絶滅。
- 昼間から食料をさがせるようになった、我々の祖先は視覚が発達、嗅覚は次第に退化していったそうです。
- それとともに骨格に変化が、それは長かった鼻部分が短くなり、顔が平らに。
- 長い鼻のときは骨が隔てていて香りが嗅上皮に届きにくかったのですが、顔が平らになると骨がなくなり風味がダイレクトにとどくそうです。
- さらに村本さんは人間のある大きな特徴も美味しさに関係しているといわれます。
- 実は人間が二足歩行になったことによって、喉の構造が非常に大きく変わったそうです。
- これにも人間が風味を敏感に感じられるメカニズムがあると考えられているそうです。
- 二足歩行になり体が垂直に起き上がると喉頭(のどぼとけ)が他の動物と比べて下にさがったそうです。
- すると、食べ物の香りが広がった喉の空間を通してより嗅上皮に届きやすく風味を感じやすくなったそうです。
- これも他の動物にはない、人間特有のものだそうです。
- 顔が平らになったことも、喉の構造が変わったことも、もちろん美味しく食べる目的で進化したのではないそうです。
- 進化の偶然が食べ物を美味しく食べる手助けになったそうです。
- 美味しさの大部分を占める香りですが、ほとんどの香りは脂に溶けているそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜ人間だけが料理をする? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ人間だけが料理をする?
について情報発信させていただきました。