10月9日放送のチコちゃんに叱られる!で
和菓子といえば「あんこ」なのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!和菓子といえば「あんこ」なのはなぜ?
和菓子といえば「あんこ」なのはなぜ?
答えは、お肉が食べられなかったから
詳しく教えてくださるのは
日本あんこ協会 顧問を務める
帝京平成大学 健康メディカル学部 助教
芝崎 本実 先生(しばさき もとみ)

- まず あんこ が甘いものというイメージがあると思いますが…
 - 実は もともと あんこ は 甘くなかったんです。
 - そもそも あんこ は漢字にすると 餡子 と書き…
 - この餡という字は 中国語で 食べ物の中に詰めるもの という意味。
 - 鎌倉時代に中国から朝廷や身分の高い人に 餡(あん)入りの まんじゅう を献上したということが あんこ和菓子の始まりだと言われています。
 - このときの あんこ は 今のように小豆の甘い あんこ ではなくて…
 - 肉や野菜だったんです。
 - 当時の餡は塩で味付けをした肉や野菜で これを米粉や小麦粉などで作った皮の中に詰めていました。
 - しかし この餡には ある問題が!
 - 日本では 仏教などの影響で牛や鳥など動物の肉を食べることは基本的に禁止されていたのです。
 - そこで 肉の代わりに選ばれたのが 縁起のいい食べ物として 重宝されていた小豆だったんです。
 - 当時 赤い色は邪気を払う縁起のいい物とされており…
 - 赤い小豆は 神様へのお供え物や身分が高い人への献上品として使われていました。
 - そこから 肉の代わりに塩で味付けした赤い小豆を餡として まんじゅうの中に詰めるようになったのです。
 - では なぜ塩味だった あんこ は甘い物へと変わっていったのでしょうか?
 - 砂糖がほとんどなかった鎌倉時代では甘味はお薬のような扱いだったんです。
 - 当時甘味は 甘葛(あまづら)という植物から抽出したものなど…
 - わずかな量しかとれず とても貴重なものだったため 人々の間では体にいいものと考えられていました。
 - なので体にいいものを身分の高い人に納めようと餡にも甘みを付けていったと言われています。
 - さらに室町時代にポルトガルなどから砂糖が入ってくるようになると…
 - あんこ は より甘いものへと変化。
 - 江戸時代中期になり 砂糖が日本で生産され始めると一般庶民にも…
 - 甘いあんこ を使った和菓子が普及していったのです。
 - 日本人が肉を食べられなかったからこそ小豆で餡を作るようになって…
 - 今の あんこ が誕生したんです。
 - あんこ は日本発祥の食べ物なんです。
 - こうして今や和菓子の材料として 日本に定着した小豆の甘いあんこ。
 - でも 今では あんこ は いろんな料理に使われているんですよ。
 - ということで 芝崎先生が顧問を務める…
 - 日本あんこ協会オススメの変わり種あんこ料理をご紹介。
 - オススメあんこ料理 一品めは…
 - あんこ味噌汁
 
- 普通の味噌汁に あんこ を溶かして食べるというシンプルな料理。
 - 味噌は大豆でできていて あんこ は小豆でできていて…
 - 豆 豆どうし相性がとってもいいです。
 - 気になるお味は…
 - 甘い味噌汁です 美味しいです 合いますね!
 - 塩を結構ふった おしるこみたいな感じ…違うな!
 - これと言って気の利いたコメントもないまま…
 - 次の料理へ
 - あんこきんぴらごぼう
 
- 砂糖とみりんの代わりにあんこを使用。
 - 醤油の香ばしさとあんこの甘みを活かした一品。
 - 味付けに使っている醤油は大豆で作られていて あんこは小豆で作られているので…
 - 豆 豆どうし相性が合うと思うんです。
 - はたして醤油とあんこの相性は…おいしいです!
 - あんこの甘みはダイレクトにきますけど 邪魔してないです。
 - すごく合いますね。
 - あいかわらず 気の利いたコメントが無いまま…
 - 3品目へ
 - あんこ入り豆腐ハンバーグ
 
- あんこが豆腐ハンバーグの中にギッシリ。
 - 豆腐は大豆でできていますよね あんこは小豆でできていますよね…
 - 豆 豆どうし合わないはずがないと思います。
 - ちょっと焼いて焦げ目が 揚げ饅頭みたいな感じで おいしいです!
 - これありかもしれない。
 - 塩味のあんこ は 実は今でも埼玉県北東部で 塩あんびん という郷土料理として食べられています。
 - 家庭によって食べ方は さまざまで のりで包んで食べたり 大根おろしと一緒に食べたりもするそうです。
 
チコちゃんに叱られる!和菓子といえば「あんこ」なのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!和菓子といえば「あんこ」なのはなぜ?
について情報発信させていただきました。
											