11月13日放送のチコちゃんに叱られる!で
「差し入れ」ってなに?
という質問がありました
チコちゃんに叱られる!「差し入れ」ってなに?
「差し入れ」ってなに?
答えは、閉じ込められている人に持っていくもの
詳しく教えてくださるのは
流行語や専門用語などの俗語研究の第一人者
大阪・茨木市 梅花女子大学 教授
米川 明彦 先生(よねかわ あきひこ)
- 「差し入れ」と「おみやげ」は、言葉が生まれた経緯が全く違うそうです
- 「おみやげ」はお土産とかきますよね
- 昔は土産を文字通り「とさん」と呼んでいたそうです
- 「みやげ」とは読んでなかったそうです
- 土産とは その土地の産物という意味の言葉だそうです
- もともと中国から入ってきた漢語で日本では平安時代には使われていたそうです
- 平安時代の史料集「平安遺文」にも「土産」が書かれているそうです
- 室町時代になると土地の産物を誰かに送る物に意味が変わったそうです
- もう一方「見上げ(みあげ)」は…
- 戦国時代の末期ごろに現れたそうです
- 見上げは 品物を見て人に差し上げる
- 見上げるという解釈があるそうです
- そこから「みあげ」が発音しやすいように「みやげ」になっていったそうです
- 土産(とさん)とみやげは意味がほとんど同じになって土産(みやげ)という言葉が
誕生したそうです - 土産(みやげ)は当て字だそうです
- では「差し入れ」という言葉はどのように誕生したのでしょうか?
- 差し入れは「差し」は差す「入れ」は入れる
- 【差し入れ】は古くからある言葉でもともとは隙間に物をいえるとう意味だそうです
- それが明治時代にある特定の隙間に差し入れるという意味に変化したそうです
- 特定の隙間とは監獄 今でいう刑務所のことだそうです
- 明治時代の監獄のドアには食事を入れるための小さな隙間があったそうです
- その小さな穴から 日用品とか食料品をいれたそうです
- 監獄は囚われている身のため ある場所から動けない
- 動けないから隙間から入れる 渡す 差し入れるということになるそうです
- 1917(大正6)年に発行された「東京語辞典」にも 差し入れは 罪人に渡すものと書いてあるそうです
- もともと 捕らえられていた人に使う言葉だった差し入れ
- しかし 今は…刑務所に入っていない人にも使われます
- そのきっかけは 花柳界だそうです
- 花柳界は芸者さんたちの世界だそうです
- 明治時代の芸者さんが お座敷などにずっといることを監獄に見立てそこでいただくご馳走などを差し入れと呼んだそうです
- その後 寄席芸人や役者など、今でいう業界人たちにも差し入れという言葉が広がりやがて仕事中のオフィスやドラマの撮影現場など 身動きの取れない相手に物を渡すことを差し入れというようになったそうです
- お土産:土地の産物を持ち帰りおすそ分けするものだそうです
- 差し入れ:ある場所から身動きの取れない人そこにとどまっている人に渡すものだそうです
- 芸能界の差し入れ伝説の一部のご紹介です
- EXILE HIROさん 自身でプロデュースした映画の撮影現場にコンビニ丸ごと差し入れたそうです
- その名も「コンビニ えぐざいる」
- 山奥での撮影だったから買い出しとかもすぐに行けないからだそうです
チコちゃんに叱られる!「差し入れ」ってなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!「差し入れ」ってなに?について情報発信させていただきました。