9月20日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜラジオ体操には第1と第2がある?
という質問がありました。
なるほどという答えが気になったので調べてみました。
チコちゃんに叱られる!なぜラジオ体操には第1と第2がある?
なぜラジオ体操には第1と第2がある?
答えは、
第1は子どもからお年寄り向け
第2は大人向け
詳しく教えてくださるのは
1971年から28年間NHKでラジオ体操の
指導者を務めていました
港区・虎ノ門 全国ラジオ体操連盟 理事長
青山 敏彦 先生(あおやま としひこ)
- ラジオ体操の第1と第2は、それぞれ対象者が違うそうです。
- 第1体操は子どもからお年寄りまで、誰でも簡単にできるように作ってあるそうです。
- 第2体操は大人用に作られ、少しテンポが速く力強い動きになっているそうです。
- 実は現在のラジオ体操が誕生するまでに3度にわたって内容が変更されているそうです。
- 1928年11月1日、ラジオ体操は昭和天皇即位の儀式を記念して、国民保険体操としてスタートしたそうです。
- しかし、1946年4月 GHQから「号令にあわせ全員で一斉に体操する姿が軍国主義的だ!」との指導を受け、1946年4月13日初代ラジオ体操の放送が終了したそうです。
- そのおよそ1か月後、復活を望む国民の声にこたえる形で1946年4月末 2代目ラジオ体操が放送を再開したのですが…
- この2代目はあまり定着せず 幻のラジオ体操に…
- その後、休止期間を経て 1951年 現在のラジオ体操第1が作られ そしてその一年後大人向けのラジオ体操第2が作られたそうです。
- そもそも大人向けのラジオ体操第2は戦前の初代ラジオ体操のときからあったそうです。
- 初代のラジオ体操 第1が作られたときに、全国ラジオ調査が行われたそうです。
- そこで…
- 足の部分の運動が少ない!
今の体操だと物足りない!
もっと強い運動をしたい! - という声が多く上がったので、大人向けのラジオ体操 第2を作ったそうです。
- 実際に消費カロリーをくらべてみると…
- ラジオ体操第1は、12キロカロリー消費
ラジオ体操第2は、15キロカロリー消費 - ラジオ体操の第1と第2→運動の激しさに差があったそうです。
- ここで青山先生の口から衝撃の事実が…
- 「戦後すぐ作られて廃止となった幻のラジオ体操には筋力強化を目的とした「ラジオ体操第3」が存在したんです。」
- ラジオ体操 第3が存在したそうです!?
- 番組ではラジオ体操 第3の指導員との接触に成功!
詳しく教えてくださるのは
元ラジオ体操指者で御年96歳の
上貞 良江さん(かみさだ よしえ)
- ラジオ体操 第3は、ちょっと高度と思われるような大ジャンプみたいなものが入ってて非常にダイナミックなところが良かったと思われているそうです。
- 上貞 先生いわく「私は大跳躍が好きでした」
- ラジオ体操 第3の特徴は?
- ダイナミックで難しく、運動量が多いそうです。
- そして、ラジオ体操50周年を記念して作られた書籍にラジオ体操 第3の動きを細かく書かれた図解が掲載されているそうです。
- それがこちら⤵
- ラジオ体操 第3(1代目)
- 第1 膝を屈げ脚を前に上げる運動
- 第2 臂(ひじ)を横に振り踵を挙げ膝を半ば屈げる運動
- 第3 臂(ひじ)を外と内に廻す運動
- 第4 頭を横に転し横に屈げる運動
- 第5 臂(ひじ)を横斜上に挙げ胸を反らし 體(体)前に交叉し胸を前に屈げる運動
- 第6 片臂を横より上に挙げ體を横に屈げる運動
- 第7 臂(ひじ)を振り體を捻転する運動
- 第8 臂(ひじ)を上に挙げ體を反らしつつ 體(体)を捻って下に屈げる運動
- 第9 體(体)を前に倒し臂(ひじ)を前と上に振る運動
- 第10 足を横に出し臂(ひじ)を屈げ臂(ひじ)を上に伸ばして 踵(かかと)を挙げる運動
- 第11 足を前に出し臂(ひじ)を前に振り體(体)を前に屈げ 臂(ひじ)を前より屈げ體(体)を後ろに倒し屈げる運動
- 第12 膝を屈げ體(体)を前に屈げ 膝を伸ばし體(体)を越し臂を上に伸ばす運動
- 第13 臂(ひじ)を前に振り横に開き踵(かかと)を挙げ 膝を半ば屈げる運動
- 第14 臂(ひじ)を横斜上に挙げ胸を反らす運動
- 備考
1・それぞれの運動は八呼間を二回繰返して行ふこと
2・臂體側の場合及び特に掲げた場合の外臂は手を軽く振って動さすること。
3・體操所要時間一回3分20秒ぐらいで行ふこと。 - ラジオ体操 第3(2代目)
- 第1運動 その場足踏み
膝(ひざ)を交互に前に挙げる。
臂(ひじ)を交互に前後に振る。
最後の動作で直立に複す。 - 第2運動 腕と足の運動
臂(ひじ)を前と後に振り踵を挙げ
膝(ひざ)を半ば屈げる運動
第一動 踵(ひじ)を挙げ臂を前に振る
第二動 膝(ひざ)を半ば屈げ臂を後に振る
第三動 膝(ひざ)を伸ばし臂を前に振る
第四動 踵(かかと)と臂(ひじ)を下げる
以上の運動を四回繰り返す。 - 第3運動 第1運動と同じ(その場足踏み)
- 第4運動 腕と足の運動(深く屈伸)
臂(ひじ)を前と後に振り踵(かかと)を挙げ
腰を浅く屈げる運動
第二運動と同じ要領で
膝(ひざ)を半ば屈げる。 - 第5運動
両足を揃えた状態で軽く上方に跳ぶ - 第6運動
頭を廻す運動
開脚となり手を腰にとって八呼間で
頭をゆっくり左から一回転する。
次に右から一回転する。
以上の運動を繰り返す。
最後の動作で臂(ひじ)を横に挙げる。 - 第7運動
臂(ひじ)を内旋しながら斜上挙に開き
胸を反らす運動
第一動 肘を横から振り下ろし
体前で交叉する。
第二動 臂(ひじ)を横に振る
第三動 臂(ひじ)を横から振り下ろしながら
内旋しつつ斜め上に挙げ胸を反らす。
以上の運動を四回繰返す。 - 第8運動 臂(ひじ)を横に振り體(体)を横に横に屈げる運動
第一動 両臂(ひじ)を横に振り乍ら體(体)を横に倒す
第二動 両臂(ひじ)を左から右横に振り乍ら
體(体)を右横に倒す。
第三動 左臂(ひじ)を左横に振り右腰下
にとり乍ら體(体)を左横に倒す。
第四動 左横へ振った左臂(ひじ)を上に挙げ
右手は右腰下にあって體(体)を右に屈げる。
次は右の運動を右から始む。 - 第9運動
臂(ひじ)振り下ろし体の屈身
第一動 臂(ひじ)を上から振り降ろし乍ら
体を深く前屈、膝(ひざ)は反動で屈げ
第二動 臂(ひじ)を後ろより斜前上に
振り上げつつ體(体)を深く屈身体を起す。
第三軸 臂(ひじ)を前から下を通し
体反らしをし乍ら体を反動しつつ起こす。
第四動 第三動を繰り返す。
以上の運動を。 - 第10運動
第一動 八呼間で体を前に傾けつつ
両臂(ひじ)を大きく左に振り上げ乍ら
体を左から一廻転する。
以上の運動を繰り返す。 - 第11運動 跳躍/大跳躍
始めの八呼間
第一、第二、第三、第四動
両臂(ひじ)で軽く槇上る
第三動は幾分高く跳ぶ。
以上の運動を繰り返す。
次の八呼間
第一動は飛んで開脚となり
臂(ひじ)を横に挙げる
第二動は跳んで脚を閉じ臂(ひじ)は下ろす
以上の運動を
交叉し次に高く跳び上がる
準備姿勢をとる。
残りの八呼間
第一動 臂(ひじ)を斜上に振り上げ跳び上がって脚を開く。
第二動 跳び下りて臂(ひじ)を交叉し顔を半ば屈げ。
第三動 臂(ひじ)を横に振り臂を伸ばす。
第四動 臂(ひじ)を前に交叉し、又、六呼で反らして胸を反らす。
七、八呼で直立に複す。 - 第12運動 第1運動と同じ(その場足踏み)
- 第13運動 腕の曲げ伸ばし運動
始めの十六呼間
第一動 臂(ひじ)を横に挙げる
第二動 臂(ひじ)を屈げる
第三動 上に伸ばす
第四動 臂(ひじ)を屈げる
第五動 臂(ひじ)を前に伸ばす
第六動 臂(ひじ)を屈げる
第七動 臂(ひじ)を横に伸ばす
第八動 臂(ひじ)を横から下ろす
以上の運動を繰り返す。
次の十六呼間
始めの十六呼間の運動に
腕を挙げ膝(ひざ)を半ば屈げの運動を加えて行う。 - 第14運動 第1運動と同じ(その場足踏み)
- 第15運動 第2運動に同じ(腕と足の運動)
- 第16運動 第1運動と同じ(その場足踏み)
- ラジオ体操第3の曲
- 上貞さんにラジオ体操 第3(2代目)の映像を見ていただいた感想を聞くと
- 「いい動きだと思いますね。なかなか跳躍できないんですよ。両足飛びだと。あれができるようになるのがすごくうれしかった。なんか懐かしい気がしますね。」ということでした。
チコちゃんに叱られる!なぜラジオ体操には第1と第2がある? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜラジオ体操には第1と第2がある?
について情報発信させていただきました。