5月3日放送のチコちゃんに叱られる!で
お医者さんが白衣を着ているのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!お医者さんが白衣を着ているのはなぜ?
お医者さんが白衣を着ているのはなぜ?
答えは、イメチェンしたかったから
教えてくださるのは
医療に携わりながらお医者さんの服装に関する
研究もされている 茨城県・土浦市 霞ケ浦医療センター総合診療科 科長
栗原 宏 先生(くりはら ひろし)
- お医者さんと言う職業は人類が始まってからずっと続いている職業だそうです。
- 白衣を着るようになったのは19世紀の半ば以降だそうです。
- トマス・エイキンズ作1889年の手術風景という絵にはお医者さんが白衣を着ている姿が描かれているそうです。
- 白衣を着るようになって間もない手術の様子を描いた絵だそうです。
- それ以前のお医者さんは何を着ていたかというと?
- トマス・エイキンズ作1875年の手術風景という絵にはお医者さんが黒衣を着ている姿が描かれているそうです。
- 描かれているお医者さんが来ているのはフロックコートという男性用の礼装だそうです。
- 診療の現場は礼節を重んじる必要があったので黒衣を着ていたそうです。
- しかし、何で黒衣から白衣に変わったか?
- 医学のよりどころが科学的になり医学がさらに進歩したからだそうです。
- 19世紀までの医学は体の構造に対する理解は進んでいたのですが、残念ながらコレといった治療方法がなかったそうです。
- 場合によっては民間療法とも区別がつかないような治療が行われていたそうです。
- 19世紀までの医療は医者の個人的な経緯や職業的な勘に頼った治療が行われていたそうです。
- 医学そのものの信頼というよりは医師個人に対する信頼感で成り立っていたそうです。
- 当時の医者も最善を尽くしていたと思います。
- 黒衣から白衣に変わったのは医学界でとても大きな変化が起きたからだそうです。
- 19世紀に入ると、電池の発明や紫外線の発見、更に世界初の蒸気機関車など「科学」が飛躍的に進歩したそうです。
- その時、科学者たちは薬品などからの防護も兼ねて白衣を着るようになっていったそうです。
- そして医学も19世紀半ばに消毒法が確立されたり、病気の原因が病原体によることなどが発見されて飛躍的に進歩したそうです。
- このようにより科学的になったことで、医師たちも科学者であるという考えのもと清潔感も含めて白衣を着るようになったと考えられているそうです。
- 要するにイメチェンしたかったということだそうです。
- 経験や勘が頼りだった「医学」が「科学」的になってきたことをアピールするために、お医者さんたちも白衣を着るようになったと考えられているそうです。
- その白衣にも歴史があり、1970年ごろからは半袖白衣が広まっていったそうです。
- 理由は、1961年~1966年放送のアメリカの大ヒット医療ドラマ「ベン・ケーシー」の影響で「ケーシー型白衣」と呼ばれて医者たちの間で大ブームになったそうです。
- 続いては1970年ごろからグリーンスクラブというVネックで通気性を確保したスタイルだそうです。
- 白衣の弱点「補色残像」を克服した革命的な一着だそうです。
- 手術の時、赤い血を見たあとに白い場所に視線を移すと緑の残像が見えてしまうため、緑か青の手術着を着るようになったそうです。
- 現在のスクラブウはオレンジ、ピンク、ネイビー、スカイブルーブライトレッド等のカラーバリエーションもあるそうです。
- 最近は割と何でも良い感じになってきたのですが、医者が白衣を着ることには変わりはないそうです。
チコちゃんに叱られる!お医者さんが白衣を着ているのはなぜ? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!お医者さんが白衣を着ているのはなぜ?
について情報発信させていただきました。