3月25日放送のチコちゃんに叱られる!で
マンホールが曲がり角に多いのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!マンホールが曲がり角に多いのはなぜ?
マンホールが曲がり角に多いのはなぜ?
答えは、下水道を曲げるため
詳しく教えてくださるのは
マンホールの設置に関するルールを決めている
日本下水道協会 理事長
岡久 宏史 先生(おかひさ ひろふみ)
- マンホールの用途は水道用・下水道用・ガス用・電力用・通信用とさまざまで、その中でも曲がり角に多く設置されていて、私たちがよく目にしているのが下水道用のマンホール
- そしてコチラがマンホールを横から見た場合。中はもちろん空洞
- ただの穴とフタがマンホールかと思いきや、コンクリートで出来た筒の部分も含めてマンホール
- このマンホールは中に人が入って例えば下水道などの管理や修理をする為の筒状の装置なわけですが、下水道管とマンホールの配置図を見てみると
- 下水道は道路に沿って作られているのが分かりますよね
- 公共施設である下水道は管理や整備を行いやすいように同じく公共施設である道路の地下に作られる事がほとんどですが、道路に沿って作るためにはカーブや交差点では下水道を曲げる必要がありますよね
- 当然道路は場所によって様々な形をしており、その道路に合わせて曲げた下水道菅を作るのは非効率
- となると効率化のためには真っ直ぐな下水道菅同士をジョイント部で繋げて角度を変える事で対応するのがベスト
- この時ジョイント部になるのがマンホールなんですね
- 実際に緩やかなカーブに設置されたマンホール内を見てみると
- カーブして掘られた溝に下水を流して下水道を曲げている様子が分かりますね
- 下水道設置に関するルールでマンホールの配置については
- 維持管理する上で必要な箇所
- 方向または勾配が変化する箇所
- 段差が生じる箇所
- と明記されていたり
- ちなみに下水道はポンプなどで水の流れを人為的に作り出すという事は「行っていない」のが普通で、管に角度をつけることで水を流しているとの事
- 特に交差点などは高さの違う下水道管をまとめる必要があり、その際に活用されるのがマンホール
- 高さの違う下水道管をまとめる重要な役割
- このように角度の調整の他に、高さの調整も一手に引き受けているのがマンホールであり、その為には曲がり角に設置する方が都合がいいんですね
- マンホールと同じ機能を持ったもっとコンパクトなジョイント部でもいいように思えますが、下水道には生活排水や雨水が流れ込み、固形物や油分によって詰まりやすいので定期的な管理の為にも人が立ち入るスペースが必要になるので、であればマンホールにしておく方が得策なんですね
- 最後に森花子アナが登場してマンホールニュースを伝えるという謎の時間
- マンホールの滑り止めに成功
- 立坑兼用により工期短縮
- デザインマンホール全国に普及
- という割と真面目なマンホールに関する業界情報を伝えて終了
チコちゃんに叱られる!マンホールが曲がり角に多いのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!マンホールが曲がり角に多いのはなぜ?
について情報発信させていただきました。