1月2日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜコロコロよりゴロゴロの方が大きく感じる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜコロコロよりゴロゴロの方が大きく感じる?
なぜコロコロよりゴロゴロの方が大きく感じる?
答えは、「コ」と言うときよりも「ゴ」というときの方が実際に口の中の空間が大きくなっているから
詳しく教えてくださるのは
音が持つ意味について研究している
慶應義塾大学 言語文化研究所 准教授
川原 繁人 先生(かわはら しげと)
- コロコロとゴロゴロを比べたとき…
- たいていの人がコロコロというと軽い・小さいというものを浮かべるそうです
- ゴロゴロというと硬くて・大きい物を思い浮かべるそうです
- コロコロとゴロゴロを広辞苑で引いてみると
- コロコロ は 丸みを帯びた物が転がって行くさま
- ゴロゴロ は 重いものが転がったり移動したりする音や そのさま
- と大きさに関しての記述はないそうです
- しかし確かにゴロゴロの方が大きく感じる気がしまよね
- この2つの言葉の違いはコに濁点が付いているかいないかの違いだそうです
- 実はこの濁点というものが大きさ・重さ・強さなどのイメージに結びついているといわれているそうです
- 例えばキラキラとギラギラ カリカリとガリガリ トントンとドンドンン
- これらも濁点が付くことによって大きさや強さ重さなどが増しているように感じるそうです
- 例えば動物のゴリラがコリラ ドラゴンがトラコンのように名前が変わってしまうと…
- なんだか小っちゃく弱くなってしまう感じが
- 反対に可愛らしいコアラがゴアラになったらなんだか毛並みが硬くて厳つそうです
- ではいったいなぜ 濁点が大きい・強いなどのイメージと結びつくのでしょうか?
- それは濁点を付けずに発音するときよりも濁点を付けて発音する方が口の中が膨らんでいるからだそうです
- 濁点のありなしで口の中の空間の大きさを比較した実験によると…
- 濁点のない「し」の場合 濁点のある場合の方が濁点のない場合の方よりも大きくなっていることがわかったそうです
- 自分で声に出してみても膨らみが大きくなっているようには感じませんが実際には倍くらいの大きさになっているそうです
- さらに先生によると…
- 口に中が広がって大きくなることでより低い音の成分が含まれた音が口から出てくるそうです
- つまり「コ」の音より「ゴ」の音の方が低いといえるそうです
- 「コ」よりも「ゴ」の方が低い音?
- 実際にコロコロとゴロゴロを声に出して比べてみると
- コロコロとゴロゴロで「コ」と「ゴ」の部分だけ周波数で比較してみると「ゴ」の部分にだけ低い周波数みられるため「コ」よりも「ゴ」の方が低い音であることが示されているそうです
- そして低い音というのは大きなものから発せられるという特徴があるそうです
- 例えば 大きさの違う3つの鈴があった場合に 1番大きい鈴から一番低い音がで出るそうです
- 他にも太鼓で比べてみると大きい太鼓の方が低い音が出るそうです
- このように物が大きくなると低い音が出るそうです
- このことから私たちは低い音を聞くと無意識的に大きなものを連想してしまうそうです
- だからより低音成分が含まれるゴロゴロの方がコロコロよりも大きいというイメージになるそうです
- 口の中が膨らみ低い音の成分が含まれる音が出ることで大きなもののイメージに結びつく
- これがコロコロよりもゴロゴロの方が大きなものと感じる理由なのだそうです
- さらに先生による濁点に限らず音は様々なイメージを持っているといいます
- ここに2つの図形があります
- これらの図形に「タケテ」と「モルナ」という名前を付けるとしたら…
- どちらの図形にどちらの名前を付けるのでしょう?
- みなさんも一緒に考えてみてください
- 番組ディレクターは左が「タケテ」で右が「モルナ」
- 「はい そうですね おっしゃるとおりほとんどの人が同じように答えると思います」と川原先生
- 実は 濁点を付けられる音というのはカ行(ガ)・サ行(ザ)・タ行(ダ)・ハ行(バ)のように角ばっていたり 近寄りがたいイメージを持っているそうです
- 濁点を付けられない音というのはナ行・マ行・ヤ行・ラ行・ワ行のように丸っこいであるとか 親しみやすいようなイメージを持っていることが研究によってわかっているそうです
- このことから多くの人がタケテを尖ったイメージ
- モレナは丸みを帯びたイメージを連想するそうです
- さらに サ行は 「サッと風が吹く」「スーッとする」のように速さや 爽快感を表し
- マ行は もふもふ むちむちのように柔らかさや弾力性
- ナ行は ねばねば ぬるぬるのように粘着性をイメージさせるなど
- それぞれの音にもイメージがあるそうです
- みなさんも自分の名前や身近なものに使われている名前の音を気にしてみると面白いそうです
- ということで日本最強のお名前ランキング
- 日本全国のありとあらゆる名字を調べ上げて川原先生と協議の上最も強そうなお名前をご紹介します
- まずは…
- 第3位 ごが さん
- 【五賀・伍賀】福島県や関東地方 岡山県 兵庫県などに多くいるとされるそうです
- 濁点が付いている音の中でもガ行の音が特に強いことがわかっていて しかも母音にも大きさとか強さを感じる順番があって 「あ」と「お」が一番大きく二番目に「え」>「う」>「い」と続くことがわかっているそうです
- ですので「ご」「が」はかなり強い名前といっていいのではないでしょうか
- いったいどれくらい強そうな方なのかお話を聞いてみることに
- リモートのモニターに映ったのは五賀明日香さんという名字のイメージと逆のタイプの女性
- 「おめでとうございます! 強そうな名字3位」と番組ディレクター
- 「かたいというか 大きい岩みたいなイメージは自分でも思いますね 重さというか 困ったことは電話で聞き取ってもらえないとか どうやっても通じないんですよね」
- 「五賀さん自身は強かったりしますか?」と番組ディレクター
- 「なにかしら応募すると当たったりとか」と五賀さん
- くじ運がお強いようで!
- 続いて第2位は だいごぼう さん
- 【大悟法】大分県が発祥とされ現在は滋賀県や千葉県などにいるとされるそうです
- 濁点が付いてる音が3つ入ってる点で非常に強い名前だそうです
- 果たしてどれくらい強い方なのでしょうか?
- リモートのモニターに映ったのは大悟法弘一さんという名字のイメージと逆のタイプの優しい顔をした男性
- 「おめでとうございます! 強そうな名字2位に選ばれました」と番組ディレクター
- 「ハハハッ! よくわかんないですけど たまにフリガナと濁点を分けて書かなきゃいけないときに名字だけで8文字なんで書く欄がなくなちゃたりとかそういうことはありますね 家族一同 ”ごぼう”がニックネームだったり 長男・大ごぼう 次男・中ごぼう 三男・小ごぼう みたいに呼ばれてたんですよ」
- 日本最強のお名前栄えあるランキング
- 1位は ごりゅうかんだ さん
- 【五龍神田・五竜神田】広島県でわずか数人しかいないという極めて珍しい名字だそうです
- 「ご」と「だ」に濁点が入っている音が始めと最後にきています
- 人間というのは 単語を聞く時に最初と最後を聞いているということがわかっているので このイメージは大きいと思われるそうです
- 名前の長さというのも強さに関わることがわかっているので強いそうです
- いったいどんな強者がでてくるのでしょうか?
- リモートのモニターに映ったのは五龍神田昌二さんという名字のイメージと逆のタイプの優しそうな声に特徴のある男性
- 「おめでとうございます! どうですか」と番組ディレクター
- 「強そう? あんまり僕自身強くないんで…弱い方なんで」と五龍神さん
- 「体が強いとかは…」と番組ディレクター
- 「サッカーやってますよ パワーがないんで やっぱりパワープレーには負けます」と五龍神さん
- 「周りからはかっこいい名字って言われたりしますか?」と番組ディレクター
- 「そうですね まあ名前だけは」と五龍神さん
- おめでとうございます!
チコちゃんに叱られる!なぜコロコロよりゴロゴロの方が大きく感じる? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜコロコロよりゴロゴロの方が大きく感じる?
について情報発信させていただきました。