3月6日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ年を重ねると涙もろくなる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ年を重ねると涙もろくなる?
なぜ年を重ねると涙もろくなる?
答えは、脳のブレーキが緩むから
詳しく教えてくださるのは
脳科学を研究している
長野・茅野市 公立諏訪東京理科大学 教授
篠原 菊紀 先生(しのはら きくのり)
- 涙には大きく分けて2種類の涙があります。
- 1つ目の涙というのは 目を保護するためのもの。
- 2つ目の涙は 感動したりだとか気持ちが動いたことに伴って出る涙。
- 年をとって涙もろくなっているのは2番目の涙のほうになります。
- 年を重ねて出やすくなる涙は感情が刺激されて出るもの。
- では世代によってどのくらい涙もろさが違うのか…
- 10代から60代の方々に同じ映像を見ていただき涙もろさの差を検証。
- まずは鉄棒が苦手な6歳の男の子の逆上がり特訓風景…
- すると子育て経験のある40代前半の男性が涙。
- そして男の子の母親と同世代の30代後半の女性も。
- 子育て現役世代の二人の目に涙。
- 40代前半の男性「子どもできてから家族できてから やっぱ涙もろさがつよくなったような」
- 30代後半の女性「な、なんかたんに感動しちゃう」
- つづいて 家族のために厳しい海に出るマグロ漁師の親子に密着した映像。
- 子育てを終えた世代 60代前半の女性に涙が。
- 60代前半の女性「家族のために年老いても頑張っている姿を見たら…胸がいっぱいになって…」
- 自分と同世代の登場人物に共感し涙が溢れました。
- 最後は 海鳥のヒナが巣立ちを控え親鳥に追いつこうと頑張る映像。
- ちなみに…
- 未婚・1人暮らし20代前半男性「全体的に楽しく見せてもらいました」
- 未婚・実家暮らし10代後半女性「涙というよりかは笑顔が出ている感じでした」
- このように同じ映像を見ても世代によって感想が大きく異なる結果に。
- これは いったいなぜなのか?
- 年をとると共感力が上がってくる。
- 感動したりとか感情が沸き起こるためには自己投影ができたりとか共感ができたりっていうことが必要です。
- 年を取った人ほどたくさんの経験を積んでいるので いろんなところで共感ができるということになっているんですね。
- こんなことによって涙もろくなってくる こんなことがあるんだと思われるそうです。
- 他人に共感する能力は いろいろな経験が蓄えられた50代にピークを迎えます。
- そしてさらに涙もろくなる決定的な理由が!
- 脳のブレーキが緩みやすくなってるから。
- 脳のブレーキというのは自分の気持ちの変化とかを抑制する力のことです。
- 脳の前頭葉には感情などを抑える働きがあります。
- その能力のピークは20代前半といわれ…その後は年齢と共に衰えていきます。
- そうすると30、40過ぎたあたりから涙もろくなってきて それが加速していくと…
- つまり年を重ねてからから流す涙とは…
- 経験によって豊になった感情が それを抑えるブレーキが緩んだことで こぼれ落ちたもの。
- 涙もろい人は多くのことに共感できる優しい人といえるのです。
チコちゃんに叱られる!なぜ年を重ねると涙もろくなる? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ年を重ねると涙もろくなる?
について情報発信させていただきました。