3月11日のNHKあさイチ!で、避難所生活!実際どんな感じなの?上級編という内容の放送がありました。
8年前の3月11日、東日本大震災が発生して多くの方々が災害にあい いまだ多くの方々が仮設住宅などの避難所生活をされています。
私たちが、避難所生活をすることになったときを番組内で紹介したので今回は避難所に到着してからの上級編をお伝えしていきます。
あさイチ!避難所生活・上級編 3月11日
あさイチ!避難所生活! 避難所、たどりつければ大丈夫!?
避難所に到着したら、避難所は、どう開設するの?
今回は、東京・葛飾区 区立葛飾小学校を例に説明していきます。
- 避難所は、すぐには入ることができません、防犯のため鍵がしまっています。
- 避難所の鍵は、住民みずからが開けることになっています。
- 避難所(区立葛飾小学校)
- 開設を担うのは地域住民(葛飾小学校避難所運営自治会) 約20名
- 葛飾小学校の近くに住むボランティアの方々が担っています。
- 災害が発生したときに、学校にかけつけることになっています。
避難所開設体験
今回、教えてくれるのは、防災の専門家・市民防災研究所 主任研究員 伊藤英司さんです。
- 避難所の開設ですが、「アクションカード」というマニュアルがあるので、それで作業をおこないます。
- アクションカード
- 1.指示に従って、順に活動します。
- 一時集合場所を開放します。
- 運営自治会のメンバーが、来るまでは校門のカギもあいていません。
- ➀校門を開けます。
- 校舎および周辺の被害を確認します。
- 校舎玄関のカギを開錠します。
- カギは「ブラックボックス」の中にあるので、を探しにいきます。
- ※今回は番組放送のため、詳しい場所は伏せていました。
- 今回のブラックボックスは、暗証番号で開けるタイプでした。
- 鍵の保管は、自治体や避難所によってさまざまで、町内会長などの決められた人が管理している場合もあるそうです。
- 理由は、行政の職員も被災して、なかなかすぐに駆けつけられないこともあるためです。
- そのため、身近にいる地域の方々が、避難所の開設をおこなうことが必要になってくるそうです。
- 校舎の安全が、確認できるまでは入ることができないので、校庭に待機場所を設営します。
- 夜間の場合は、投光器や発電機で明かりの確保をします。
- 避難所本部の設営、避難者の情報集(おおよその人数、ケガ人の数などを書き込めるシートの準備)をします。
- 集めた情報を非難した人たちに伝えるため、掲示板の設置をします。(ホワイトボード、黒板、卓球台など)
- 待機している避難者の中には、ケガ人もいたりするため、横になったり、処置できるように、ブルーシートを校庭にしきます。
- マニュアルにしたがって、校舎内の点検をしていきます。
- 校舎内で、校舎内トイレ、職員室など立入禁止の場所に立入禁止テープをつけます。
- 体育館に居住スペースを設営します。
- マット1枚が、1人ぶんのスペース、このときに、通路の確保もします。
- 仮設トイレの設置をします。
- 校庭の隅にトイレ用のマンホールがあるので、マンホールに合わせて組み立て式の仮設トイレを設置します。
- トイレの排水は、プールの水を使用するため、配管を接続すると水洗トイレになります。
- 次避難者の回収をします。
- 避難者の回収が終わったら、特設の公衆電話を設置します。
- 最後に、葛飾区の担当者に無線で「避難所開設報告」と避難者の受入開始をつたえます。
今回体験された方の体験談
いろいろ勉強になりました、実際 マニュアルがあっても結構大変でした。今までは、何かあったら「行けばいいんだ」と思っていました、でも、そうでないと思いました。
自分は避難者や被災者じゃなく、「自分が運営側」という自覚を、被災者みんなが持ちたいと思いました。
- 今回、体験会場になった葛飾小学校は、避難所としての「アクションカード」の設置もふくめて、設備がすすんでいるところです。
- 通常は、「アクションカード」の設置をしていない自治体、避難所がほとんどです。
- 自分が住んでいる自治体が、どうなっているかを確認してください。
- 地震の場合の避難所、水害の場合の避難所が異なることもあるので、事前確認をしてください。
- 避難所開設には、運営自治会のメンバーがいますが、その人たちも被災者のため、避難してきた住民全員で、避難所開設準備をしましょう。
あさイチ!避難所生活!実際どんな感じなの?上級編!3月11日 まとめ
今回は、あさイチ!避難所生活!実際どんな感じなの?上級編!
について情報発信させていただきました。
今回は、避難所開設や到着後の、詳細がわかりましたね。
これを機会に、いま一度、避難所に到着してからの行動を見直したいですね。