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2021年大阪の紅葉の名所や穴場おすすめスポットをご紹介

紅葉

大阪府では例年11月上旬から12月中旬にかけて紅葉が見頃を迎え様々な場所で紅葉まつりやライトアップなどの催し物が行われ たくさんの人たちで賑わいます。

大阪といえば かつては難波宮(なにわのみや)と呼ばれた都が置かれ 京都や奈良とも近く交通の要衝でもあり 西は海に囲まれ東は南北に延びる広大な山々があり 紅葉の名所としても数多くのスポットがあります。

そんな紅葉で訪れたくなる大阪府の紅葉の名所や穴場おすすめスポットをご紹介させていただきます。

大阪府の紅葉の名所や穴場おすすめスポット

大阪城公園(おおさかじょうこうえん)

大阪城の年間来場者は250万人を超え 城の来場者としては日本で最大数を誇ります。

また 大阪城公園の敷地総面積は東京ドーム22.5個分と広大であり 四季折々の装いを見せてくれます。

春は梅・桃・桜 全部で十数種類 夏は紫陽花やうつぎ ベニガクアジサイなど数種 秋はキン・ギンモクセイが数種類 冬はツバキや寒椿など数種類の草木が咲き誇っています。

大阪城公園の花を愛でるため日本全国のみならず海外からも多く観光客が訪れる都会のオアシス的な場所です。

植えられている代表的な樹木は この地に自生しているものを中心にエノキ・ムク・ケヤキ・アキニレの4種で紅葉の季節には色鮮やかに色づきます。

日中は公園内をジョギングしながら紅葉を楽しむ方も多くいますが 公園内の移動に便利なロードトレインやエレクトリックカーに乗って紅葉を楽しむこともできます。

天守閣の周りは観光客が多いのでゆっくりと紅葉を楽しみ辛いかもですが 日本庭園から眺める大阪城と紅葉を見るのがオススメです。

日本庭園には小さな池があって天気がよく風があまりない日は 池に映る大阪城と紅葉が映えます。

池に写った大阪城と紅葉をSNSに投稿すれば 多くの「いいね」がもらえますね。

紅葉の見どころは…何といっても 黄金に輝くイチョウ並木ですね!

天守閣の前には樹齢300年とも言われる大イチョウがそびえて 1キロにも続く黄金の道は圧巻で 見る人の心を幻想の世界へと誘ってくれます。

朝靄の中や陽光が差し込む風景は 戦国の騎馬武者が現れそうな雰囲気です。

また天守閣は有料ですが入館することもできます。

普段であれば 紅葉は見上げるものですが 天守閣の最上階から見える景色は大阪を一望でき 上から見下ろしながら眺める紅葉も大阪城ならではでオススメポイントです。

夜にはライトアップされた大阪城を愛でながら 本丸周辺に植えられたモミジ・カエデ・イチョウが昼間とは別の風情を醸し出してくれます。

また 大阪城の内堀や外堀周辺の紅葉は街路灯に照らさてれて昼間では味わえない詫び寂びを感じさせてくれます。

オススメしたいのは 大阪城公園周辺のホテルや大阪ビジネスパーク内の高層レストランから 昼夜問わず紅葉を眺めながらの食事は 気分も上場で 特にカップルには最高のシチュエーションを用意してくれます。

戦国武将たちも見たであろう紅葉を楽しみつつ 歴史絵巻に思い馳せて戦国ロマンにどっぷり浸ってはいかがでしょうか。

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真田山 三光神社(さなだやま さんこうじんじゃ)

真田山 三光神社は知る人ぞ知る 穴場の紅葉スポットです。

歴史は古く創建は5世紀半ばの反正天皇の時代といわれています。

また 神職は日本書紀・古事記にも登場する武内宿禰の子孫が代々務めています。

大坂城を築城し名実ともに信長の後継者として全国統一を果たし天下人となった豊臣秀吉。

豊臣秀吉亡きあと大坂夏の陣・冬の陣で豊臣家を滅亡に追いやり天下人となった徳川家康。

その二人によって翻弄され無念の死を遂げた真田幸村ゆかりの神社です。

真田山 三光神社は大阪城の南東 丘陵地に真田幸村が陣を構えた出城 真田丸 があった場所でもあります。

境内には鎧兜をまとい采配をかざした真田幸村像が敵陣を見据えて今にも出陣するかのような立像があります。

毎年 春は桜が咲き誇り あちらこちらでお花見やバーベキューを楽しむ人々が多数訪れています。

秋にはモミジ・カエデ・イチョウといった紅葉樹が赤や黄色 黄金色に輝き訪れた人の心を癒してくれます。

真田山 三光神社には真田幸村像の足元に「真田の抜け穴」があり普段は柵で閉じられていますが毎年開催される「真田まつり(11月第1日曜日)」限定で一般開放されます。

抜け穴はライトアップされ それを一目見ようと多くの観光客が訪れます。

「真田まつり」には各種催しや真田ファンには嬉しい ここでしか買えない限定グッズの販売もされます。

君も戦国武将になれると銘打った お子様用の鎧兜に身を包み写真撮影もできるコーナーもあり世代を越えて楽しめます。

鎧兜に身を包み戦国武将へと変わった姿や真田の抜け穴などSNSに上げれば映えること間違いないですね。

日の本一のもののふ 戦国最後の軍師といわれる真田幸村に思いを馳せて訪れてはいかがでしょうか。

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御堂筋(みどうすじ)

御堂筋は大阪経済の中心として80周年以上の歴史を誇っています。

大阪の中心部 梅田 淀屋橋 本町 心斎橋 そして 難波 へと続く街道で全長は4kmにもおよびます。

御堂筋という名前も西本願寺の 北御堂 と東本願寺の 南御堂 を繋ぐ道ということが由来です。

御堂筋が歴史上初めて登場するのは およそ400年前の大坂夏の陣のあと 「大坂濫妨人落人改之帳(おおさからんぼうにんおちうどあらためのちょう)」という書物の一説に「捕らえられた男性の居場所は大坂御堂筋」と書かれていたのが始まりです。

完成当時は道幅は 6m 距離は 1.3km ほどでした。

御堂筋は北から南へ向かう一方通行の道で現在は道幅44mで 6車線もある主要道路になっています。

御堂筋のシンボルといえばイチョウの並木ですが 計画当初はフランスのパリの並木のでよく見られるプラタナスが有力とされていました。

しかし「これから国際都市を目指す大阪には西洋のプラタナスよりも東洋のイチョウにすべき」という意見が大多数を治めて最終的には 大阪駅前~大江橋はプラタナスを 大江橋以南をイチョウにすることで工事がはじまりましたが 現在はすべてイチョウに植え替えられ新緑の季節から秋の紅葉を楽しめる都会のオアシスになっています。

御堂筋に沿っておよそ900本ものイチョウが植栽され 毎年秋になるとイチョウ並木が色づいて黄金色に輝く光景は圧巻でSNSにも多数投稿されています。

遥か先まで続く黄金色のイチョウ並木は圧巻で見る人の心に感動を与えてくれます。

秋晴れの空の青色とイチョウ並木の黄色のコントラストは見事で写真映え間違いありません。

イチョウの落ち葉で埋め尽くされた歩道は まるで黄金色の絨毯のようです。

毎年 紅葉の時期を過ぎたころ11月初旬から年末にかけて

イチョウ並木は模様替えをして煌びやかなイルミネーションの並木へと代わる「御堂筋イルミネーション」が開催されます。

ちょうど紅葉の時期と重なり昼夜問わず楽しめる全長4kmにもおよぶイルミネーションは2014年のギネス記録にも登録され世界一の認定を受けました。

イルミネーションをまとったイチョウ並木は昼間の顔とは違い 幻想的な雰囲気を醸し出して大阪の新しい名所として大阪はもちろん 日本全国や世界中の観光客で賑わい 圧巻の光景をSNSにも多数投稿されています。

遥か先まで続くイルミネーション見る者を夢の世界へ誘ってくれます。

色とりどりの鮮やかなイルミネーションが感動と興奮をあたえてくれます。

昼と夜とで姿を変える御堂筋の同じ場所で写真に収めて対比してSNSに投稿するのも乙ですね。

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四天王寺(してんのうじ)

大阪の四天王寺は日本で最古の官寺です。官寺(かんじ)とは国に管理を国がされる代わりに経済的保障を受けていた国営の寺院ということです。

そんな四天王寺は593(推古元)年に建立さた古刹(こさつ)で 知る人ぞ知る穴場の紅葉スポットの1つです。

四天王寺の起源は『日本書紀』にも出てきます。

それは 聖徳太子が戦のとき不利を状況を打開するため四天王像を彫り 戦に勝ち四天王像を安置する寺院を建立しました。

聖徳太子が誓願し建立した寺院は四天王寺と法興寺の2つで仏教寺院としては最古の寺院です。

四天王寺では毎年 春は桜が咲き誇り カメラを片手にお花見を楽しむ多くの参拝客が訪問します。

秋はモミジ・ハゼ・イチョウ・オタフクナンテンといった紅葉樹が 赤や黄色・黄金色に輝き訪れた人の心を癒してくれます。

四天王寺の東隣・本坊には本坊庭園という極楽浄土があります。

庭園内の 極楽の池 の畔には 1903(明治36)年に開催された第五回内国勧業博覧会に出品されたルネッサンス様式の 八角亭 という 現存唯一のパビリオンがあります。

畔に立ち 紅葉越しに 八角亭 を眺めるとほんの一時 明治の浪漫に心を委ねてみてはいかがでしょか。

夜になると五重塔がライトアップで黄金色に輝きひときわ目を引きます。

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城北公園(しろきたこうえん)

城北公園は 大阪城の北東部にあり知る人ぞ知る穴場の紅葉スポットの1つです。

昭和9年に淀川の河床を整備して開園した総合公園で東京ドーム2個という広大な公園です。

城北公園の名前は城北村(現:大阪市)に由来しています。

公園にはモミジ・イチョウといった紅葉樹が赤や黄色に色づき輝きを誇って人気の紅葉スポットです。

昼間は子供やペットを連れた家族が にぎやかに散歩をしながら散策している風家が目に入ります。

毎年11月に「菊花展」が開催されて多くの愛好家で人気のスポットです。

紅葉見物のついでに菊花展を見物されてはいかがでしょうか。

これから散りゆく紅葉と元気に咲き誇る菊の花という一風変わったコラボレーションで1度訪問すれば2度楽しむことができます。

毎年 春には憩いを求めて人々が多く来場してお花見を楽しんでいます。

公園内には回廊式の歩道に沿っての桜が植林されており水面に写る桜と蒼い空のコントラストがとても綺麗です。

また 公園内には遊具もあって家族連れできた子たちが楽しそうにはしゃいで 見ているだけで幸せな気分にしてくれます。

城北公園の中には回遊式の花菖蒲園がありおよそ250品種13,000株もの花菖蒲が栽培されて圧巻です。

花菖蒲園は「大阪みどりの百選」にも選ばれ江戸系・伊勢系・肥後系といった種類の花菖蒲が所狭しと植栽されており愛好家の憩いの場としても有名な場所です

このように、季節を問わず四季折々の草木が楽しめる城北公園に訪れてはいかがでしょうか。

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花野~新梅田シティの里山~(はなの~しんうめだしてぃのさとやま~)

大阪・梅田にある 知る人ぞ知る穴場の紅葉スポット 花野~新梅田シティの里山~をご存じでしょうか。

面積は8,000㎡もあり 様々な種類の花や木があるため 四季折々の風景が楽しめます。

花野~新梅田シティの里山~は多くの人が行きかう大坂の玄関口であり商業の中心地・梅田にあります。

大阪でも有名なランドマークの一つで梅田スカイビルの空中庭園のことです。

賑やかな中心部に存在しているにも関わらず空中庭園は 人知れずひっそりとしており 都会の喧騒から逃れるかのように一年中 多くの方々の憩いの場所として訪れています。

秋には里山の中にある回廊に赤や黄色 黄金色の紅葉を楽しめます。

散策をしていると 都会の中心とは思えない紅葉のアーチに心が癒されます。

今では街であまり見かけることが少なくなったススキも植栽されて 日本の秋を醸し出しています。

また里山では田植えもされて秋にはたわわに実った黄金色に輝いた稲穂の稲刈りもあります。

里山の隣の梅田スカイビルの空中庭園には大阪の街並みを望める360度パノラマの展望ではるか遠くまで見渡せてみる人の心に感動を与えてくれます

空中庭園は夜景スポットとしても有名でパノラマ夜景を撮影して心に伝わる感動も一緒にカメラに収めてみてはいかがでしょうか。

大都会の中の自然のオアシスに訪問して時間を忘れて癒しと感動を満喫されてはいかがでしょうか。

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靭公園(うつぼこうえん)

靭公園は西区靭本町のビル群に囲まれたオフィス街の一角にあって都会のオアシスとして多くの市民に愛されている公園です。

公園の名前でもある 靭(うつぼ)は豊臣秀吉が由来と言われています。

靭の別名は矢巣(やす)といって弓矢の矢をいれる入れ物のことです。

豊臣秀吉が町に出たとき 魚屋が「やすいやすい」と魚を売っている光景を見たとき「やすとは靭(矢巣)のことじゃ」と洒落を聞かせて言ったことが由来とされています。

靭公園は東・西の二つに分かれています。

東園にはケヤキ並木やバラ園といった憩いの公園になっています。

西園はテニスコートやサッカー場といった競技場になっています。

西園のテニスコート内のセンターコートでは世界スーパージュニアテニス選手権大会といった国際大会も行われ数々の名勝負が生まれました。

秋にはモミジ・イチョウなどの紅葉樹が赤や黄色に輝き 紅葉スポットとしても人気です。

落ち葉が一面に敷き詰められ 落ち葉を踏むと「サクサク」と心地よい音が耳に入り 歩くことの楽しみも味わえます。

公園中央を真っ直ぐに続くケヤキ並木を歩いていると どこかの映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気で 赤く染まる紅葉のトンネルを SNSに投稿してはいかがでしょうか。

東園入口から少し入った広場には お花見シーズンには桜の名所でもあるので夜の宴会に備えて場所取りの人や お花見を楽しむ家族連れや多くの人々で賑わっています。

5月中旬には公園内のバラ園でバラ祭が開催されます。

およそ70品種3,400株のバラの花が咲き誇り春から秋にかけてバラ愛好家や多くの人々がバラの甘い香りに誘われてバラ園に来園しています。

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八幡屋公園(やはたやこうえん)

八幡屋公園は大阪の都心から少し離れた安治川を挟んだUSJの向かい側 ウォーターフロントにある総合公園です。

面積は12.4haと東京ドーム2.6個分の広大な敷地に 一風変わった形のプールや丸善インテックアリーナ大阪(旧:大阪市中央体育館)が併設されて季節を問わず いろいろなスポーツイベントが開催されています。

1923(大正12)年の開園当時は東洋一の規模で 日本をかじめ東アジアが参加した第6回極東選手権競技大会が開催されて 現在でも多くの人々が訪れる場所です。

丸善インテックアリーナ大阪では 屋根の上全てが樹木や芝生で覆われています。

グリーンヒルズと言われる展望台は 渦巻き状のスロープ直交する階段を通って頂上の展望台まで行くこと 桜や紅葉など季節によって移りかわる景色を楽しめます。

展望台では360度景色を見渡すことができ 季節の移り変わりをベンチに座ってのんびり鑑賞できます。

毎年11月にはイチョウ並木やヤマモミジの紅葉が最盛期を迎え多くの人たちが癒しを求めて訪れます。

晴れた日は 神戸や六甲山などの景色を見ることもできます。

春は公園内のソメイヨシノが満開で一目見ようと多くの人が癒しを求めて訪れます。

毎年6月には国内でも珍しい「世界の三大花木」と言われる 中南米原産ジャカランダが青紫の花を咲かせます

その花にを見ようと訪れた人を魅了します。

丸善インテックアリーナ大阪の屋根を覆うグリーンヒルズ展望台から見える夜景はカップルにも人気のデートスポットです。

きらびやかな夜景はカップルのハートを魅了して思い出の1枚を二人の心に刻んでくれます。

夜景写真に収めるカップルも多くSNSにもたくさんの写真が投稿されています。

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長居公園(ながいこうえん)

長居公園は大阪南東部にある総合運動公園です。

長居公園の大きさは東京ドームが14個分もある広大な大きさです。

公園の中にはヤンマースタジアム長居がありサッカークラブチーム セレッソ大阪の本拠地です。

5万人収容のメインスタジアムをはじめ1.5万人収容の陸上競技場 2万人収容の球技場が併設されています。

スポーツイベントでは大阪国際女子マラソン 他にもライブイベントなどが催されています。

10月下旬からは最盛期を迎える紅葉の時期に ラクウショウ モミジバフウ ドウダンツツジ などの様々な木々が鮮やかな秋色へと衣替えしていきます。

歩道の両側のイチョウ並木を散策していると 晴れた日には赤や黄色に輝く紅葉トンネルができて ふと見上げると まるで空に浮かんだにステンドグラスのようにも見えて心が和みます。

公園内を散策していると落ち葉が紅葉に染まり まるで絨毯のように落ち葉が敷き詰められます。

歩みを進めるたびにサクッサクッと音をたてて目で楽しむだけでなく心地よい音も感じられて身体全体で紅葉を感じる醍醐味を味わえます。

公園内にはブナも多数植林されており ふと足元を見ると どんぐり が落ち葉にまみれて それを拾う子供たちが楽しそうに遊んでいます。

公園内の植物園には およそ1,000種61,000本もの植物が生い茂っており 大阪の原生林が再現され体感できます。

アジサイ園近くの渓流沿いには ひときわ色鮮やかなイロハモミジや小池近くのメタセコイアが見る人に感動をあたえてくれます。

園内にはカップルの聖地として人気のハートの花壇もあり いつもカップルが訪れています。

都心の一角の自然豊かな長居公園に訪れて ほんの一時 時を忘れて心を癒されてはいかがでしょうか。

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慶沢園(けいたくえん)

慶沢園は天王寺公園内にある池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)と言われる庭園です。

慶沢園は およそ10年もの歳月をかけて本邸となる茶臼山邸(現 大阪市立美術館本館)とともに造営した庭園です。

大正時代末に江戸時代からの豪商 住友家当主から大阪市へ寄贈されました。

慶沢園は 中島を浮かべた大池を中心に三宝に築山を築いて変化に富んだ地形を造形しています。

大池の周辺には全国から住友家の財力で収集された銘石 銘木で飾られ 園路や飛石 橋をめぐらせて茶室や四阿(あずまや)を配置した庭園になっています。

慶沢園は当初 住友家当主 春翠によって「照代之恩恵祖先の余沢」との思いで「恵沢園」と名付けられたが完成した際 伏見宮貞愛親王により「慶沢園」と改名されました。

慶沢園の大きさは 2ヘクタールと東京ドームのおよそ半分ほどの大きさですが 造園当時 個人所有の庭園としては広大な面積を誇っています。

慶沢園は途中 一部改修されましたが大池を中心とした庭園は当時のままです。

秋には整備された公園の庭一面が紅葉で色づき 都会の中心にもかかわらず時を忘れさせてくれます。

紅葉が池に写り池と紅葉の境目が解らないほどの美しさは 一目みると息をのむほどの絶景です。

茶室や四阿から見る外の風景は一枚の絵のような感動をあたえてくれます。

紅蓮のように伸びるモミジは まさに圧巻の一言です。

純和風の庭園には日本人が古来より受け継いできた詫び寂びの心や日本人であることの喜びを感じさせてくれます。

また 訪日された方々であれば日本人の心を感じられる空間で時空や人種を問わず 忘れかけていた物を思い出させてくれるでしょう。

住友家という膨大な財力が成し得た大正ロマン漂う慶沢園に 遠い記憶の思いを蘇らせる慶沢園に一度 訪れてはいかがでしょうか。

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妙見山(みょうけんさん)

妙見山は大阪府の最北端 能勢町にあります。

大阪府・京都府・兵庫県の3府県にまたがっていて標高660.1mと大阪で一番高いやまです。

古くから妙見山は信仰の対象となっていて 北極星信仰の聖地として有名な山です。

山の北側には妙見滝があって参詣者の多くが滝を浴びているいわれています。

妙見山は標高600m付近で自生しているブナの南限とされています。

大阪府でブナの自生地は妙見山と和泉葛城山だけで いずれも天然記念物に指定されています。

ブナ以外にはクヌギなども群生していて 自然豊かな環境で多くの野鳥を観察することもできます。

能勢電鉄 妙見口駅から6つのルートのハイキングコースがあります。

コースにより見られる景色や植物なども違うので人気のハイキングコースになっています。

妙見山のハイキングコースは人気があり一年を通して様々なハイキングのイベントが行われています。

ただし 現在は6つのルートの内1つのルートは通行止めになっています。

妙見山は兵庫県側から山頂中腹へ行くロープウェイがあって ロープウェイから妙見の森を眼下に眺める山の景色はひときわ迫力があります。

妙見の森のふれあい広場ではシグナス森林鉄道というトロッコ電車があるので紅葉を眺めたり 家族連れがバーベキューを楽しんだりと子どもたちにも人気のスポットです。

ふれあい広場から妙見山までリフトもあるので 天気のいい日は はるか大阪湾まで一望できます。

季節によって春は桜 夏はアジサイ 秋にはコスモスが美しく咲きみだれています。

能勢電鉄 黒川駅付近からは「日本一の里山」といわれる景色を一望できるスポットがあります。

秋の紅葉シーズンは樹木が赤や黄色に染まって その景観を見た人は 思わず言葉を失います。

妙見山全体が紅葉スポットとして とてもすばらしく 古来より受け継がれた里山に足を運んで 日本の原風景を堪能されてみてはいかがでしょうか。

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王仁公園(わにこうえん)

王仁公園は大阪府枚方市にある敷地面積9.3haもある枚方市で一番大きい市営の公園です。

公園にはプールやテニスコートもあり 四季を通じて多くの方が訪れます。

枚方市は大坂 京都 奈良の3府県境に位置しており 第26代 継体(けいたい)天皇が即位した樟葉宮(くすはのみや)があった地で 当時は日本国内だけでなく国外からも多くの人々が集ってくる地でした。

枚方市は日本最古の歴史書である古事記や日本書紀にも登場し百済国(現・韓国 北朝鮮)より王仁(わに)博士が論語10巻と千字文1巻を携えて渡来。

王仁博士は後に日本に漢字と儒教を伝え広めたと伝わっており学問の祖として崇められてきた人物です。

王仁公園の近くには王仁博士が眠る墓とされる伝王仁募(でんわにはか)があり 公園の名前の由来とされています。

王仁公園の自然歩道にはイロハモミジやカエデが多く植林されており 秋には赤や黄色に染まり見る人に安らぎを与えてくれています。

春には桜を愛でる観光客で賑わいます。

また 王仁公園内にあるビオトープは残存している天然林の区画で四季折々の花々が咲き乱れさまざまな昆虫が観察できるので子どもたちでにぎわいます。

夏場には王仁公園のプールサイドで暑さしのぎに多くの家族連れが訪れてにぎわいます。

枚方市の西方には「ひらかたパーク」というレジャー施設があり夏はプール客でにぎわいますが 王仁公園のプール入場料が安価ということで穴場のプールとしても人気を博しています。

王仁公園にある喫茶店「なかなかの森」では 「森のはな舎」という温室を利用した栽培やワークショップがあったり 「森のうま舎」 ベガ ナミオ ニコルという3頭の馬が放牧されて子ども向けに乗馬体験厩舎作業等の見学ができます。

紅葉を見に来ると共に 花畑や馬との触れ合いで癒されてみてはいかがでしょうか。

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竹内街道(たけうちかいどう) in 太子町

竹内街道は日本書紀にも登場する大阪・堺から奈良・葛城までのおよそ26kmの日本最古の官道(現・国道)です。

日本書紀には「難波(現・大阪)より京(現・奈良飛鳥)に至る大道(おおじ)を置く」と記されています。

1400年目に当たる2013年からは街や街道の再開発のため各種の取り組みがおこなわれています。

街道沿いにある応神天皇陵 仁徳天皇陵 推古天皇陵をはじめ多くの古墳があることから当時は物流や文化が行き交う重要な街道であったことがうかがえます。

今回は その竹内街道の中でも特に太子町に焦点を当ててご紹介させていただきます。

太子町は竹内街道の中でも大阪から奈良に向かう最後の集落で、当時は都があった奈良へ向かう要衝でした。

そのため当時活躍していた聖徳太子 現在は厩戸王(うまやどのおう)も通った街道であり街道沿いには聖徳太子の縁(ゆかり)のある叡福寺をはじめ 用明天皇陵 小野妹子の墓所 西方院などが点在しており 紅葉の時期には多くの人々が訪れています。

今では再開発により整備された竹内街道を散策しながら紅葉の時期には古い町並みの途中に現れる紅葉を楽しめます。

竹内街道が賑わっていたころ 旅人に行き倒れられたは困ると村人たちが旅人に餅を配って腹ごしらえをさせたという逸話をもった餅屋橋から眺める紅葉は赤や黄色のグラデーションは圧巻で見る人の心を奪うほどです。

また例年 竹内街道では街道を灯籠で彩る「灯路祭り」や「時代行列」も行われています。

聖徳太子が活躍した悠久の飛鳥時代に思いを馳せながら歴史散策を楽しまれてはいかがでしょうか。

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千早城址(ちはやじょうし)

千早城址は 大阪府南河内郡千早赤阪村にあった日本の城の一つです。

国指定史跡の一つにも指定されている 鎌倉時代末期から南北朝時代の武将 楠木正成が築城した城です。

千早城の四方を絶壁に囲まれ要塞堅固で連郭式山城にある金剛山城で楠木七城の一つとされています。

天守閣や堀はありませんが 日本名城100選にも選ばれている名城です。

千早城の周囲はおよそ4kmで 千早川の渓谷を利用して 北は北谷 南東は妙見谷 東は風呂谷 と四方のほぼすべてを深いに谷に囲まれて城の背後には金剛山の山頂に続く要害の地として 難攻不落の城とされていました。

楠木正成はNHK大河ドラマ「太平記」でも有名になった武将で 元弘の乱(1331年~1333年)で後醍醐天皇とともに 鎌倉幕府打倒に貢献したことでも知られ 南北朝時代では南朝側で戦って湊川の戦で無念の死を遂げました。

楠木正成は2つからなる城を持っており 下赤坂城が前衛の城 本城が上赤坂城とされます。

下赤坂城は急造の城でした 赤坂城の詰めの城として山上に千早城を築き 金剛山一帯に点々と要塞を築きその総指揮所として千早城を活用し 下赤坂城 上赤坂城 千早城の3城で鎌倉幕府軍と対峙しました。

千早城は入り口から550段の階段を登る途中にたくさんの紅葉を見ることができます。

本丸があった場所には 千早神社がり楠木正成が祀られています。

真っ赤に染まった紅葉は見るものを引き込んでしまうほど美しく 特に気温差のある山中はより濃く赤や黄色の色合いが鮮明に表れます。

千早神社のある標高650m付近から眺める景色は ここが大阪かと思うほどの絶景を楽しめます。

前衛の城 下赤坂城 から眺める景色は 秋になると赤く色づき素晴らしい姿を見ることができます。

下赤坂城址からは「赤坂の棚田」が眼下に見えます。

赤坂の棚田 は 日本棚田百選 に選ばれており 金色に波打つ姿を写真に収めようと 多くのカメラマンが訪れています。

例年で11月の第2土曜日には この棚田のライトアップが行われます。

戦に明け暮れた悲運の武将 楠木正成も見てであろう千早城からの紅葉を一目見に行かれてはいかがでしょうか。

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あまみ温泉 南天苑 (あまみおんせん なんてんえん)

あまみ温泉南天苑は 大阪と和歌山の県境に位置し 大阪難波から電車でおよそ40分ほどの河内長野市天見にある温泉旅館です。

大阪の奥座敷とも呼ばれるその場所は  高野山と大阪を結ぶ旧高野街道沿いの山間にあり 古来より高野山を詣でるために多くの人が訪れ まさに大阪の秘境と言われています。

あまみ温泉南天苑の敷地には東京ドーム1個分(3,000坪)の広大な庭園があり ヤマモミジ・ブナ・ナラ・クヌギ・ツタなど四季折々の天見の里を思わせる風景を見ることができます。

秋になると庭の紅葉はもちろん 周りの山々が赤や黄金に色づいて 錦秋の彩りが楽しめます。

また 春には庭一面に桜の花が咲き誇り 夏には庭園の横を流れる天見川に蛍が飛び交います。

南天苑の建物は国の有形文化財に登録されており 趣のある佇まいの和風旅館です。

南天苑には阪堺電車から譲り受けた 室戸台風で倒壊した大阪・堺市にあった 『大浜潮湯』別館の建物が移転されてあります。

南天苑の建築は近代日本を代表し西洋建築を含め数多くの作品を手がけた 辰野金吾氏の作と言われています。

南天苑は数寄屋風の内装でとても簡素に構成されて随所に茶室建築を思わせる侘び寂びを感じることができます。

奥河内の地は霜の降りる頃になると 朝晩が冷え込み寒暖の差が激しいので紅葉の色づきがとても見事です。

南天苑には源泉温度が20℃の天然ラジウム温泉もあるので紅葉を眺めて 日頃の疲れを癒されてはいかがでしょうか。

南天苑に宿泊される場合は 庭園を散策したあとに温泉に浸かりながら 夜の紅葉を見るのもおススメです。

大正ロマンが薫る南天苑で 昼と夜の異なる光景で癒されて贅沢な一時を過ごされてはいかがでしょうか。

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枚岡公園(ひらおかこうえん)

枚岡公園は 生駒山系の枚岡山・額田山の2つの尾根の山麓に広がり 中央部を豊浦渓谷が横切っている 山全体が公園となっている 金剛生駒国定公園の一部です。

枚岡公園は 生駒山へのハイキングコースの拠点になっており 毎年多くの登山者が訪れる場所になっています。

枚岡公園の敷地面積はおよそ44haと広大で 春は桜が咲き乱れ 初夏は新緑で公園全体が眩しいくらいで 秋は暗渓沿いの紅葉と四季折々の自然を満喫できます。

枚岡公園は1938(昭和13)年に開設されました。

1958(昭和33)年には金剛生駒国定公園が指定されるにあたり 枚岡公園全域も国定公園地域に含まれました。

生駒山への登山道には ハイキングコースとオリエンテーリングのパーマネントコースなどが整備され 山頂にある枚岡山展望台と額田山展望台からは 大阪平野や六甲の山並みを一望できます。

空気が澄んだ晴れた日には 遠くは淡路島や明石海峡大橋までも見ることができる眺望です。

枚岡公園は梅や桜・紅葉の名所としても有名です。

枚岡公園の梅林は「大阪みどりの百選」にも指定されているほどです。

紅葉の時期が訪れると モミジ ソメイヨシノ ヤマザクラの他に 山全体が赤や黄色に染まり 駅に降り立った瞬間から紅葉を楽しむことができます。

枚岡公園の中で特におすすめの紅葉スポットが豊浦橋と暗渓(あんけい)です。

豊浦橋は公園の中央を流れる暗渓にかかる赤い橋です。

橋を渡りながら見る紅葉や 橋の下から見上げると橋と紅葉が一体化して絶好のロケーションとなっています。

豊浦橋から椋ヶ根橋にかけての暗渓沿いは マイナスイオンに包まれた空間で それを感じるために多くの人が訪れる人気スポットになっており 紅葉とマイナスイオンの空間の2つを楽しめる場所になっています。

枚岡公園は夜景スポットとしても有名で人気があります。

展望台付近は夜景を見るのに絶好のスポットになっており 太陽が沈む姿や 夕暮れに染まりながら光を増していく姿は まさに感動の瞬間と言ってもいいほどで 多くのカップルが訪れています。

枚岡公園の中には子供向けの場所もあるので紅葉と夜景を同時に楽しみながら写真に収めるのに適しているので 一度 訪れてみてはいかがでしょうか。

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岸和田城(きしわだじょう)

岸和田城は 大阪府岸和田市岸城町にあった城で楠木正成の一族 和田高家が築いたと伝えられています。

岸和田城の別名は千亀利城(ちきりじょう)と呼ばれていました。

江戸時代には岸和田藩の藩庁が置かれた場所でした。

庭園は国の名勝と城跡や大阪府の史跡指定にされており 1954(昭和29)年に再建された天守があります。

岸和田城は猪伏山(いぶせやま)の小高い丘の上にあり 本丸と二の丸を合せた形が 機(はた)の縦糸を巻く縢(ちきり)に似ていることから 蟄亀利(ちきり)城(後に千亀利城)と呼ばれるようになりました。

岸和田城内にある岸城神社は千亀利と「契り」とをかけて 縁結びの神社としても有名です。

秋の紅葉の季節には岸和田城周辺の木々が赤や黄金に一斉に色づき始めます。

春の桜の季節になるとは岸和田城のお堀の周辺は桜の花がが咲き乱れ お花見の名所として大阪みどりの百選にも選ばれています。

岸和田城のお堀の周りは桜の木が多く植栽されていますが 大手門の側には銀杏もあり秋になると眩しい黄色に染まります。

 

岸和田城内に入ると 天守閣の前には岸和田城庭園の八陣の庭があります。

八陣の庭は 1953(昭和28)年に重森三玲(しげもりみれい)によって設計・作庭されました。

八陣という名は 中国三国志の英雄として名高い諸葛孔明の「八陣法」をイメージしたもので 石組みは地上からは360度どこからでも庭園が鑑賞できるように設計されています。

岸和田城の天守閣 最上階から その全容を眺めることができます。

天守閣から下を見ると城内の赤や黄色に染まった圧巻の紅葉の全貌を見ることができます。

秋の夕暮れどき海辺に近い岸和田城は白い城壁が夕陽によってとてもきれいなピンク色に染まります。

楠木正成の子孫が代々守り続けてきた岸和田城の戦国文化に触れながら 昼間の表情と異なる夕陽に染まりゆく紅葉は見る者の心を奪います。

そんな岸和田城に訪問してみてはいかがでしょうか?

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旧羽室家住宅・原田城跡(きゅうはむろじゅうたく・はらだじょうあと)

旧羽室家住宅は 昭和初期に建てられた住友化学工業役員だった羽室廣一氏の邸宅で 近代和風建築は国登録有形文化財になっています。

庭園の一部が中世の城郭「原田城跡」の土塁を活かして作庭されて豊中市指定史跡にもなっています。

原田城は15世紀ごろに完成したとされる摂の豪族の原田氏の居館だったといわれています。

戦国時代になり原田城も戦場となり 織田信長と荒木村重が対峙したとき古田織部が陣を構えたといわれています。

戦国時代には幾多の戦の場としてを繰り返し使われてきましたが 江戸時代になると廃城となりました。

原田城は豊中台地の南西部の丘陵地に位置しており 豊中平野を一望でき大阪市内も見回すことができます。

原田城の北を見ると箕面の山並みに広がる紅葉を見ることができます。

旧羽室家住宅原田城跡は現在 豊中市の所有管理をしており地元の方のイベントなどで使用されています。

入場料は無料で観光化されていないため 貴重な戦前の近代和風建築が残る穴場になっています。

庭園はとても広く 建物の周辺は石灯籠や飛び石などが配置されて 現在は枯池になっていますが 池泉庭園もあり和風庭園の色を出しながら 芝生の広がる洋風庭園になっています。

旧羽室家住宅内にも入ることができます。

ガラス越しに見える紅葉も また違った味わいで原田城跡の土塁を見ることもできます。

庭園内の赤や黄色に染まった紅葉が人を引き込むような美しさで魅了してくれます。

静寂に包まれた原田城跡は紅葉スポットとは別の一面を持っており 日本の城マニアも楽しめる造りになっており 紅葉のついでに古戦場跡に訪れるのも妙案です。

旧羽室家住宅原田城跡は週末のみの開放のため 休暇に訪れてみてはいかがでしょうか。

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龍泉寺庭園(りゅうせんじていえん)

寺伝によると龍泉寺は飛鳥時代に594(推古天皇2)年に蘇我馬子が勅命を受けて建立したとされる 古刹です。

かつて 嶽山(だけやま)の中腹にある龍泉寺の池には悪龍が棲んでいたという伝説があります。

伝説では龍泉寺が建立されたことを怒った悪龍の報復で境内の池と麓の水脈が枯れてしまったという伝説があります。

823(弘仁14)年 この地を訪れた空海が祈祷をして雨を降らし雨水を得た境内の池には水がたまり 池の中に3つの小島が浮かび上がったという伝説もあります。

空海は池にできた3つの島にそれぞれ小さな社を建て 聖天・弁才天・叱天を祀って牛頭天王を鎮守としたという伝説もあります。

参道奥には鎌倉中期に建造された朱塗りの仁王門があります。

現在では重要文化財にも指定されています。

また金剛力士像は1275(建治元)年に作られたといわれています。

境内の北西には「龍泉寺庭園」として文化財保護に指定されている浄土式庭園があります。

南北朝時代以前の影響を受けた造りになっています。

庭園は南北60m東西に45mの広さで南北一列に並んだ3つの島があります。

庭園中央には空海の祈祷に出来たとされる池が現在も残っており 池の中に3つの小島が現在も当時の面影を残しています。

池の奥の祠の中に「雨井戸」と呼ばれる井戸があります。

雨井戸は空海が ここで雨乞いをし 八大龍王に勧請して祀ったという場所が存在しています。

境内に続く参道は少々狭くなっていますが参道脇には桜 ツツジ モミジなどが多数植林されて四季折々の姿を楽しませてくれます。

庭園を回っていると園地内の紅葉だけにとどまらず 北には嶽山の紅葉を見渡すこともできて 360°パノラバビューを楽しむことができます。

飛鳥時代の文化が薫る龍泉寺に紅葉の季節に訪問してみてはいかがでしょうか。

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奥山雨山自然公園(おくやまあめやましぜんこうえん)

奥山雨山自然公園は大阪府泉南郡熊取町にある自然公園で大阪みどりの百選 水源の森百選にも選ばれています。

奥山雨山自然公園は1980年から3年の歳月をかけて整備がされ完成しました。

標高312mに東京ドーム28個(およそ130ヘクタール)の広大な広さを誇り 公園内にはアカマツ ヒノキなどの天然林が生い茂っています。

春には桜の名所でも有名です。

奥山雨山自然公園にはハイキングコースがいくつもあって 展望台からの眺望は和泉葛城山や関西空港などを望むこともできます。

雨山(あめやま)の麓で自然公園の玄関口である永楽ダム周辺には 桜の開花時期に広場や散策道路沿いに植えられた およそ1,000本のソメイヨシノに提灯が付けられおよそ10万人もの人々が訪れています。

15年前には奥山雨山自然公園の近くに「野外活動ふれあい広場」が作られてバーベキューや自然教室を楽しむ人々で賑わっています。

自然豊かな山林には野鳥のメジロ ヒヨドリ ウグイスなどを観察することもできます。

奥山雨山自然公園内には 絶滅危惧種のオオワシ フクロウといった貴重種の野鳥も確認もされて豊かな自然が残る公園です。

秋には山林が一斉に赤や黄金色に色づき始めて紅葉を楽しむことができます。

前にも書いたように奥山雨山自然公園には人気のハイキングコースが6つあり それぞれ違う表情の紅葉を散策しながら楽しめます。

中でも展望台コースには眼下に広がる素晴らしい眺望の景色が広がり 葛城山や関西国際空港を眺めるだけでなく 360度見渡せるパノラマビューと 山々の紅葉を見ていると自分が自然と一体化したような感覚に陥ります。

奥山雨山自然公園の頂上展望台は標高およそ300mの位置しており頂上展望台から見る沈みゆく夕陽を眺めていると 夕日に染められた紅葉もの見ごたえも素晴らしい眺望です。

晴れた日に訪れると昼とから夕焼け そして夜と変わる一時は感動そのものです。

入り口から展望台までハイキングコースを散策しながら森林浴を体全体で楽しみしながら目では色づく紅葉を楽しむ そんな自然の中に浸った1日をゆっくり過ごすために訪れてはいかがでしょうか。

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2021年大阪府の紅葉の名所や穴場おすすめスポットをご紹介 まとめ

今回は、2021年大阪府の紅葉の名所や穴場おすすめスポットをご紹介
についてご紹介させていただきました。

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