7月25日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ辛い食べ物はやみつきになる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ辛い食べ物はやみつきになる?
なぜ辛い食べ物はやみつきになる?
答えは、命の危険を感じているから
教えてくださるのは
奈良・広陵町 畿央大学 健康科学部 教授
山本 隆 先生(やまもと たかし)
- 人間の味覚の中に”辛い”という感覚はないのです。
- 人間の味覚は5種類
- 甘味(あまみ)、酸味(さんみ)塩味(えんみ)苦味(にがみ)うま味(うまみ)の舌で感じるのは この5種類です。
- ここに入っていないピリッと辛い感覚はなんなのでしょうか?
- 辛いは味覚ではなくて 熱いと感じている”熱さ”です。
- 辛い物を食べると口の粘膜にあるTRPV1(トリップブイワン)というセンサーが反応します。
- TRPV1の本来の働きは43℃以上の熱 温度に反応します。
- 辛さの原因物質カプサイシンが入ってくると43℃以上の熱だと勘違いしてしまいます。
- つまり 辛~い麻婆豆腐を食べると口のTRPV1が43℃以上の熱を感じたと勘違いして脳に伝えてしまうのです。
- なぜ人間の体には43℃以上に反応するセンサーが必要なのでしょうか?
- 43℃以上というのは人体に危険な刺激になって意識を失ったり重篤な状態になるからです。
- 人間にとって43℃以上は命の関わる危険に温度です。
- 命の危険が迫ったような強い刺激がきたときに脳は痛みという信号を出すのです。
- 辛い物を食べている人に聞いてみると「とにかく舌が痛い」といいます。
- つまりこの痛みは命の危険を伝える信号。
- ところで なぜ人は命の危険をかえりみずに辛さを求めてしまうのでしょうか?
- 生命の危険を脅かすような非常に強い刺激がきたときに正常ではないと脳が判断してβ(ベータ)ーエンドロフィンという物質が出てきます。
- βーエンドロフィンとは別名:脳内麻薬ともいわれる物質です。
- βーエンドロフィンは 主に2つの働きがあります。
- ➀痛みをおさえる。
- ②非常に強い快感を引き起こして幸せな気持ちにさせる。
- この脳内麻薬の影響で痛みとは真逆の快感を引き起こして苦しみに耐えようとするのです。
- これは 忘れがたい快感のため それを求めて繰り返し食べてるうちにやみつきになってしまいます。
- 辛いラーメン屋さんに通い詰めても命の危険はありませんが人間の体は命が危険だと勘違いしながら 辛い物へのあくなき挑戦を続けているのです。
- なぜか画面には?
- 1903年 ライト兄弟 有人飛行成功
- 1969年 人類初 月面着陸
- 2013年 三浦雄一郎 最高齢エベレスト登頂
- の映像とともにBGMに映画アルマゲドンのテーマソング
「I Don’t Want to Miss a Thing」byエアロスミスが流れて~ - 少し方向性に疑問がありますが…(笑)
- そこでナレーションが…
- 「そう人類の歴史は、いつも危険への挑戦!偉大な先人が命の危険を乗り越え歴史は紡がれてきました。人はなぜ命の危険をかえりみず冒険をしてしまうのでしょうか?」と最後はすこしオチャラケで終わりました。
- 辛い食べ物がたくさんある韓国 タイなどでも子供の頃は辛いものが苦手ですが親が訓練をして10歳を過ぎるころには辛い物が食べられるようになっていきます。
- 味の好みは遺伝しないのです。
チコちゃんに叱られる!なぜ辛い食べ物はやみつきになる? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ辛い食べ物はやみつきになる?
について情報発信させていただきました。