6月12日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べない?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べない?
なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べない?
答えは、分身のイカ 煙幕のタコだから
教えてくださるのは
世界で初めて深海を泳ぐダイオウイカの姿を撮影したすごいひとです
国立科学博物館 名誉研究員
窪寺 恒己 先生(くぼでら つねみ)
- イカスミは食べるのにタコスミは食べないのは同じスミでも性質が違うからです。
- イカやタコがスミを持つのは敵から身を守るためです。
- イカの吐いたスミには粘りがあり塊となって水中を漂います。
- イカは分身の術を使ういます。
- イカの天敵は マグロ・イルカなどで 目が良いのでエサを目で見て追いかけます。
- イカはスミを吐いて分身を作り 敵がそれを食べている間に逃げて身を守ります。
- タコのスミは吐いたスミが煙のように広がります。
- タコ自体もそんなに速く泳げないので 襲われたときはスミを吐いて煙幕を作り敵から目をくらませます。
- イカスミはネバネバ ⇒ 分身
- タコスミはサラサラ ⇒ 煙幕
- イカスミにはアミノ酸・多糖類が多く含まれています。
- イカスミの粘液に含まれる成分は?
- グルタミン酸などのうま味成分 多糖類で粘りけを作ります。
- イカスミパスタが美味しいのはこれが理由です。
- イカスミとタコスミの成分を比較すると…
- スルメイカのグルタミン酸は 24.4mg(100g中)
- マタコのグルタミン酸は 71.8mg(100g中)
- スルメイカのアスパラギン酸は 8.7mg(100g中)
- マタコのグルタミン酸は 26.0mg(100g中)
- スルメイカのコハク酸は 10mg(100g中)
- マタコのグルタミン酸は 20mg(100g中)
- うまみ成分が豊富なスルメイカのスミよりもマダコのスミのほうが約3倍も豊富というデータもあります。
- では なぜタコスミは食べないのでしょうか?
- 実はイカのスミ袋は内蔵の中でも独立した器官なので 容量さえつかめば誰でも簡単に取り出すことができます。
- 一方 タコのスミ袋は他の臓器に潜り込んだ位置にあり簡単には取り出すことができないのです。
- 実際にタコスミでパスタを作って食べてみると…
- そこそこ おいしいのですが 塩とコショウを足せばもっとおいしいという結論になりました。
- 結局タコスミは取り出すのが面倒だから料理に使われないのでしょう。
チコちゃんに叱られる!なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べない? まとめ
今回は,チコちゃんに叱られる!なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べない?
について情報発信させていただきました。