11月28日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜマツタケは高い?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜマツタケは高い?
なぜマツタケは高い?
答えは、プロパンガスが普及したから
詳しく教えてくださるのは
キノコの研究をおこなう
東京農業大学 地域環境科学部 教授
江口 文陽 先生(えぐち ふみよ )
- マツタケは高級なキノコというイメージがありますね。
- けれども昔はとても安くて一般の人たちが普通に食べていたキノコだそうです。
国産のマツタケの平均市場価格は?
1995年・3万3195円
2005年・2万4301円
2015年・2万6243円
2016年・2万2467円林野庁HPより1kgあたりの平均市場価格
(東京都中央卸売市場年平均価格)
- 近年では2万円から3万円と高値で取引されているマツタケ…
- 1965年を見てみると1kgあたり1591円!
- 市場価格では1本およそ80円
- 当時は干しシイタケよりも安いキノコだったそうです。
- マツタケの生産量は…
- 1965(昭和40)年には1291トン収穫されていたそうです。
- 2016(平成28)年には69トンと激減したそうです。
- その謎を知るために、江口先生が調査している山に行くことに…
- なぜかスタッフが大勢の家族を連れて中には子どもまで合わせて9人?
- 皆さん、収穫して食べる気満々でカセットコンロに醤油を持参していざ山の中に。
- マツタケというのはアカマツの木の周りに生える特徴があるそうです。
- アカマツの木の近くに白いシロという菌糸の塊ができないとマツタケは発生しないそうです。
- その名の通りシロは見た目は真っ白な菌の塊。
- シロはマツタケの本体である菌糸とアカマツの根が一緒になった物で、アカマツの根から栄養を吸収して成長するそうです。
- マツタケは主に9月中旬から10月下旬にこのシロから生えるそうです。
- では、シロさえあればマツタケが栽培できるのでしょうか?
- 江口先生の回答は…
- 「シロを取って持って帰っても、樹齢でいうと約50年生くらいのある程度アカマツが生えてから時間が経っていないと、マツタケになって発生してくるという環境が整なわないとなかなかマツタケが取れるという事にはならないんです。」
- マツタケは樹齢約50年のアカマツとシロという菌糸があってはじめて生えるキノコだそうです。
- では、数が減って高くなってしまったワケとは?
- 落ち葉や枝がたくさん層になって溜まっている土の上に葉っぱがたくさん落ちてしまって栄養があり過ぎてしまうとマツタケはなかなか生えてこないそうです。
- マツタケは栄養が多い土はNGだそうです。
- 栄養が多いと他のキノコやカビもたくさん生えてしまい生存競争で負けてしまうそうです。
- マツタケは落ち葉や枝が少ない土地で育つそうです。
- 戦後まもないころまで、人々は山から拾った落ち葉や枝を燃料にして煮炊きをしていたため山の落ち葉は自然と減っていたそうです。
- 1953年頃から状況が変わったそうです。
- その変化をもたらしたのがプロパンガスの普及だそうです。
- プロパンガスが実際発達したことによって簡単に火をおこすことができるようになったので落ち葉を拾わなくなったそうです。
- こうして土は栄養が豊かになりマツタケは生存競争に負けてどんどん減少していき価格が高くなっていったそうです。
- ちなみにマツタケは見つけた人の物ですが…
- 山の所有者・管理者の許可なくキノコを採るのは違法だそうです。
- 今回、江口先生の許可のもとマツタケ狩りをしたのですが…
- 先生の見つけた約10cmほどのマツタケ1本だけの収穫でスタッフは誰も見つけられませんでした。
- 見つかった1本は、マツタケ狩りに来たスタッフの娘さんが持って帰ることになったそうです。
- 日本人は昔からマツタケの香りが大好きですが実はそのことにも意外な理由があるそうです。
- 山の中に入るといろいろなキノコがあって毒キノコもあれば食べられるキノコもありますね。
- マツタケというのは特徴的な香りがあるので毒キノコと間違って食べることがない誰でもが食べられるということから慎重されてきたそうです。
- ちなみに今回見つかった約10cmの国産マツタケのお値段は1万円くらいの価値があるそうです。
- 今回、スタッフの子どもにあげたマツタケの末路は?
- 子どもが食べやすいようにバター醤油で味付けして食べたそうです。
- で食べた子供の感想は…
- 「味もニオイもよくわからなかった。」だそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜマツタケは高い? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜマツタケは高い?
について情報発信させていただきました。