1月3日放送のチコちゃんに叱られる!で
お年玉の「玉」ってなに?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!お年玉の「玉」ってなに?
お年玉の「玉」ってなに?
答えは、年神様から分けていただいた魂
詳しく教えてくださるのは
日本のお正月行事に詳しい
和文化研究科
三浦 康子 先生(みうら やすこ)
- お年玉の玉というのは年神様がくれる魂のことだそうです。
- 年神様とは元旦に各家庭に降りてくるとされている神様のことだそうです。
- その年の幸せや・五穀豊穣(ごこくほうじょう)を運んでくれると考えられているそうです。
- 実はお正月前後におこなわれる様々なことは、この年神様を迎えるためのものだそうです。
- 三浦先生によると…
- 年末の大掃除は年神様がやってくる家を清めるため。
- 門松は年神様が迷わず家に来るための目印。
- おせち料理は年神様をもてなすために作ります。
- そして、家にやってきた年神様はお正月のあいだあるものに宿るのだそうです。
- それは、鏡餅だそうです。
- 鏡餅というのは、鏡をお餅で表したものだそうです。
- 鏡とは、古くは弥生時代から使われ三種の神器の1つでもある丸い鏡のこと。
- 日の光を反射し太陽のように光ることから日本神話で太陽の神様とされる天照大神に見立てられ神様が宿るものと考えられるようになったそうです。
- 一方でお餅は稲の霊が宿った神聖なものとして神様に捧げられるもの。
- このお餅を神様が宿る鏡に見立てて鏡餅としお正月の間の年神様の居場所としてお供えするのだそうです。
- 年神様がいた鏡餅はあるものも宿ります。
- その年を生きるための魂、これを年魂(としだま)というそうです。
- お正月になると家長は年魂の宿った鏡餅を御年魂(おとしだま)として家族に分け与えたそうです。
- こうして頂戴した御年魂をお雑煮にして食べることで一年分の力を授かることができるとされていたそうです。
- つまり お年玉の玉とは、もともとはその年を生きるために分け与えられる年神様の魂のことだそうです。
- しかし、今ではお年玉といえば、ポチ袋に入ったお金をさしますよねぇ。
- 実はお金のお年玉を家庭で配る風習が一般的になったのは意外と最近のことだそうです。
- 昭和30年代の後半ぐらいに高度経済成長期があったので、そのころからお金を渡すお年玉というのが全国に広まっていったと言われているそうです。
- それまでは農家が多く自分たちが育てたお米で作ったお餅のお年玉を渡すことが自然な形だったそうです。
- ところが高度経済成長期になると工業の発展に伴い企業で働く人が増え農家が減少していったそうです。
- 昔はお米が暮らしを支えていたのですが、時代が変わってお金が暮らしを支えるようになってきたのでお年玉もお餅からお金を渡す風習へ変化していったそうです。
- 時代が変わりお金へと形を変えたお年玉…
チコちゃんに叱られる!お年玉の「玉」ってなに? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!お年玉の「玉」ってなに?
について情報発信させていただきました。